洋書を読むコツとして、よく言われているのが、
いきなり読み始めないで「目次を見る、内容を想像する」ということですが、
私には、それが???でしかありません。
なぜなら、目次を見たり、内容を想像することは、
その洋書を購入するか?どうか?を決めるために、すでに、購入前!にやっていることなので、
購入後に、再び同じことをやる必要あるんかな?と思ったからです。
多分、それをやる必要があるのは、
- 誰かに勧められた洋書を盲目的に購入しちゃった
- 強制的に学校や親から「読め」と押し付けられた
- 自分の英語レベルを元に、洋書を買った
人たちだけなんじゃないか?と思います。
読みたい洋書を選んじゃダメなの?
しつこいようですが、自分の英語レベルを元に洋書を買うのは、私は止めた方が良いと思っています。
なぜなら、英語学習だけでなく、本を読むことすら嫌いになる気がするからです。
思い出してください。
国語の時間を。
読みたくもない小説やエッセイ、論文など読まされましたよね?あれ、どれだけ苦痛だったか。
思い出してください。
英語の時間を。
興味の湧かない英語長文を、山ほど読まされましたよね?あれで、自分には英文は読めない!と思い込んだことを。
そりゃ、洋書の場合には、読みたい本を買ったとしても、読めない・・・という可能性は常に存在します。
でも、それは洋書に限ったことではなく、日本語で書かれている本でも同じです。
洋書が読めない時はどうする?
もし、せっかく買った洋書が読めないとしても、心配はいりません。
その原因を見つけ、対処すればいいだけです。
- 洋書の内容が面白くない・・・>本棚へ置いておきましょう。
- 洋書の内容がわからない・・・>英文を読むための英語の基礎を学び直しましょう。
とは言え、2は努力でなんとかなりますが、1の場合は、努力のしようがありません。
それもあって、大人の場合には、英語レベルに合わせて洋書を選ぶより、読みたい洋書を選んだ方が良いと思うのです。
洋書を読むための技術的なコツ
洋書は、英語で書かれていますから、英語の構造をちゃんと理解して、体にインプットしておく必要があります。
このサイトでも触れていますが、何より大事なのは、文型です。
こう書くと、慌てて5文型を学び直す方もいらっしゃると思うので、もっと、簡単なコツをお伝えしましょう。
一番のポイントとなるのは、
- 動詞は何か?
- その動詞に対する主語は何か?
ってことです。
長い英文の場合には、動詞が何個も使われていますので、その動詞に対する主語は何か?
これさえ、つかむことができれば、英文を読むのはそれほど難しくはありません。
洋書を読むための感覚的なコツ
上記の技術的なコツさえつかめば、洋書を読むスピードもだんだん速くなってきます。
特にストリーが面白く、次が読みたい!という気持ちが強いと、洋書であっても飛ばし読みできるぐらいです。
が。この時、もし、「あれ?」「なんかおかしいぞ?」というような違和感を感じたら、
その場で止まるか?後から、もう一度、その英文に戻って精読しておきましょう。
なぜなら、自分が「違和感」を感じた部分というのは、誤訳していることが少なくないからです。
つまり「違和感」というのは、コンピューターのエラー音みたいなもので、「間違ってるぞ」という警告みたいなものです。
ここをきちんとチェックすると、自分の思い込みみたいなものも見えてきて、英語力も正しくアップしていくように思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
洋書を読むコツは、違和感にある!
というのが私の結論なのですが、
「洋書が読めないから、コツを聞いているんだが・・・」という方は、英語の構造がまだつかめていないのだと思います。
(構造さえ見えれば、後は単語だけです)
また、違和感なんて感じない!、あるいは、違和感って、何?という方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんので、
次回は、現実的に起きた(私の)違和感について、いくつか実例を挙げてみようと思います。