洋書を読む 英語学習法

エラリークイーンで英語学習

2024年5月1日

フランス白粉の謎イメージ

※この記事には、プロモーションが含まれています。

今、読んでいるのは、エラリークイーンの「フランス白粉の謎」なのですが、
ここから学んだ英語をボチボチ書き溜めていきたいと思っています。

ちなみに私が苦手にしているのは英熟語なので、そっちに偏る可能性は高いですが、
何かの役に立ったら嬉しく思います。

フランス白粉の謎とは?

まず、エラリークイーンを知らない方のために、少しだけ説明しておきます。

エラリークイーンの推理小説の中では国名シリーズが私は一番好きです。
エラリークイーン作品にはXの悲劇、Yの悲劇などもありますが、
国名シリーズで登場する探偵「エラリー」とそのパパ「クイーン警視」が好きなんですよね。

※国名シリーズ内で活躍する探偵「エラリー」は、自身が体験した事件を「ミステリー」として執筆している・・・という設定になっています。
※海外ドラマの「キャッスル・ミステリー作家のNY事件簿」も同じような設定でした。

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事件は、ニューヨーク五番街の大百貨店フレンチスのショーウィンドウから忽然と転がり出た婦人の死体から始まります。
この捜査をまかされたのがクイーン警視で、息子であるエラリーも捜査協力をしているという設定です。
また、2人が現場で調査した事実はすべて、読者には隠されてはおらず(そのため非常に細かな点まで描写されます)、最後に、エラリーから「論理的に犯人を推理したまえ!」と挑戦されます。

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エラリーファンの間では、訳本は創元推理文庫か?早川文庫か?という論争もあり、
誤訳は少ないが読みにくい創元、読みやすいが誤訳が多い早川という評価がされているようです。
だからこそ、「原文」を読みたくなりませんか?

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エラリークイーンで英語学習

では、早速、本日の英語学習です。
今回、深掘りしたのは、4つです。

英熟語 see in him

原文:「Though what she saw in him ------」
直訳すると、「彼女が彼の中に見たのは・・・」となりますが、前後の文から、どうもしっくりきません。

そこで調べてみると、What do you see in him?・・・彼のどこがいいの?(非難めいた感じ)
というフレーズがあるのを見つけました。

でも、ここから「Though what she saw in him ------」をどう訳すのが良いか?悩みました。
なんたら翻訳も使ってみましたが、「彼女が彼の中に見たのは・・・」と私と同じ回答で、がっかり。

結局、創元(旧訳)で確認してみたところ、「彼女が彼に目をつけたのは・・・」となっておりました。
おお!なるへそ。この言い方なら、なんとなく非難めいた感じがしますもんね。

英語の言い回し the apple of one's eye

原文:「She's always been the apple of his eye.」

これは、調べなくても文の前後でわかりました。
日本語では、「目の中に入れても痛くない」ですね。

英語の場合は、瞳がリンゴに似ている→目に瞳は必要不可欠なもの→大事なもの・大切なもの
となったようです。

一方、日本語の場合には、小さなゴミが目に入ってもすっごく痛いのに、子や孫は目に入れたとしても、全然痛くない!という比喩表現です。

英語が、わりと理屈っぽい感じなのに対し、日本語は現実的なことから発想が広がっていて、この違いも、面白いですね~。

英単語 gather

原文:「I gathered from the coldness with which you two kids habitually greet each other.」

gatherの意味は、集める。
のはずですが、集めるという意味だとすれば、
「君たちが習慣的に冷ややかな挨拶をかわすのを集めた」と訳すしか手がありません。

でも、それだと、前後の話ともつながりませんし、前置詞fromがどうにも気持ち悪いままです。

そこで、一応、gather fromで何か、特別な英熟語があるのか?と調べてはみたのですが、
やっぱりfromは、中1の時からよ~く知っているあのfromでしかありません。

ならば!と、gatherを改めて調べてみると、「集める」の他に「推測する」という意味がありました。

これだ!
これなら、「君たちが習慣的に冷ややかな挨拶をかわすことから、推測した」となり、
fromの存在も無視することなく、前後の文章と綺麗につながりました。

ちなみに、
「I gathered from the coldness with which you two kids habitually greet each other.」は、
1、I gathered from the coldness.
2、you two kids habitually greet each other with the coldness.
という2つの文章をくっつけて一文にしてあります。

英熟語 lean over backward

原文:「Almost leans over backward in that respect.」

会話文なので、主語が省略してあります。(省略されているのは、Heなので、Leansとなっています)
in that respectは、「その点においては」 という英熟語です。

今回、え?どういう状況?と思ったのは、lean over backwardです。
調べてみると、「一生懸命~する」「~しようと努力する」という意味だったのですが、
こういうのを丸暗記するのは、大人の私はやりたくありません。

で。納得するまで、深掘りします。(笑)

lean は傾く
over は~を越えるイメージ。
backward は後ろの方へ

lean over backward を直訳すれば、後ろの方へ傾きすぎる・・・かしら?
日本語では、一生懸命のイメージは、後ろじゃなく、前。
前のめり・・・っていうぐらいだから。

あ。
もしかして。
前に体を傾けるのは簡単。
でも、後ろに体を傾けるのは、すごく大変。

だ・か・ら。
一生懸命とか、努力する・・・って意味になるのかも?(真偽は不明)

lean over backward イメージ

まとめ

今回、読書としては、たいして進みませんでしたが、
深掘りして納得すると、英語学習ってやっぱり面白いな・・・と思います。

何かのお役に立てば幸いです。

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