英語学習法

英語のシャワーは効果があるのか?

2022年6月20日

英語のシャワー

英語のシャワーとは、リスニングに限定することが多いようですが、

私自身は、リスニングに限らず、意識的に英語に触れていること、と定義しなおしています。

そして、ここ1週間、そうした英語のシャワーを続けた効果についてお話ししようと思います。

 

 

何をやったか?

まず、この1週間、何を行ったか?ですが、

  1. 洋書を読む
  2. 海外ドラマを英語で見る
  3. 車で移動中、キクタンを聞く

この3つを行いました。

 

英語のシャワーを1週間続けて、わかったこと

これを1週間続けてわかったことは、

多くの人が言われるように、わからない英語に触れ続けても意味はない!ってことです。

 

つまり、英語のシャワーで効果を出すためには、

  1. 構造が理解できていなければならない
  2. 単語力は高ければ高いほどいい

という、ごくごく当たり前のことでした。

 

私自身は、構造については、とりあえず問題ないので、

結局、単語。

単語につきるなぁ・・・と改めて、実感しています。

 

このことについては、もう少し詳しくお話ししておきます。

 

英語のシャワー

 

洋書を読むためには、単語のホニャホニャが大事

私が今、読んでいるのは、エラリークイーンの「The Greek Coffin Mystery」ですが、

エラリーの推理小説の多くは、読者への挑戦状が入っているので、

描写が非常に細かいです。

そのため、見たことも聞いたこともない形容詞や副詞がたくさん出てきます。

ただ。

そういう単語は、英文の構造さえ理解できていれば、

スルーしても、特に問題はないので、

とりあえず今は「一気に読み進める」ということを行っています。

※後から学習するつもりです。一応。

 

ですが。

問題なのは、そうじゃない単語の方です。

たとえば、providedという単語。

正直、provideという単語は、weblioでもレベル1ですし、

提供する、供給するなんて、日本語にしなくても感覚でわかっている単語・・・のはずでした。

 

でも。

エラリーの本に、山ほど出てくるprovidedって、それでは意味が通じないんですよ。

そうなると、辞書に頼るしかありません。

そして、知りました。

provided (that)は、ifの意味だと。

 

さらに、もう一つ。

わからなかったのが、produceです。

produceは、日本語にもなっているので、ちゃんとイメージできます。

ですが、そのイメージでは、内容的に合わないんです。

そこで、調べてみたら、produceには、showの意味もありました。

 

こんなことが、いくつか続いたおかげで、

私自身、目からウロコが落ちました。

確かに、今まで単語の暗記はやってきましたが、

日本人的な癖で、どうしても受験的な覚え方に染まっていたんだ・・・と。

 

実際、今の今まで、provedeやproduceなんて、辞書を引こうなんて思ったことはありません。

でも。

  1. 小さな違和感をそのままにしないこと。
  2. 文語的だからと無視しないこと。
  3. 自分が知っていると思いこんでいる単語ほど、幅を広げること。

が大事なのだと、今は考えています。

 

海外ドラマは、やっぱりアレで。

さらに、今回、海外ドラマの英語学習法についても、確認できたことがありました。

前回、ご紹介した本には、

海外ドラマは、耳さえダンボにしておけば、日本語字幕で見てもいいよ。

って話が載っていたんです。

それなら、めちゃめちゃラクちん!なので、

私自身、すぐに取り掛かりました。

 

でも。

あれ?簡単そうな英語なのに、全然、わからなかったぞ。

という部分が、たまにあるんです。

 

それは、

  • 発音が良すぎるからでも
  • 話すのが早すぎるからでもありません。

英語の字幕版を見ると、はっきりします。

要するに、日本語の字幕が実際の英語とかけ離れてしまってるんです。

ここが、ドラマ翻訳のつらいところです。

 

ココに注意

日本人が1秒間に読める日本語の字数に合わせているらしいので、ストーリーに影響のない範囲で内容を変えているらしいです。

 

となると、やっぱり、英語学習においては、英語の字幕版は必須・・・ってことになります。

そして、できれば、日本語字幕でも見る。

ここまでやるべきかな~と。

 

昔使ったキクタンの新しい使い方

ちなみに、海外ドラマは字幕で見ても、単語がわからなければ、速攻アウトです。

そこで、単語練習は必須なのですが、

先日たまたま、昔使ったキクタンを聞いてみて、わかったことがあります。

 

昔、覚えたんだからいいだろう・・・

と思っていたら、大間違いでした。

試しに、本を全く見ないで、キクタンを聞くと、今の自分の本当の単語力がよくわかりました。

事実、

  1. 単語そのものを忘れているもの
  2. 単語の音も意味も知っているはずなのに、イメージ的にピンと来ないもの

こういう単語は、不思議と聞き取りにくくなります。

そして、おそらく!

海外ドラマの話についていけない理由も、この二つが大きな原因だと思われます。

 

そこで、昔使ったキクタンを使い、

「どこまで覚えたか?」ではなく、

「どこまでピンとイメージできるか?」にフォーカスしてみることにしました。

なにしろ、キクタンって、単語をひたすら読み上げるだけですが、

待ったなしに進むので、「ピンとイメージする」練習にピッタリです。

 

結局、英語のシャワーは効果があったのか?

以上のことから、

英語のシャワーは効果があったのか?という質問には、

Yes! と答えたいと思います。

 

明確なスキルアップが望めたわけではありませんが、(たかが1週間なので)

英語の学習の仕方に、大きな気づきがあった点で、効果はあったと思います。

英語学習は、長く続けているものなので、

どうしても、自分の過去の成功体験に縛られがちです。

それに、マンネリ化するとモチベーションも下がりますしね。

 

まとめ

以上が、1週間、英語のシャワーを浴び続けた感想と結果報告です。

ちなみに、時間的にはどれぐらいやったのか?と言えば、

1日当たり、平均3時間ぐらいです。

 

これを、もっと長い期間続ければ、今以上のスキルアップは間違いないでしょう。

もっとも、継続できるかどうか・・・ここが一番の難問なんですけどね。

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