洋書を読むのは、なかなか一筋縄ではいきません。
なにせ、見たこともない単語が結構、出てきますし、
知っている単語ばかりなのに、意味わからんっ!ってなるケースも結構あります。
さらには、構文的にも、ん?ん?ん?ってこともあります。
そこで、今回は、今までとは全く違う視点から、洋書を読むにはどうしたら良いのか?についてお話ししようと思います。
目次
英語学習のため!という目的がダメ!
最近、英語学習のため(だけ)に洋書を読む・・・という発想が、そもそもダメなのでは?と思っています。
確かに、受験がある学生さんは、長文を読めなければ合格しませんので、読まなきゃいかんのですが、
大人の場合、受験生とは気持ちへの強制力が違います。
だから、結局は途中で投げ出してしまうことが、非常に多いのではないでしょうか?
自分の英語レベルに合わせるときつい
さらにもう一つ。
多くの方が、自分の英語レベルに合わせましょう・・・と書いていらっしゃいますが、
私の経験から言えば、結構、きついっす。
15年くらい前に自身の英語レベルに合わせて子供向けの洋書を何冊か読んだことがあります。
でも、つらいんですよ。
なぜって、話が子供向けだから。
だからでしょうね。わからない単語が出てくると辞書を引くのも、面倒でおっくうで・・・。
結局、洋書を読む=英語学習に対しての強い意志がないとダメって状況に陥ります。
当然、その時、引いた単語は、ほぼほぼ、記憶に残りませんでした。
まぁ、話の筋は理解できたんですが、正直、読み終わった後、「やっと終わった」という感想しかでてきませんでした。
本当に読みたい洋書を選ぶ
そういう経験もあって、私自身は「本当に読みたいと思う洋書やジャンルを選んだ方が良い」と思っています。
「でも、そんなことしたら、読めないかもしれない・・・」
そういう不安は、今の時代、必要ないと思います。
しつこいようですが、私はエラリークイーンの国名シリーズが大好きです。
だから、エラリークイーンの洋書を読むのは、楽しくて仕方がありません。
この「楽しいっ!」って気持ちがないと、洋書どころか、「本を読む」ということ自体、できないはずです。
だって、日本語の本だって、読んでみて、つまらん・・・と思ったら、無理して読まないですよね?
つまり、洋書であっても、一番、大事なことは「読みたいか?どうか?」って所にあるんです。
というわけで、「読めないかもしれない」という不安は、下記の方法で払拭いたしましょう。
Kindle版を読む
まずは、単語がわからない!という不安を払拭しましょう。
洋書のハードカバーは確かにカッコいいですが、単語を調べる手間を考えれば、絶対にKindle版がおススメです。
デジタルなら、単語を選択すれば、簡単に意味を調べることができます。
日本語訳本を手元に置いておく
洋書の日本語訳本を手元に置いておくと、良いことが3つあります。
- 万が一、読めない英文に出会った時、訳本で確認ができます。
- 洋書と日本語訳の差を楽しめます。
- 単語を調べるのがおっくうな時に、ラクできます。
実は、私自身、エラリークイーンの本は、訳本も洋書も両方持っています。
訳本はもともと持っていて、何度も読んでいたにも関わらず、どうしても原文で読んでみたい!と後から洋書を購入したのですが、使っても使わなくても、訳本は常に手元に置いています。
ある意味、お守りみたいなもんですかね?
なんたら翻訳を利用する
訳本は、意訳してある場合も多いので、英文を確認したい場合には、なんたら翻訳を使うと良いです。
まぁ、すっごく変な訳が出てくる場合もありますが、それでも、大体の英文の構造はつかめます。
まとめ
以上が、私がおすすめする「洋書の読むための方法」なのですが、ここから、英語学習につなげることはできます。
つまり、英語学習のために洋書を読むのではなく、好きな洋書を読んでいたら、英語学習になってた。
こっちの順番がいいんじゃないか?と思うわけです。
実際、エラリーを読んでいると、結構、深掘りしたい時と、どんどんストーリーを追いかけたい時と両方あるので、
その時の気分に合わせるのが、長続きできる秘訣かな?とも感じています。
なお、深掘りをしていく時の学びに関しては、ボチボチ、記事にしていこうかな?なんて思っています。