中学生

過去形と現在完了形、現在完了進行形の違いは?

現在完了形のイメージ

昔から、中学生にとって???なのが、現在完了形です。

多くの中学生が、過去形と現在完了形の違いがわからないようです。

なのに、近頃の中学生にいたっては、

英語教育改革のおかげで学習内容が増え、

現在完了と、現在完了進行形の違いもわからない。

って悩みが増えちゃってます。

 

そこで、今日は、超!簡単に、スッキリさせていきましょう。

 

 

まずは、それぞれの作り方を復習しておこう

でも、その前に、それぞれの作り方をサラッと復習しておきます。

  • 過去形・・・動詞を過去形に!
  • 現在完了形・・・have+過去分詞に!
  • 現在完了進行形・・・have+ been+動詞のing形に!

この作り方に関しては、何も難しいことはありません。

 

中学生の疑問点はどこ?

なのに、何故?

中学生は過去形・現在完了形・現在完了進行形がわからない・・・って思うんでしょうか。

それは。

「日本語訳が同じなのに!なんで英語を変える必要があるの?」

ってところでしょう。

 

過去形と現在完了形グループの違い

そこで、まずは、大きく、

  1. 過去形
  2. 現在完了形、現在完了進行形

を2つのグループに分けましょう。

この二つのグループの一番大きな違いはどこか?と言えば?

  1. haveがない
  2. haveがある

ここです。

 

haveのイメージを上手に使おう

さぁ、ここまで来たら、

上記の2つのグループの区別は簡単です。

 

まずは、言葉で説明しますね。

  1. 過去形は、過去のあるでの出来事
  2. 現在完了形と現在完了進行形は、過去から現在にまで関連がある出来事

を表現しています。

 

この時、haveの存在を意識すると、もっとイメージしやすいと思います。

 

現在完了形のイメージ

 

つまり。

過去形の He lost his key.は、

鍵を過去に失くしたけれど、現在の状況については何も言っていません。(その鍵が見つかったか?どうかは不明ってこと)

一方、

現在完了形の He has lost his key.は、

鍵を過去に失くして、今現在も、失くしたままだ!ってことを表現しています。

 

せっかくなので、この話をさらに続けてみますね。

彼は、その後、失くしていた鍵を見つけました。

この状況を表現すると、こうなります。

Now he has found his key. (He has it now.)

では、質問です。

下記の二つの質問に答えてみましょう。

  1. Has he lost his key?
  2. Did he lose his key

学校英語のように機械的に答えるのではなく、ちゃんと状況を考えて、答えてくださいね。

※答えは、一番下にあります。

 

現在完了形と現在完了進行形の違い

過去形と現在完了形グループの違いがわかったら、

現在完了形と現在完了進行形の違いに進みましょう。

 

中学生が悩むのは、

現在完了形の継続と、現在完了進行形は、何が違うのか?ってことでしょう。

実際、学校の日本語訳では、その違いは全く見えてきません

そこで、注視して欲しいのが、進行形か否か?という点です。

思い出してください。

ingがついている動詞は、とにもかくにも、生き生きとした動作です。

それが、現在完了とくっつくと、連続した動作をより強調します。

たとえば、

I have been cleaning the kitchen since this morning.

という英文を読んだら、

キッチンをず~っと掃除しまくっている人をイメージしましょう。

 

一応、比較のために、こちらの英文も読んでみましょう。

I have lived in Kyoto since 2020.

なんだか少し、雰囲気が違いませんか?

 

え?まさか・・・

「単に、雰囲気とか、感覚的な話なの?」

と突っ込んだあなた!

まぁ、そうです。(笑)←そうなんか~い!

だからこそ、

学校英語では、どうしても「え?同じじゃん!」になってしまうんですね。

事実、

現在完了形の継続と現在完了進行形の間には、大した差はないと考えて良いと思います。

ただね。

たった一つ、大きく異なる点があるんですよ。

それはね。

  • 現在完了形の場合には、継続を表す言葉がないと、継続の意味にはなりませんが、
  • 現在完了進行形の場合には、そういう言葉がなくても、継続の意味になります。

ってことです。

例文で見てみましょう。

  • She has learned 4000 English words.(4000の英単語はもう覚えた)
  • She has been learning 4000 English words.(4000の英単語を学び続けている)

 

まとめ

学校で習う現在完了形は、

  1. 完了・結果
  2. 経験
  3. 継続

の3つですが、

学校では、

  1. just や already など
  2. ever や once など
  3. for や since  など

の単語を英文の中にちりばめることで、理解させようとしています。

もちろん、それは、基本的には正解ではあるんですが、

ここだけに囚われてしまうと、英語の世界は狭まります。

ぜひ、今のうちから、受験対策以外の英文にも接してくださいね~。

 

質問の答え

  1. No,he hasn't. (だって、今はもう鍵を見つけて持っています!)
  2. Yes,he did. (過去のある時点では、確かに失くしていたから)

 

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