小学生の教え方

子供英語教室で小学校高学年のためのゲームって?

子供英語塾では、教室でゲームを行うことが多いと思います。

もちろん、時間としては、ほんの5分か10分程度のものですが、

  • 子供に、英語が楽しい!と感じてもらうため。
  • 子供に飽きさせないため。
  • 楽しく学んでもらうため。

に毎回、工夫を凝らして行っている先生も多いと思います。

 

もちろん、ネットで「子供英語・ゲーム」と検索すれば、

実にたくさんの英語ゲームを知ることができます。

が、

内容は、幼稚園から低学年向けのものが多いようです。

 

そこで、今回は、

小学校高学年のための、教室でのおすすめゲーム3つと、

それを行う時の注意点をお話したいと思います。

 

 

かるた取り

かるた取りは、年齢関係なく、使えるゲームですが、

小学校高学年になってきたら、

レベルを上げて、

文字だけのカードにして行いましょう。

  • 習った単語
  • 読む練習をした単語
  • 書く練習をした単語

のカードを作ればよいので、

マジックと紙さえあれば、準備は簡単です。

 

小さい時のかるた取りでは、絵カードを使いましたが、

小学校高学年で、絵カードを使うと、

本当にただのゲームになってしまいます。

Aゴトウ
絵ばかり見て、字を見ないんです。

 

そうそう。

文字カードを使っても、

子供は先生の意図などお構いなしにゲームに熱中する場合があります。

そういう時のために、

「お手つき」には、1回休みなどの、ペナルティを課しておきましょう。

 

子供英語教室でのゲーム

 

数字ゲーム(Buzz)

小学校高学年でも、

意外に言えないのが、数字です。

1から10までは、楽勝でも、

11、12、20、30、50は、

パッと出てこないことも多いもの。

 

そこで、数字の言い方を定着させるため、

Buzzというゲームを行います。

子供たちに、1から順に数字を言ってもらいますが、

  • 7がつく数字
  • 7の倍数

は、数字を言わずBuzz!と言わなければならないゲームです。

 

小人数の場合、

小学校高学年にもなると、

頭で計算して待ち構えてしまうので、

先生が「合図」をしたら、

右回りが左回りになる!

というプラスの要素を付け加えます。

 

テンポよく行うために、

「1」、パチ、パチ、「2」、パチ、パチ・・・・

と言う具合に、途中で手を叩くようにすると、

集中力も高まります。

 

もちろん、日によっては、7を3とか4に変えてもOKです。

 

伝達ゲーム

少人数で行う伝達ゲームです。

ただし、伝達するのは、「絵」です。

 

習った単語を1人だけに見せ、

それを制限時間内に「絵に描いてもらいます」

 

次の子は、その「絵」を見て、

答えを想像し、

それを、今度は「単語」にします。

 

これを繰り返し、

最後の人が、答えの「単語」を言うゲームです。

※上記の方法は、生徒の人数が偶数の場合です。生徒の人数によって、工夫してくださいね。

 

これを、伝達ゲームにしないバージョンもあります。

一人ひとりに、単語カードを渡して、

制限時間内に絵を描いてもらい、それを、他の子が当てます。

 

子供英語教室でのゲーム

 

このゲームでの注意点は、

絵を描く制限時間を、必ず設けることです。

 

なぜなら、

絵が好きで得意な子もいれば、

絵が嫌いで不得意な子もいます。

実際、レッスンの中で「絵を描くことが苦痛」になっては元も子もありません。

そこで、制限時間を設けることで、

「綺麗に描けなくても仕方ない」という状況を作っておきます。

 

ちなみに、

「絵を描く」というのは、

英語に関係ないように思えるかもしれません。

でも、

「絵を描く」ことで、

  • 単語をイメージする癖をつける
  • アウトプット練習

この2つを意識しています。

 

まとめ

いかがでしたか?

小学校高学年の子達が、

  • 楽しみながら、学べる!
  • 将来の役に立つ!

そんなゲームを3つ、ご紹介しました。

 

小学校高学年と言うと、

中学準備として、

英検だ!

文法だ!

となりがちですが、

強制的にやらせている間は、

たいした結果は残せないものです。

 

親御さんの関心は、

確かに、英検合格、文法先取りなのかもしれませんが、

子供英語塾の使命は、

子供が英語を好きになり、やる気になって、どんどん学んでいく!

という姿勢を作ることだと思います。

 

中学校でどれだけ良い成績が残せたとしても、

高校英語でつまづく、

大学英語でつまづく、

大人になって、英語とは無縁になる、

そんな子が、日本にはまだまだ、大勢いるのですから。

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