今年度から中学生の教科書が変わりましたが、
これにより、英語学習の二極化が進んでしまうかもしれません。
一応、新しい指導要綱では、
「文法はコミュニケーションを支えるもの」という位置づけのようですが、
受験英語だけを目標としてきた学校英語が、どこまで変わるのか?
正直、不透明すぎて、心配です。
実際、過渡期にある中2には、かなりきつくなるかもしれません。
が。基本、英語はとてもシンプルな言葉。
だから。
コアをしっかり身に着けておくことが、何より大事です。
そこで。
今日は、中2につなげるための中1英語の文法チェックをまとめておきました。
目次
細かな暗記は不要!視点を変えよう!
今まで、1年間。
中1英語で、いろんな文法を学んできましたね?
それを、テストのために、一生懸命、暗記してきた人も多いでしょう。
でも。
それだけでは、中2英語へステップアップするのは難しくなります。
そこで、ぜひ、やってもらいたいのが、
今まで、頑張ってきた中1英語を、違う視点で見る!ことです。
中1英語の文法チェック
では、どんな視点で見れば良いのか?
早速、チェックしていきましょう。
メインの動詞と主語をチェックする
何度も言うように、
中1で出てくる英文は、とても短いので、
メインの動詞も主語も、一目でわかります。
でも、それでも、
- メインの動詞は何か?
- その主語は何か?
この二つを必ずチェックする癖をつけておきましょう。
動詞はbe動詞か?一般動詞か?
メインの動詞が見つかったら、
- be動詞か?
- 一般動詞か?
ここも、きちんと区別する癖をつけましょう。
なぜ?区別するの?
区別するのは、be動詞か?一般動詞か?によって、疑問文、否定文の作り方が違うからです。
三単現をチェックする
三単現の意味は、わかっていると思います。
- 三・・・主語が三人称
- 単・・・単数
- 現・・・現在形
ですね?
でも、最初に、主語と動詞をチェックするわけですから、
これからは、
- 主語が三単か?どうか?チェックする
- 動詞の時制をチェックする
という癖をつけましょう。
注意
中1英語の三単現について
中1英語は、三単現の時には、sがつく。疑問文や否定文にdoesを使う。と学びました。
でも。中2以降は、現在形、過去形だけでなく、いろんな時制が出てきます。
そこで、三単現だけに限らないで、動詞の時制もチェックするのだ!という意識に変えていきましょう。
助動詞(それっぽいものも)がある時
中1英語で習った助動詞は、canだけだったと思います。
が、こちらも、
中2以降、いろんな助動詞とそれっぽいものが出てきます。
そこで、
助動詞(それっぽいものも)が英文にある時には、動詞は、常に原形を使う。
これは、しっかりと、覚えてしまいましょう。
問題を解くコツ
中2英語につながる中1英語の文法で大事なのは、
上記の4つになります。
ただし、上手に問題を解くコツとして、
もう1つアドバイスしておきます。
英語は肯定文が基本となって、疑問文、否定文が生まれます。
だから。
迷ったら、必ず、肯定文から始める癖をつけてください。
- いきなり、疑問文や否定文を作らない。
- いきなり、wh疑問文を作らない。
- 必ず、肯定文(wh疑問文の場合は、その答え)から作ってみる。
これを、忘れないようにしましょう。
まとめ
今回、中2につながる中1英語の文法チェックまとめとして、
大事なこと4つ、お話しました。
え?たった、それだけ?
と思うかもしれませんが、
現実には、その「それだけ」ができない中学生がほとんどです。
そこさえ、完璧に癖がついたら、
英語は、おもしろいように、わかります。