中学校で英語につまづいている子は多いので、
学校の成績が良いだけでも、うらやましい。
と思う親御さんもいらっしゃるでしょうが、
中学1年生レベルで、中学校の成績が良くても、
まだまだ、安心はできません。
先日もお話したように、
中学1年生レベルというのは、
まだまだ序の口ですから、
本当のところは、
中学2年生、3年生になってみないとわからないのです。
そこで、なぜ?
中学1年生で成績が良くても安心はできないのか?
その理由と、対策についてお話したいと思います。
学校英語はパターン練習である
学校英語というのは、
パターン学習がとても多いのが特徴です。
確かに、
最初のうちは、
パターンを覚えるのが、もっとも効果的ではあるのですが、
こういったパターン学習に慣れすぎると、
応用力がつきにくくなります。
なぜか?
パターンがあるということは、
そのパターンさえわかれば、
特別、頭を使わなくても、
流れ作業のように、問題を解くことができるからです。
自分で考える力を伸ばす?
最近は、2020年度の教育改革もあって、
アクティブラーニングや思考力を高める学習が必要だ
ということも、叫ばれていますが、
その割には、
まだまだ、パターン学習から抜け出せていないと感じます。
実際、子供たちに、
いつも解いているパターン問題とはちょっと違うタイプの問題をやらせてみると、
とたんに、
- そもそも、問題のやり方がわからない
- 答えが出せない
という状況に陥ります。
![なに言ってんだこいつ](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2018/03/なに言ってんだこいつ.jpg)
なに言ってんだこいつ?
レベルを上げるよりも、掘り下げていく
つまり、
ある意味、子供たちは、問題慣れをしているだけで、
本当に、深いレベルで理解しているか?というと、
そこまでには達していないんですね。
これを、打開していくには、パターン練習だけでなく、
それを超えた、プラスアルファの学習も必要ということです。
ただ、ここで、
一つ、気をつけなければならないことがあります。
プラスアルファの学習とは、
上のレベルのものをやる、ということとは違うのです。
つまり、
中学1年生に、中学2年生や3年生の文法を先取りして教える。
これは、プラスアルファの学習ではありません。
プラスアルファーの学習とは、
レベルを先取りするのではなく、今のレベルを掘り下げるのです。
簡単な文でも、難しい問題になる
簡単な文法ばかりの中学1年生レベル。
でも、
簡単な文であっても、
それを掘り下げることは可能です。
具体例として、
一つ、書いておきますので、ぜひ、やってみてください。
空欄に適切な単語を入れなさい
Are they your sisters?
No,Alice's _____ sister and Liz _____ her best friend.
※正しい答えを入れることができたら、その理由もちゃんと説明してください。
まとめ
いかがでした?
上の問題、ちゃんと解けたでしょうか?
確かに、学校の成績が良い、というのは、喜ばしいことです。
でも、
そこで満足してしまったら、そこで知識はストップしてしまいます。
学ぼうと思えば、もっともっと深く学ぶことができるのです。
それを、子供たちに知ってもらうためには、
学校のテストとは、違うパターンの問題を見つけてくることです。
おすすめは、海外製の子供用英語教材です。
発想が異なるので、大人でも「え?」と思うことが結構あります。