中学生

中2の悩みどころ?接続詞becauseとthatの使い方は?

thatのイメージ

前回、接続詞のwhenとifについて学んだので、

同じ接続詞である、becauseとthatも一緒に学んでおきましょう。

 

 

接続詞becauseの使い方

まず、becauseというのは、理由や原因を述べる時に使う単語で、

日本語では、「なぜならば」とか「~ので、~だから」と訳します。

 

このbecauseですが、会話文で使う時は簡単です。

  • "Why can't I go?" なぜ?行けないの?
  • "Because you are too young." だって、君はまだ若すぎるよ。

のように、

  • Why?=なぜ?と聞かれたから、
  • because=なぜならね、と理由を述べる。

と、とってもシンプルだから。

この感覚は、日本語にも通じますしね。

 

でも、今回、学ぶのは、2つの文をつなぐ場合のbecauseです。

形としては、

A because   B.

となります。

 

ココがポイント

A because   B.という文の訳し方ですが、心の中では、A。なぜならBだから。で構いません。

っていうか、ぜひ、そうしてください。なぜなら、前から順に訳す癖をつけたいから!

でも、学校のテストの時には、「Bなので、Aです。」と書いた方がいいでしょうね。

 

というわけで、例文をいくつか書いておきます。

I do it because I like it. 私はそれが好きだから、それをやる。

She got the jop because she was the best candidate. 彼女は候補者の中で一番だったので、仕事を得た。

The parade was canceled because it rained. そのパレードは雨でキャンセルになった。

 

becauseはwhenとifとは違う

はい。ここで、気が付きましたよね?

"Why?"と聞かれた会話文の時には、”Because"から始まってるのに対し、

AとBの2つの文をつなぐ場合には、becauseは、どれも皆、文中にあります。

 

ここが、ちょっと、ややこしいところです。

接続詞のwhenとifは、文頭にあっても、文中にあってもOKでした。

でも、普通、becauseは、文頭には持ってはいきません。

あくまでも、これは「普通は」って話です。

だから、

絶対にない!!

恐ろしいほどの間違い!!

ってわけではありませんが、敢えて普通じゃないことする必要もないよね?

 

 

接続詞thatの使い方

では、次に接続詞のthatについても、学んでいきましょう。

実は、この「that」という単語、

中2、中3にとっては、悩みの種だと思います。

 

中1の時は、簡単でした。

that=「あれは」とか「あの」という具合に、遠くのものを指し示す言葉でしかなかったから。

なのに、接続詞のthatって何だよ?

って思いますよね?

 

でも、それだけじゃない!んです。

あとね~。

中3になると、関係代名詞のthatも習うんだよ~・・・←脅してどうする?(笑)

 

でも、大丈夫

だって、「that」は「that」なんだから。

 

thatのイメージをしっかりと身に着けておこう

まぁ、とにかく、that関連の文法って、調べたら、山盛り出てきますよ。

でも。

文法的な説明されても(文法用語も嫌いでしょ?)、余計、英語嫌いになるよね?

 

そこで、できるだけシンプルにしたのがコチラ。

今!中2が覚えておくべきthatのイメージです。

 

thatのイメージ

 

要するに、thatはツアーガイドさんみたいなものです。

ちょっと例文を見てみましょう。

  1. I know that he is your teacher.
  2. I think that Mary is nice.
  3. Tom said that today is his birthday.
  4. Is it true that you are getting married?
  5. I'm afraid that I can't help you.

意味は、こんな感じです。

  1. 私は知ってる・・・何を?・・・彼があなたの先生だってこと
  2. 私は思う・・・何を?・・・メアリーが素敵だってこと
  3. トムは言った・・・何を?・・・今日は彼の誕生日だってこと
  4. それって本当?・・・何が?・・・あなたが結婚するってこと
  5. 申し訳ない・・・何が?・・・あなたを助けられないってこと

こういう風に、左から順に直訳していくとわかりやすくなります。

赤字の「何を?何が?」というのは、この英文を聞いている側の気持ち=突っ込みです。

実際、

  • 「私は知っている」
  • 「私は思う」

だけ言われても、よく話がわからないですよね?

そこで、thatというツアーガイドさんが、こちらですよ~と引っ張っていってくれて説明してくれる。

そうイメージするのが良いと思います。

 

ちなみに、このツアーガイドのthatさんですが、

今後もず~っと、そのイメージでとらえておいて大丈夫です。

今回の接続詞だけでなく、中3で習う関係代名詞でもイメージ的に間違ってることはありませんから。

 

さらに詳しく

中1で習ったthatの場合は?

中1で習ったのは、Who's that? みたいな英文ですよね?

「あれは誰?」と、簡単に訳せてしまうので、わざわざイメージする必要はないんですが、場面を考えてみると先ほどのthatのイメージとちゃんと一致していることがわかります。

だって、Who's that?のような質問をするときって、遠くを指さし、あなたの視線をそちら側へ向ける=引っ張っているでしょう?

え?でも、説明はしていない?

そりゃあ・・・英文が簡単だからツアーガイドさんも手抜きしてるんですよ。(笑)

 

thatの省略について

あともう一つ、大事なことがありました。

ここも、悩んでしまうところだと思いますが、

接続詞の中でも、thatだけは省略できるんです。

ただ、どういう場合に省略するか?については、なかなかあいまいです。

 

これについては、いろんな説があるようですが、

私自身は、thatの省略は、自分の気持ち次第なんだよという説が一番しっくるくると思っています。

つまり。

しっかりと、次の文へ導きたい気持ちが働いたら、thatを使う。そうじゃなければ、省略する。

ってやつです。

ただし、ここにもう一つ付け加えておきたいことがあります。

それは、

いくら気持ち次第と言ったって、明らかに誤解が生まれそうな場合には、thatは省略しない!という点です。

まぁ、これは、言う必要もないぐらい当たり前のことなんだけど、一応、念のため。

 

おまけ

海外ドラマなんかを見ると、このthatの省略と省略しない形の雰囲気がつかめそうな気がします。

「I think that・・・・・・  that should be our guide.」

これは、MentalistのJaneのセリフです。

導く感じが良く出ていると、私が勝手に思っている場面です。(好きだから余計だな、きっと)

 

 

まとめ

中2で習う接続詞のwhenとifの続きとして、

今回は、becauseとthatを説明しました。

 

becauseはそれほど、難しくはないと思います。

唯一、気を付けるのは、

whenとifとは違う!という点だけです。

 

あとthatに関しては、

文法用語とにらめっこするより、

イメージをしっかり身に着けた上で、

たくさんの英文を、「左から順に直訳で読む」という練習をした方が良いと思います。

文法を学ぶためには、難しい文法用語が必要だ。

なんて、思い込みは捨てましょうね。

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