中学校で能動態と受動態を習いましたよね?
でもって、受動態の作り方は、非常に簡単です。
能動態の対象を主語にして、be動詞+過去分詞にするだけです。
例文を見た方が早いですね。
能動態では、The dog bit me.(犬が私を噛んだ)となりますが、
これを受動態に変えると、I was bitten by the dog.(私は犬に噛まれた)になります。
受動態に時制が絡むと?
上記のような能動態から受動態への書き換え問題は、中学校でさんざんやったはずなので、
最近、使ってないから忘れてたって人も、
上記の例文で、あぁ、そうだった!と思い出せたはずです。
でも。
高校レベルになってくると、受動態って、意外に難しいんですよ。
特に、受動態に時制が絡んでくると、アレ?アレ?ってなりがちです。
単に足し算するだけなんですが、いろいろ忘れちゃうんですね。
そこで、試しに、問題やってみましょう。
下記の能動態を、受動態に変えてください。
- This company will publish a new textbook next year.
- They are now cheking the boiler.
- Have you ironed this blouse yet?
いかがでした?ちゃんとできました?
ちなみに、上記は
- 未来形
- 進行形
- 完了形
の文ですね。
つまり
- 未来形+受動態
- 進行形+受動態
- 完了形+受動態
にすればいいわけです。
理屈は簡単ですが、この足し算、意外にミスが多いです。
では、正解です。
- A new textbook will be published by this company next year.
- The boiler is now being checked.
- Has this blouse been ironed yet?
ここで、あぁ!そうか!と納得できた人は、いいですが、
万が一、え?え?となった人は、次をご覧ください。
受動態と時制の足し算は図に書くとわかりやすい
上記の例文を足し算の図にしてみますね。
上記のように、足し算の図を作ると、わかりやすくなると思います。
また、受動態の場合は、能動態の時とは主語が変わるので、その主語に応じて、
- be動詞を変える
- haveをhasにする
ことを忘れないようにしましょう。
慣れないうちは、一気に答えを出そうとせず、
少しずつプロセスを踏みながら解いていくのがおススメです。
まとめ
受動態というのは、中学時代には、単なる書き換え問題でしかありませんでしたが、
高校レベルになると、時制が絡んできたり、必ずしもbyが必要なかったりと、
単なるパターン練習で済ませられなくなってきます。
また、長文の中にも、受動態が混ざってきたりしますし、
ここは、あせらず、一歩ずつ、確実にしていくことをおすすめします。
というわけで、今回は、受動態+時制のお話しでした。