子供にアルファベットを認識させるためには、
とにかく、繰り返すこと。
これが、一番です。
でも、だからと言って、
ひたすら、アルファベットを書かせたりするのは、
英語嫌いを作ることにもなりかねません。
※好きで書いている場合にはOKです。
そこで、お約束のように行うのが「ゲーム!」です。
ただし、このゲームにおいても気をつけるべき点がありますので、
ゲームのやり方と共にお話します。
アルファベットゲームで用意するもの
用意するものと言ったら、言うまでもなくアルファベットカードですが、
わざわざ、かわゆい、カラフルな、すてきなものを買う必要はありません。
100円ショップで売っている、こんなカードを利用して、
パパパッと作ってしまいましょう。
わざわざ作るのは、
単に、安いから!だけではありません。
シンプルな文字だけ!しかも手書き!
ここに、大事なポイントがあるのです。
子供達はゲームが大好きなので、
アルファベットカードをすぐに覚えます。
でも、覚えているのはアルファベットというよりも
その図柄のほう!なのです。
その点、シンプルな文字だけというのは、文字の形を見るしか手がありません。
また、印刷文字のアルファベットは、
時として、実際に書く文字とは違っている場合があり、
それが、混乱のもとになることもあります。
アルファベットカードの作り方
作り方というほどのものではありませんが、
カードを作る際の注意点とオススメの方法をお話します。
1、上下がわかるようにしておく
アルファベットを書くとわかりますが、
たとえば、uとnは、ひっくり返すと同じ形になりますし、
pとdなども紛らわしい。
なので、アルファベットカードには、
どちらが下なのか?
わかるように、何かの印をつけておくようにしましょう。
2、大文字と小文字、色分け、ジョーカー
アルファベットカードは、
大文字カード、小文字カードを作りますが、
それらを、A~M、N~Z、a~m、n~zの4グループに分け、
色分けをしておくのがオススメです。
さらに、ジョーカーのカードを2枚付け足します。
すると、
アルファベットカードは、大文字小文字合わせて52枚ありますから、
まるで、トランプのようなものができあがるわけです。
アルファベットを覚えるゲーム3種
準備ができたところで、アルファベットを覚える具体的なゲーム例を3つお話します。
神経衰弱
よく行われるトランプゲームの一つです。
ただし、アルファベットカードを使った神経衰弱ゲームでは、
時期を見誤らないことが大切です。
たとえば、
アルファベットを、まだほとんど覚えていない子供達の場合には、
アルファベットカードをもう1組作り、
大文字同士、小文字同士でペアを作るようにします。
その際、カードがマッチしたら、必ず、アルファベット名を言わせるようにしましょう。
※言えなければ、教えます。じゃないと、単なる、神経衰弱になっちゃうから。
そして、大文字、小文字も大体、わかってきたぞ~と言うレベルになったら、
大文字と小文字のペアでマッチさせるようにします。
ただし、小文字は大文字よりも、覚えるのに時間がかかるということを忘れないように!
大文字はOKでも、小文字が苦手という子はとても多いんです。
その子の性格にもよりますが、
小文字が、まだ、あやふやで、苦手意識を持っていたりすると、
たとえゲームであっても、やりたくない!
と思ってしまうケースもあるので、ぜひ、注意しておきましょう。
カルタとり
こちらも、よくあるゲームです。
読み手が言ったアルファベットを取らせるゲームです。
カルタとりは、神経衰弱ほどではありませんが、
それでも、小文字を使う時には、注意が必要です。
ちなみに、大文字は大体わかっているけど、小文字がまだまだ。
という場合には、
最初は、大文字だけの「カルタとり」を行う。
その後、自分が取れた「アルファベット大文字」の「小文字」を紙に書いて持ってくる。
※アルファベット表は見てもOK。
というように、ゲームの後に、今、学ぶべきことを、上手に組み合わせてみましょう。
七ならべ
ゲームのルールは七ならべと同じです。
中央に出すカードは、GとTとgとtになります。
盛り上がるので、ジョーカーも2枚使いましょう。
トランプと違って、
七ならべをアルファベットで行うと、
大人でも、あれ?順番、どうだっけ?
となります。
そのため、そばに、アルファベット表を置いておくのがオススメ。
初めて、このゲームをやった時、
アルファベットを、何度も何度も、繰り返し、真剣に見ている子供達の姿に、
よっしゃぁ!これだ!
と心の中でガッツポーズしました。
とにかく、アルファベットを見る。見る。見る。
これって、とても、大切なことなのです。
まとめ
以上が、アルファベットを覚えるためのゲームとその注意点になります。
基本、アルファベットカードはトランプと同じ52枚。
しかも、4色に色分けしていますので、
工夫次第で、いろんなトランプゲームが応用可能です。
唯一、異なるのは、
トランプは、52枚中、同じ数字が4枚あるのに対し、
アルファベットカードは、同じアルファベットが2枚しかない。
という点です。
このため、
できないことはないけれど、
かなり間延びしてしまうゲームも中にはありますので、
子供達に披露する前に、
ぜひ、実際に、自分でもやってみましょうね!