中学準備

「英語わからない地獄」に子供を落とさない方法

その昔、

中学生になったとたん、

「英語」という教科が始まり、

「ちょっと、わかんないなぁ・・・・」

と思っていたら、

いつのまにか、「英語が、チンプンカンプンになり」

その結果、「英語の授業が地獄」となった。

あなたには、こんな苦い経験は、ありませんか?

 

そんな思い、子供には味わわせたくない!

もし、そう思っているなら、

これからお話しする方法を、ぜひ、やってみて下さい。

ご家庭でできる、簡単なことですが、

間違いなく、非常に大きな効果が得られます。

 

 

英語ができなくても準備はできる

昔、自分は英語ができなかった。

英語がすごく苦手だった。

としても、何の心配もいりません。

 

「英語わからない地獄」に子供を落とさないようにするには、

ほんのちょっとの準備と心がけが物を言います。

 

それでは、早速。

 

英語の準備としてのパソコン

2003年ぐらいから、家庭用パソコンは一気に普及し、

2017年には、スマホに抜かされたものの、

2018年のパソコン普及率は、まだ80%程度あります。

そこで。

もし、あなたの家にパソコンがあるのならば、

子供には、英語の準備として、ぜひパソコンを使わせるようにしましょう。

 

パソコンはローマ字変換で

一見、英語には関係なさそうなパソコンですが、

ローマ字変換ならば、キーボードを打っている間に、

アルファベットやローマ字に自然と触れることができます。

 

英語の基本は、なんといっても、アルファベット。

でも、だからと言って、

無理にアルファベットを書く練習をさせてしまっては、

英語に対しての拒否反応が出てしまいます。

 

そこで、パソコンをうまく利用します。

ゲームはもちろん、

You tubeでもなんでも構いません。

パソコンを操作しているうちに、

アルファベットの大文字もローマ字も、自然と覚えてしまいます。

 

ただし、ローマ字を学ぶことに関しては、

批判的な意見もあります。

理由は、

  • ローマ字は英語ではない!
  • 子供が混乱する!

ということなのですが、

現実問題としてローマ字は、

日本の人名や地名を表すために必要なものですし、

覚えておいて損はありません。

 

ただ一つ、

ローマ字と英語は違うもの。

そこを忘れさせないこと!

ここだけは、耳にたこが出来るほど、言い聞かせておきましょう。

 

実際、ローマ字が英語にとってマイナスになるのは、

英語らしい読み方ができないことですが、

多くの中学生用辞書には、

カタカナのふりがながついていますので、

それらを上手に利用しつつ、

英語読みを覚えていくと良いでしょう。

 

Aゴトウ
本来は、カタカナ英語ではなく、英語らしい発音で読んでもらいたいのですが、背に腹は変えられないというのが現実です。

 

大事なのは、

わからない。だから、嫌い。

という流れを作らないことです。

 

なぜなら、

英語嫌いにさえならなければ、

中学3年生頃には、英語のスペルにも慣れ

発音記号も覚えてしまいますので、

心配していたローマ字問題なんかは、

綺麗に消えてなくなってしまうからです。

 

英語学習にパソコンを活用

 

子供の将来のためを思うなら

そして、これはおまけの話ですが、

英語は、子供の将来のため必要なもの。

そう思っているのなら、

パソコンだって、

最初から両手打ちを練習させるようにしましょう。

 

実際、2020年度の教育改革では、

英語だけでなくプログラミングも導入されますし、

社会人となって仕事をする時にも、

パソコンの両手打ちは、今のところ、最低限、必須のスキルです。

 

パソコンを使う目的は、あくまでも英語のためですが、

どうせ使うのなら、

ついでのプラスも手に入れてしまいましょう。

 

両手打ちの練習には、無料のタイピングゲームなどが、オススメです。

※親子で競争すると、盛り上がります。

 

親子間のコミュニケーションが大事

ただ、

小学生にパソコンを自由に使わせることには、抵抗がある!

という方もいるかもしれません。

そこで、パソコンを使う時には、

子供だけにせず、親も必ず関わるようにします。

 

その時、鬼のように仁王立ちをして子供を見張るのではなく、

親子間のコミュニケーションを楽しむようにしましょう。

 

そして、その話題の中から、

子供が興味を引きそうな言葉を選んで、

「これって英語でなんて言うんだろう?

と、ぜひ、パソコンで調べてみて下さい。

 

親子で行うのが理想ですが、

もし、子供が乗ってこない場合でも気にせず、

あなた自身が、いそいそと調べて下さい。

 

そして、無事、調べたら、

「〇〇って言うらしいよ~」と、

ちゃんと声掛けしておきます。

※読み方の音声チェックを忘れずに!

 

ここで大事なのは、

英語を知ることではありません。

 

英語が嫌いだったあなたが、

英語が苦手だったあなたが、

  • 大人になった今も、英語に興味を持っているらしいこと。
  • 宿題でもないのに、わからないことは、ちゃんと調べていること。
  • わかったら、すごく嬉しそうな声を出していること。

この姿を、子供にちゃんと見せていることの方です。

 

つまり。

あなたが、教えているのは、

単なる英単語ではなく、学習や勉強の基本姿勢そのものだ。

ということです。

 

お母さんやお父さんは、

マザーテレサでも、スーパーマンでもありません。

普通に、できないこともあるし、

普通に、苦手なものもあります。

 

でも、それらを包み隠さず、

自分ができないこと、

自分が苦手なことを、

あっけらかんと認め自主的に学ぼうとまでしている。

こういうお母さん、お父さんなら、

子供は「英語わからない地獄」に落ちることはありません。

 

まさか!それだけで足りるはずがない!

もしかしたら、今、あなたは、こう思っているかもしれません。

英語教育改革も決まっている。

中学英語のレベルも上がると聞いた。

英検受験を考えているお友達もたくさんいる。

なのに、

パソコンを使ったり、

親子間のコミュニケーションを楽しむだけでは、

足りるはずがない!と。

 

だから、今すぐにでも

  • 英語の単語を暗記させたい。
  • 英語の文法も先取りしたい。
  • 早めに英語塾にも入れたい。
  • 通信教育をやらせたい。

そう、思っていますか?

 

でも、ちょっと待って下さいね。

 

つまづきは単語から始まるが・・・

少し、古いですが、

チャレンジシリーズで有名なベネッセさんの

アンケート結果をご覧下さい。

 

英語わからない地獄の原因

 

表を見ると、英語のつまづきの原因は、

単語にある!

と考えている教師が7割にも上ります。

 

でも、「単語」なんてものは、

中学生にもなれば、努力次第で、どうとでも覚えられるものです。

小学校でもカドをたくさんやって、漢字覚えましたよね?

単語だって同じことのはずです。

 

なのに、なぜ?できない。

いや、やらないのか?

その理由にもなっているのが、

上記の表の2番目、3番目です。

  • 英語に限らず、学習習慣がついていない
  • 英語に限らず、学習自体への意識が低い

 

つまり、英語の準備として、最初にやるべきは、

単語や文法を教えることではなく、

学習習慣をつけさせ、学習への意識を高めることなのです。

 

頭の固い毒親にならないために

そして、上記のことは、

単に学校の勉強のためだけに行うのではありません。

 

そもそも、2020年度に教育改革が行われる背景には、

今までのように、

机に向かってガリガリと勉強するだけの子では、

  • 将来のグローバル社会や、
  • AI時代、
  • 情報化社会、

には適応できない。

といったことがあります。

 

だからこそ、

今のうちから、

自主性や積極性はもちろんのこと、

わからないこと、できないことでも楽しめる力を育んでおくことが大切なのです。

 

子供の英語を伸ばすもの

また、英語学習の準備として、

パソコンとコミュニケーションを使うのは、

英語は、もう、自分の周りに日常的にある!普通にある!

ということを、子供に納得してもらう目的もあります。

 

実際、英語嫌いの子供は、

どうせ、海外にも行かない」

どうせ、英語なんて、将来、使わない」

と、すねた態度を取ることがよくあります。

 

でも、現実は、そうじゃありませんよね?

 

日本語しか話していないはずの私達の生活にも、

英語は入り込んでいるし、

当たり前のように、普通にたくさん、あふれています。

 

たとえば、

駐車場のPはparkingのP。

ATMはautomated teller machineの略。

ゲームはgame。

プレイヤーはplayer。

バスはbus。

コーヒーはcoffee ・・・

という具合です。

 

子供には身近な英語が大切

カカオはcacao(発音注意)

 

こういった身近にある英語に気づくことは、

英語に親近感を持つだけでなく、

子供なりに、英語を学ぶ理由や目的が見つけやすくなるのです。

 

「勉強しなさい!」

と言ったところで、

子供のやる気や勉強意欲は出てきません。

アメもムチも、一時的には効果はあるでしょうが、長続きしません。

 

特に、英語学習は、年齢的に子供には難しい部分がたくさんあります。

そうした難しさにへこたれないようにするには、

子供自身が、学習する意味を感覚的にわかっていること、が何より大切です。

 

以前、子供達に、

文章に使う単語を3つ、日本語でいいから書いてきて!

と宿題を出したことがありました。

それを、自分から「ググッて英語で書いてくる!」

と言った子がいたんです。

 

次の時間、その子供は、

自分が好きなゲームの登場人物の名前を、

たくさん、英語で書いてきていました。

 

そう。小学生のうちは、こういうことで、いいんです。

自分が好きなことや興味のあることと英語をつなげられれば、

それだけで、十分です。

 

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

英語わからない地獄に子供を落とさないための準備として

  1. ローマ字変換のパソコンを利用すること。
  2. コミュニケーションを楽しみつつ英語を調べること。

をお話しました。

具体的な方法としては、難しいことは一つもありませんが、

  • あなたの価値観を子供に押し付けない
  • 子供を追い詰めない
  • 社会の変化を一緒に勉強する
  • 手は離しても、目は離さないなど

あなた自身の意識改革も必要です。

 

また、いくら簡単だとは言っても、

「わざわざパソコンを立ち上げるのは面倒くさい」し、

フルタイムで仕事をしていれば、

「英語時間に追われてしまって、気が重い」

そんな気持ちも、よく、わかります。

 

でも、

その時間って、ほんの10分、15分の話なんです。

それに、毎日毎日、やらなきゃいけないものでもありません。

 

考えてもみて下さい。

中学1年生でもらった初めての通知表に愕然として、

慌てて学習塾を探し、

毎週、車で送り迎えする時間を考えたら、

今のこの10分、15分なんて、実にラクなもんです。

 

もし、

何度、叱っても「勉強しない」子供。

家では、ゲームばっかり、スマホばっかり、

テレビばっかりの子供に、イライラしている自分。

そんな未来を作りたくないのなら、

わが子が小学校5年、6年の今こそ、ちょっと頑張っておきましょう。

 

実際、学校では、お兄さん、お姉さんと呼ばれている小学5、6年も、

家に帰れば、まだまだ子供。

顔には出さなくても、

親と一緒に楽しく学べる時間は、とても嬉しい、ハッピーな時間です。

それに、

子供が中学生になれば、

そんな時間は持ちたくても、だんだんと持てなくなるんです。

 

今、この時は、2度と取り戻せない時間です。

子供にやらせる・・・

というよりも、

あなたが一緒に楽しみたいから、子供につきあってもらう。

そんな意識なら、必ず、うまくいきます。

ぜひ、あなた自身が、この準備を楽しんでくださいね。

 

追伸

もし、どうしても、

不安がぬぐえない。

イライラして怒ってしまう。

子供とのコミュニケーションがうまくいかない。

ような時には、

下記の本を、今すぐ、読んでみてください。

イラストを見ると、小さい子がいるお母さん用に思えますが、

小学校5、6年のお子さんがいるお母さんにこそ、

役に立つ本です。

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