小学生に英語を教える時、大事なことは1つしかありません。
どうすれば、子供たちは伸びるのか?
どうすれば、小学生の英語学習は効果的になるのか?
ここだけです。
目次
外部の検定試験を使えば楽ちん
正直に言うと、
- 一番、子供たちが伸びたように見えて、
- 一番、小学生の英語学習が効果的だったと思ってもらえるのは、
外部の検定試験に合格させることです。
でも、それが、本当の意味で、効果的な英語学習と言えるのか?
という点については、疑問が残るところです。
もちろん、検定試験の合格そのものが悪いわけではありません。
でも、試験を受ける以上は、親も子もやっぱり合格したくなるんです。
そうなると、
- いつのまにか、目標が検定試験合格にすり替わり、
- 英語学習は、試験対策へと変わっていきます。
- その結果、英語の成績は良くなりますが、英語を自由に使えるようにはならない。
こんな、今までと、何ら変わらないパターンが繰り返される!
かもしれないのです。
小学生からの英語学習が効果的になるのは?
そもそも、
小学生からの英語学習が効果的だった!
そう言いきるためには、英語を自由に使えてこそ!のはず。
でも、いつのまにか、
どうも、そうはならないっぽい。
↓
でも、検定試験に合格したから良い
↓
学校の成績さえ良ければ良い
↓
大学に受かればそれでいい
こんなふうに、どんどん、ハードルを下げていく人のなんて多いことでしょう。
英語を使えるようになるには、何が必要なのか?
英語学習を、とても真面目に取り組む小学生は少なくありません。
でも、真面目さだけでは、英語は使えるようにはならない!
これが、現実なんです。
実際、民間の検定試験に合格する子はたくさんいます。
でも、日本人の英語レベルは、いまだに、全然、ダメなんです。
これは、一体、何故なのか?
答えは、簡単。
英語を学ぶ姿勢が、常に受身だからです。
つまり、英語を自由に使えるようになるためには、本人の英語に対する積極性が一番重要なんです。
積極性はどこから生まれるのか?
では、英語に対する積極性は、どこから生まれるのでしょうか?
言うまでもなく、一番良いのは「必要に迫られること!」です。
英語が使えなきゃまずい!
こういう状況なら、子供たちはちゃんと英語を使えるようになります。
が、残念ながら、日本においては、これはまだまだ、期待できそうにありません。
そこで、大事になってくるのが、
小学生のうちから、
- 英語を自分の現実に密着させる
- 英語が必要になる自分を想像させる
ことです。
テストのためじゃない英語学習
そのために、やって頂きたいのが、テストのためだけじゃない英語学習の準備です。
実際、これは、期末テストも内申もない、小学生だからこそ、できる準備だとも言えます。
もちろん、最終ゴールは、英語を自由に使えるようにすることですが、実は、それだけではありません。
なぜなら、
英語と言う教科は、
- コツコツと継続する力
- 論理的に考える力
- 文章の読解力と表現力
なしには、上のステップへとは進めない教科なんですね。
そのため、英語学習の準備のつもりが、算数の考える力や国語の読解力アップにもつながる可能性は十分にあるんです。
とは言え、小学生のうちは、できることも限られていますので、時間をかけ、無理をせず少しずつステップアップしていきましょう。
小学生のうちから準備しておきたいこと
具体的に準備しておきたいことは、下記の6つです。
この準備がおすすめ
- 英語特有の発音や読み方に慣れる
- 中1英語の基本となる動詞の本当の意味を知っておく
- 論理的な思考力を高めておく
- 状況を正確に説明できる日本語力を鍛えておく
- 自分の意見の書き方の練習をしておく
- 身近な英語に興味を持つ
この6つに絞っているのには、ちゃんと理由があります。
ココがポイント
1は、発音と読みが、書く力とリスニング力、スピーキング力につながる。
2は、熟語を覚えやすくなるし、スピーキングの表現力が上がる。
3は、文法構造が簡単に理解できるので、英語が簡単になる。また、論理的思考力はどんな時にも役に立つ。
4、5は、民間の検定試験対策にもなるし、社会人としてのコミュニケーション力も鍛えられる。
6は、英語を身近に感じることで、英語学習が継続しやすくなる。
要するに、目先の英語力だけでなく、将来的にも役立つものとなっています。
下記は、上記の4番を意識した宿題です。
お題の写真を見て、説明する練習です。
まだ、英語では書けないので、日本語で表現する練習からです。
まとめ
日本の状況は、まだまだ、英語が使えなきゃ話にならない!わけではありません。
いや、むしろ、英語は必須!なんて人は、まだ一部でしょう。
そのため、英語学習=受験対策でいいじゃないか?
そんな意見もあると思います。
でも、私は、こう思うんです。
たとえ、受験対策であったとしても、貴重な人生の時間を削って、英語を学んでいるのだから、得るものは、できるだけ、たくさんあった方が良い!と。
事実、受験のためだけの英語学習は、テストに受かってしまえば終わりになってしまいます。
そして、手元に残るのは、頑張った自分と、小さな印(資格)のみ。
それでは、つまんないし、何より、もったいないですよね・・・。
ぜひ、一度、考えてみて欲しいと思います。