中学生

英語の成績が良くても安心してはいけない

2018年3月15日

なに言ってんだこいつ

中学校で英語につまづいている子は多いので、

学校の成績が良いだけでも、うらやましい。

と思う親御さんもいらっしゃるでしょうが、

中学1年生レベルで、中学校の成績が良くても、

まだまだ、安心はできません。

 

先日もお話したように、

中学1年生レベルというのは、

まだまだ序の口ですから、

本当のところは、

中学2年生、3年生になってみないとわからないのです。

 

そこで、なぜ?

中学1年生で成績が良くても安心はできないのか?

その理由と、対策についてお話したいと思います。

 

学校英語はパターン練習である

学校英語というのは、

パターン学習がとても多いのが特徴です。

 

確かに、

最初のうちは、

パターンを覚えるのが、もっとも効果的ではあるのですが、

こういったパターン学習に慣れすぎると、

応用力がつきにくくなります。

 

なぜか?

パターンがあるということは、

そのパターンさえわかれば、

特別、頭を使わなくても、

流れ作業のように、問題を解くことができるからです。

 

自分で考える力を伸ばす?

最近は、2020年度の教育改革もあって、

アクティブラーニングや思考力を高める学習が必要だ

ということも、叫ばれていますが、

その割には、

まだまだ、パターン学習から抜け出せていないと感じます。

 

実際、子供たちに、

いつも解いているパターン問題とはちょっと違うタイプの問題をやらせてみると、

とたんに、

  • そもそも、問題のやり方がわからない
  • 答えが出せない

という状況に陥ります。

 

なに言ってんだこいつ

なに言ってんだこいつ?

 

レベルを上げるよりも、掘り下げていく

つまり、

ある意味、子供たちは、問題慣れをしているだけで、

本当に、深いレベルで理解しているか?というと、

そこまでには達していないんですね。

 

これを、打開していくには、パターン練習だけでなく、

それを超えた、プラスアルファの学習も必要ということです。

 

ただ、ここで、

一つ、気をつけなければならないことがあります。

プラスアルファの学習とは、

上のレベルのものをやる、ということとは違うのです。

 

つまり、

中学1年生に、中学2年生や3年生の文法を先取りして教える。

これは、プラスアルファの学習ではありません。

プラスアルファーの学習とは、

レベルを先取りするのではなく、今のレベルを掘り下げるのです。

 

簡単な文でも、難しい問題になる

簡単な文法ばかりの中学1年生レベル。

でも、

簡単な文であっても、

それを掘り下げることは可能です。

 

具体例として、

一つ、書いておきますので、ぜひ、やってみてください。

 

空欄に適切な単語を入れなさい

Are they your sisters?

No,Alice's _____ sister and Liz _____ her best friend.

 

※正しい答えを入れることができたら、その理由もちゃんと説明してください。

 

まとめ

いかがでした?

上の問題、ちゃんと解けたでしょうか?

 

確かに、学校の成績が良い、というのは、喜ばしいことです。

 

でも、

そこで満足してしまったら、そこで知識はストップしてしまいます。

学ぼうと思えば、もっともっと深く学ぶことができるのです。

それを、子供たちに知ってもらうためには、

学校のテストとは、違うパターンの問題を見つけてくることです。

 

おすすめは、海外製の子供用英語教材です。

発想が異なるので、大人でも「え?」と思うことが結構あります。

 

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