大学の共通テストの英語、ずいぶん変化しましたね。
とは言え、きちんと英文さえ読めれば、それほど難しくはなかったように思います。
ただ、ふと思っちゃったんですよね。
これ、英語力だけの問題なのだろうか?と。
正答に迷う問題がチラホラ
正直、英文は読めても、正答に迷う問題もチラホラありました。
実を言うと、
一問だけ、私も引っかかったんですよね。
それが、歌のコンテストの話です。
ベストはどのグループ?で、
一等賞になったグループを選んじゃってました。
でも、よくよく質問文を見たら、
singの単語があるではありませんか?
一等賞ではなく、一番、歌が上手かったのはどのグループ?
という設問だったわけです。
こういうのは、完ぺきに、自分の思い込み=バイアスが関係しています。
まぁ、こういうのは、問題慣れすればいいのかもしれませんが。
運転免許の試験や、宅建の試験なんかで、よく使われる手ですよね。
現実的に必要なスキルになってきた
ただ、引っかかった私が言うのもなんですが、
こういう問題は、
現実的に、必要なスキルだ・・・と思うんですよね。
いずれ学生は、社会人になっていきます。
社会人になるってことは、
仕事に限らず、プライベートであっても、それなりに責任が生じてくるわけです。
そうした現実の社会においては、
- いつもかもスッキリした正解があるわけではありませんし、
- いかにも正解ヅラした選択肢が、まるで自分を誘うかのように転がっていることもあります。
それを、
- 必ず、正解はある!
- これこそが、正解だ!
なんて思い込んでしまうと、いろんなミスや混乱を招きやすくなります。
だからこそ、とりあえず、目の前の情報を色眼鏡なしで見ること。
そして、
- 完ぺきな正解が見つからない時には、消去法で考え、一番、ベターな答えを導きだす。
- 万が一、正解っぽいものがあったら、それらしいものほど、疑う。
この姿勢を忘れないための訓練だと思えば、いい問題だな・・・と。
英語よりも重要な読解力
というわけで、
英語力がまだ、そこまで到達していない子供たちにも、
こういう問題は解かせてみたい!
そう考えまして、日本語版(少しだけ英単語入れて)を作ってみました。
さて。
どこまで、できるか?楽しみです。
※なお、このプリントは共通テストをもとにしているため、おおっぴらに配布は致しません。
が、欲しい方は、ラインとか・・・ごにゃごにゃ
まとめ
英語の読解においては、確かに英単語も英文法も必須です。
でも、その前段階として、日本語でできないものは、英語でも無理なんですよね。
そもそも。
自分で考える・・・という癖をつけないと、
すべてを、暗記一辺倒でいってしまったら、
大学入試だけじゃなく、仕事においても、できないヤツというレッテルを貼られるし、
いろんな場面場面において、つらくなってしまう気がします。