中学生の教え方

中学英語が理解できないのは、日本語訳のせい?

2021年11月19日

どうせなら、こういうノート作成の方がいい

中学英語が理解できない時、何をすべきか?

そりゃあ、つまづいているところからやらなきゃダメですよね?

で、普通、

中学英語が理解できないという子は、まず間違いなく単語がダメなんです。

だから、普通は、単語から覚えなさい!って言われちゃいます。

それは、確かにそうなんです。

でも、正直、全然、やる気起きませんよね?

だって、すでに英語への苦手意識があって、ほぼほぼ英語嫌いになりかけてんだから。

 

 

英語の堂々巡りを止めよう

そうなると、結局、堂々巡りになっちゃうんですよね。

単語がわからない→英語が理解できない→単語なんてやっても無駄→もっと英語が理解できない→ますます英語をやらない→どんどん嫌いになる

こんな感じで、悪い方へ進んじゃうんです。

 

そこで、単語力がないのは承知の上で、順番をいっそのこと、変えちゃえばいいのかな?と。

 

そもそも、私。

語を暗記科目だって思い込ませたら、ダメだと思うんです。

 

だって、そんな超!つまんねー学習ってないじゃないですか?

 

英文をそのまま日本語で並べてみよう

英語は外国の言葉。

だから、理解するのに日本語はどうしたって必要です。

でも、基本、英語と日本語は違う言葉。

だからこそ、敢えて!日本語に引っ張られないようにしないといけないんです。

 

なのに、

中学校では、英文を書き写させて、日本語訳を書かせる。

そんな宿題とか授業が、いまだに横行しています。

実際、あれは、なんの効果もないどころか、かえって有害じゃないか?と思います。

 

どうせなら、こういうノート作成の方がいい

どうせなら、こういうノート作成の方がいい

 

大事なのは、

英語と日本語の差を知ることの方です。

なのに、綺麗な日本語訳は、その差を見えにくくしています。

 

たとえば、

I want to play tennis.

という英文を、学校では、私はテニスがしたい。

と教えます。

 

でも。別に、

私は、欲しい、プレイすること、テニス。

これで、いいじゃありませんか?

 

だって、

順番なんて関係なく理解できるのが日本語の特徴でありメリットなんです。

それに何より、日本語は母語なんだから、

「私は、欲しい、プレイすること、サッカー。」

これでも、十分に意味はわかりますよね?

 

英語の学習は言葉の学習です。

そして、

言葉で一番大事なことは何か?って言ったら、相手に伝わることなんです。

 

ココがダメ

多くの中学生は、~したい=want to~で暗記しています。

確かに今はそれでいいかもしれない。

でも、暗記だけだと、必ず限界が来ます。

 

単語の重要性を実感する

英文を、とにかく英語の順番で読む。

そのためには、英語の順番を変えずに、そのまま日本語に入れ替えていく。

そういう練習を重ねていくと、

少しずつ、英文の構造が見えてくるようになります。

だって、英語は本当にシンプルな言葉だから。

 

そうすると今度は、

単語の重要性が、実感を伴ってわかってくるようになるんです。

 

たとえば、

I want to  ?????? tennis.

こんな英文が出てきた時、

もし、??????の単語が、わからなかったら、この人の「人となり」も見えてきません。

 

実際に、

「私は、欲しい、?をすること、テニス。」

こういう会話を投げかけられたら、どうでしょうか?

 

?に入るのは、playだけじゃありません。

watchかもしれないし、learnかもしれない。

実際、

  • playが入る場合と、
  • watchが入る場合、
  • learnが入る場合では、

微妙に、その人へのイメージって変わります。

 

学校的に訳すなら、

  1. I want to play tennis.
  2. I want to watch tennis.
  3. I want to learn tennis.

  1. 私はテニスをしたい
  2. 私はテニスを見たい
  3. 私はテニスを習いたい

でしかありません。

でも。

言葉って、そういうもんじゃないですよね?

 

まとめ

中学英語が理解できないなら、まずは単語から。

それは、正論です。

でも、重要性も何もわからないまま、闇雲にヤレ!っていうのは、

なんだかなぁ・・・って思います。

 

まぁ、そう思うのも、私が受験勉強とか、成績アップとかに興味ないからなんですが。

(実質、週に1回では無理だし)

それよりも、(英語を)学ぶって楽しい・・・をたくさん味わってほしいと思います。

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