子供英会話で、目に見える!効果を出したい!
児童英語インストラクターなら、誰もが思うことでしょう。
でも、現実には、
「ここなら、良さそう!」
そう思って、加入したフランチャイズも、
なんだか、今ひとつの結果・・・なんてことはザラです。
それでも、あきらめることなく、
世に出回っている英会話教材をチェックはするものの、
結局、どれも、似たような作りになっているな。
ということが、わかるだけで、
効果的な子供英会話レッスンの答えは得られないままです。
でも、一つだけヒントがあります。
それを、一緒に考えてみたいと思います。
目次
自分の歴史に答えがある?
よく言われるように、
ネイティブは英語は話せますが、
どうやって、自分が英語を話せるようになったか?
は、わかりません。
でも、日本人の児童英語インストラクターは、
何か、努力をして、英語を話せるようになったはず。
その自分の歴史を、まず、紐解いてみる。
これが、一つのヒントに、なります。
今の子供英会話の問題点
ただ、その前に、
今の子供英会話の問題点を洗い出しておきましょう。
常に決まり文句が存在している
子供英会話では、常に決まり文句が存在しています。
いわゆるリピート練習もそうですが、
あいさつには、それが顕著に現れます。
- How are you?
- I'm fine.
- What's the date today?
- It's April 17th.
などですね。
でも、これは、習慣的に覚えただけで、
英会話とは、言えません。
会話が成り立たない
その点、ネイティブ講師は、
自由な英語で、いろいろ話しかけてくれます。
でも、
子供の方は、言われている内容がわからないし、
それに対しての、受け答えもできません。
- そのため、適当に受け流す。
- 何も言わない。
で、終わっちゃうので、
会話そのものが、成立しません。
子供英会話で効果を出すには?
おそらく、以上の二つが、
子供英会話特有の問題点だと思います。
要するに、
子供たちは、
自分が言いたいことを英語で話せません。
これを、なくすためには、
- 理解すること
- 自分の言いたいこと
この2つが、整理されればいいんじゃないでしょうか?
子供に理解してもらうこと
では、子供に何を理解してもらうのか?
実際に、ご自分の過去を振り返ってみましょう。
確かに!あれだ!
そんな英会話のきっかけになった出来事があるはずです。
それを、子供にわかるように、理解してもらう。
その工夫をするのが、レッスンプランです。
たとえば、
私は、英文の構造を使えるようになったことが、
一番、大きかったんですね。
だから、
まずは、人称代名詞を教え、
次に、be動詞を教え、
自分の言いたい文章を作ってみる。
こういった、流れでレッスンを行いますが、
「I am・・・」
「He is・・・」
と言葉を発した時点で、
言おうとしていることは、わかるんだよ!
ここまで、理解してもらうようにしています。
自分の言いたいこと
でも!現実には、そんな英語力よりも、もっと大事なことが子供英会話にはあります。
というのも、
日本の子供たちは、なかなか、自分の言いたいことが言えないんですね。
まるで、
英語=勉強
というイメージが、すでに染み付いているかのようです。
これを、緩めてあげるためには、
通り一辺倒のリピート練習は、止めさせた方が良い気もしています。
Do you like cats?
Yes,I do.
Can you speak English?
Yes,I can.
みたいな練習です。
リピート練習は、自分の意見を言わなくてもいいので、
子供たちにとっては、ある意味、ラクです。
でも、
それでは、いつまでたっても、言いたいことが言えるようになりません。
そこで、
時には、日本語で話す練習もしてもらっています。
母語でコミュニケーションできなければ、
英語でも、無理ですから。
まとめ
今回の記事は、あくまでも、
小学校高学年で、英語学習歴がある子をイメージしています。
それ以下の年齢だと、
「理解する」という点でハードルが上がってしまうので、
思うようには進められないからです。
もちろん、そこは、
それぞれの、先生の経験と腕次第なのかもしれませんが、
自分なりに試行錯誤していくしかありませんね。