英単語の覚え方で検索すると、多くのサイトがヒットし、
いろんなやり方が推奨されています。
でも。
どれだけ、効率の良い英単語の覚え方を教えてもらっても、
結局のところ、
その子がその方法を実際にやるか?どうか?
ここにかかっているのです。
単語だけは、教えられない
たとえば、
英文法は、いくらでも説明することができるので、
いくらでも、子供に教えることができます。
でも。
単語に限っては、せいぜい、
「こんな覚え方をするといいよね。」
なんてことを提示するだけで、
その後は、その子まかせです。
もちろん、
- 「単語テストをするぞ!」とか
- 「宿題でやってこい!」などと
半分、脅すようにして強制することも可能ですが、
あまり、意味があるとは思えません。
結局は、モチベーション次第
となると、
結局は、単語力って、本人のモチベーション次第!なんです。
多分、
受験を間近に控えている中3や高3の場合には、
こうしたモチベーションは非常に高いですから、
問題はないでしょう。
でも。
それ以外の学年、小学生、大人は、どうでしょうか?
これは、私自身の経験でもありますが、
受験生の時と同じモチベーションを保てる人はほとんどいない!
と思います。
となれば、
いくら、単語の覚え方をググったところで、
意味はありません。
だって、やらないんだから。
受験以外のきっかけ
じゃあ、どうするか?
言うまでもありません。
受験以外のきっかけが必要です。
実を言うと、
私自身、いくら「単語が大事」と言われても、
全然、単語力をアップする気になりませんでした。
いや。
自分の単語力のなさは、ちゃんとわかっていたんです。
だから、本屋へ行くたびに、単語の本は買ったりしていました。
でも、続かないんです。モチベーションが。
でも、ある日を境に、このダラダラ癖を返上できました。
もちろん、今でも、単語力アップは欠かせない!と思っていて、
常に、何らかの単語練習をしています。
これは、何がきっかけになったか?
と言うと、
チンプンカンプンだった長い英文が、
構造で理解できるようになったことが大きかったんです。
つまり。
- 英文の構造は理解できる。
- あとは、単語だけ。
こういう状況になったのです。
多くの人が勘違いをする
そう、私は、勘違いをしていたんですね。
単語がわからないから、長い英文がわからない。
そう思っていたんです。
だから、仕方がない・・・。
そんなふうに、自分で自分に言い訳してたんです。
だって人間だもの。
でも。
どんなに長い英文も構造が理解できたら、
驚くほど簡単で、
え?あとは、単語がわかれば、何でも読めるじゃん。
そう思えたんです。
ここに、単語を覚えるという「欲」が出てきました。
馬の鼻先にニンジンってわけではないですが、
- 先は長そう。
- もう少しでゴールする!
どっちの状況が、頑張れますか?
まとめ
私自身は、も少し、若い頃、
信頼する英語の先生に、
「最低6000語は覚えろ!」
そう言われました。
でも、できなかった。
先が見えなさすぎて。
なのに、子供たちには、
同じように、
「中学3年間で2400語覚えろ。」
なんて、言っちゃってる。
これは、多分、絶対に!あかん!やり方です。
そこで、最近は、発想を逆にして、
子供達には、まず、英文の構造を教えることから始めています。
そこから、
- 「単語がわかれば、面白いかも」
- 「単語がわからないと、何もわからない」
そんなことを、子供たちが自分から気づいてくれればいいな・・・と。
もちろん、基礎的な単語は絶対に必要なので、
先日、紹介した単語アプリも積極的に使って、
「楽しいぞ。楽しいぞ。」
とこっそり念を送っています。