わかってしまえば、簡単なんだけど、
there構文と言われるものは、中学生にはとっつきにくいのかな?
なんて思います。
というわけで、今回は There is~.とThere are~.を学んでいきましょう。
主語+動詞の基本から外れます
まず、最初に、
There is ~
There are ~
という英文は、主語+動詞という英文の基本形から外れてしまいます。
でも、難しい文法用語は覚えなくて大丈夫。
There is ~.
There are ~.
は、熟語みたいな感覚で覚えちゃえばOKです。
意味は、
~がいる。~がある。
なお、
- 「is」を使うのか?
- 「are」を使うのか?は、
後ろのホニャホニャ部分(名詞)が、
- 単数か?
- 複数か?
によって使い分けます。
では、早速、例文を作ってみましょう。
There is a fly in my soup.
スープの中にハエがいる!(一匹でも、ゲッ)
There are cookies on the table.
テーブルの上にクッキーがある!(たくさんあるよ!わ~い)
大丈夫ですね?
中1で習った「~がいる」「~がある」
ただし!
ここで、「あれ?」って思った人は、エライ!です。
確か、中1の最初の方に、こう習ったはずです。
~がいる。~がある。
という文は、
He is in his room.
彼は、自分の部屋にいる。
My book is on the desk.
私の本は、机の上にある。
こんなふうに英作しましょう!と。
there構文を使うのは、どんな時?
日本語では、確かに、
どちらも、「~がいる。」「~がある。」と同じように訳します。
でも。
中1で習ったbe動詞を使う英文と、
今回のthere構文では、大きく違う点があります。
それは。
there構文っていうのは、
初めて!話題にする時にだけ!使われる文なんです。
だから、
(知らない)男の人がドアのところにいる。という時には、
There is a man at the door.でいいですが、
トムがドアのところにいる。という時には、
Tom is at the door.にします。
ココがポイント
Tomと名前を言うぐらいだから、お互いにもう知っている仲なので、「初めて感」はありませんよね?
また、the appleなども、普通は、there構文ではつかいません。
だって、「the」って付けた時点で、そこにいる全員が「もう知っているりんご!」だから。
there構文でよく使われる単語は?
さて、there構文の使い方は、これぐらいにして、
もう一つ!
ついでに、there構文でよく使われる単語についても、きちんと覚えておくことにしましょう。
それが。
someとanyです。
someもanyも、どちらも「いくつかの」と訳されますが、
- some=肯定文に使う
- any=疑問文と否定文に使う
という点を、きちんと覚えましょう。
あと、否定文の時の日本語訳は、
「1つもない。」としましょうね。
さらに詳しく
ちなみに、
somethingとanything(何か)
someoneとanyone(誰か)も、肯定文か?疑問文・否定文か?で使い分けします。
ただし、somthing(anything) もsomeone(anyone)も単数扱いです。
まとめ
今回は、there構文を説明しました。
が、この構文は、熟語のように覚えておけば、それほど、難しいことはありません。
むしろ、
- aとtheの違い
- 単数と複数
- thereを使うシチュエイション
この3つを深堀りする必要があるので、
そっちの方が、大変かもしれません。
でも。絶対に、深堀りした方が、楽しいですよ!
おまけ
初めて話題にするときにthereを使うというのは、普通は!って話です。
でも、英語は言葉。自分の気持ちが最優先です。
Is there anyone outside?(外に誰かいるの?)
Yes,there is somone waiting.(うん、誰か待ってるよ)