先日、be動詞についてお話しましたので、
今日は、一般動詞についてです。
実は、
be動詞自体は、am is are の3つしかないので、
覚えてしまえば、
多くの子が「簡単、簡単!楽勝、楽勝!」と思い込みます。
ところが、
次に、一般動詞が出てくると、
- 再び、be動詞はあやふやになる
- 一般動詞はもっと、あやふやになる
という中1が少なくありません。
そこで、一般動詞をちゃんと理解させるためには、
どう道筋をつけていくべきか?
ここをお話いたします。
一般動詞は英文比較から
今回も、
文法用語はできるだけ、使わない方向でいきます。
まずは、
I am a student.
You are busy.
He is a teacher.
We are happy.
などの英文と、
I like apples.
You play tennis.
She wants pizza.
They have a dog.
などの英文の比較をしてもらいます。
つまり、
be動詞の文と一般動詞の文では、一体、何が違うのか?
ここを、子供に気づかせ、考えさせるようにするわけです。
be動詞を使うべきか?使わざるべきか?
ここで、大事なのは、
- be動詞の英文=be動詞の前後が、イコールの関係にあること
- 一般動詞の英文=一般動詞の前後は、イコールではないこと
に、気づかせることです。
つまり、ポイントは、
be動詞と一般動詞は、同時に選ぶことはできない。
どっちかを選ぶべきなのだ。
ということを、
英文から、ちゃんと納得させることなんです。
実際、このやり方は、
be動詞と一般動詞の違いを理解できる
だけでなく、
主語の後ろには、動詞が1個だけ来る
という英語の基本パターンをも同時に理解できるので、
まさに、一石二鳥の方法です。
まとめ
一般動詞の定義は、
簡単に言えば、be動詞以外の動詞です。
でも、これを、中1に講義したところで、
「わかったような、わからないような」
そんな感じで終わります。
英語を教えていて、
「あぁ、暖簾に腕押し」
って、このことだな・・・・
と、はっきり、実感する瞬間です。
そこで、
「be動詞を使うのか?使わないのか?」
その選択肢を、彼らに与えてしまおう。
というのが、今回のやり方です。
この方法は、
考え方のレッスンになりますので、
一般動詞の導入時、
あるいは、
英作で腕だめしをする時に使えます。
もし、be動詞を使ったら、何をすべきか?
be動詞を使わないとすれば、何をすべきか?
それを、考えていく作業は、
パズルを解いていくようで、楽しいものです。
いつもかも、
be動詞と一般動詞の英文の練習問題をひたすら解く。
それだけでは、英語はつまらないと思います。