中学1年生が、
「英語がわからない!!!!」
と思うのは、
なんといっても、最初に習うbe動詞のせいでしょう。
- そもそも、be動詞のbeって、なんなんだ?
- 動詞なのに、動きは表していない。
- 日本語の意味が、「です」と「いる」と「ある」の3つ?
もはや、頭には?がいっぱいです。
なのに、これを、とりあえず、暗記しろ!
というのは、とても乱暴だと思います。
そこで、中学1年生には、どうやってbe動詞を教えればよいのか?
そのあたりを、話してみたいと思います。
中学1年生の理解力はバラバラ
言うまでもありませんが、
中学1年生の理解力は、人によってバラバラです。
ですから、
大人の感覚で教えてしまうと、つまづく子が続出します。
be動詞の教え方
そこで、
子供でも、簡単に覚えられるやり方で、
be動詞は教えます。
どうするか?と言うと、
I am a student.
He is a student.
You are a student.
She is a student.
They are students.
We are students.
You are students.
などの英文を使って、
am is areに注目させるだけです。
![](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2019/06/Agoto.png)
小学生向けですが、人称代名詞については、こちらの記事も参考にしてください。
その後、
- am グループ
- is グループ
- are グループ
に分ける練習をして、
完璧になった時点で、
今度は、am is areの両隣を確認させます。
ここで、
- 単数と複数。
- 形容詞と名詞。
も同時に気づかせられれば、ラッキーです。
さらに詳しく
ちなみに、私は、
I am a student.とThey are students.を比較して、人数に注目させつつ単数と複数を説明し、
studentは一人、二人と数えられるけれど、happyは1つ、2つと数えられないと言って、名詞と形容詞を区別させています。
学校の教科書に沿ってはいけない
お気づきかと思いますが、上記の順番は、
学校の教科書には、全く沿っていません。
![](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2019/06/Agoto.png)
でも、英文の構造は同じなのですから、
上記のように、まとめて勉強したほうが、
絶対!ラクなんです。
ちなみに、
私は、am is are の日本語の意味も、
はっきりとは教えないようにしています。
日本語に訳す時は、
日本語らしい文章にするんだよ。
と言うだけです。
と言うのも、
「です」
「いる」
「ある」
と覚えさせると、
英作の時に、全然、融通が利かなくなって、
おかしな英文を作る可能性が大きくなるからです。
その代わり、
am is are の両隣を確認させた時、
be動詞が、イコールの働きをしていることには、
気づいてもらうようにします。
![](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2019/06/Agoto.png)
なぜなら、
「be動詞はイコールの働きなんだよ。」
こんなことを、いくら子供に話したところで、
全然、腑に落ちてはいかない。
そう経験でわかっているからです。
まとめ
中学1年生で英語が苦手な子は、
私は忙しい。
という文を、
I busy.
と書きます。
確かに、日本語は、
- 私は=I
- 忙しい=busy
この二つの単語しかないので、
I busy.
にしちゃう気持ち、よくわかります。
でも、これを、
- 「私は忙しいです」の「です」が必要
- 「忙しい」は動詞じゃなく形容詞
と言ったところで、
余計に、?????になるだけです。
実際、こういう問題の根本には、
英語を日本語と同じ感覚で理解してしまう癖が抜け切れない
ということがあります。
これを、
なんとか、英語の考え方にシフトさせること。
これが、
一番、子供の英語力を伸ばせる方法だと思います。
そのためには、
日ごろから、
- 日本語と英語は別物!
と言うことを、言い続けておく必要もありそうです。
ご参考になれば、幸いです。