地頭のいい子は、テストで良い点を取ることができます。
でも、逆に、テストで良い点を取る子がすべて、地頭がいいか?
というと、そうではありません。
その差は、どこにあるのか?
それを理解して、なんとか、わが子を地頭のいい子に育てましょう。
地頭のいい子の特徴
地頭のいい子の一番の特徴は、なんといっても、
- 自分の頭で考えること
でしょう。
そのため、勉強においては、
何よりも!自分が理解することに重点を置きます。
だから、
自分が納得できないことは、何度も質問しますし、
万が一、テストで失敗したとしても、その失敗をちゃんと糧にすることができます。
一方、テストで良い点を取る子の中には、
自分の頭で考えず、ひたすら、量をこなすだけの子も少なくありません。
こういう子達は、
- 自分が納得することは二の次です。
- 大事なのは、点数を取ること。
そのためには、量をこなすしかない!
そう、思い込んでもいます。
その差は、いつ?どこで現れるのか?
それでも、テストの点数は良いのだから、いいじゃないか?
そう思われるかもしれません。
でも。
やはり、その差は歴然なのです。
時間に差が出る
一番はやはり、「その子にとっての時間」です。
たとえば、
地頭のいい子とそうじゃない子が、同じ点数を取るために費やす時間を比べてみると?
地頭のいい子の方が、圧倒的に、自宅での学習時間が短い!のです。
なぜか?
地頭のいい子は、
- 勉強の仕方
- 時間の使い方
においても、常に自分の頭で考えているからです。
そのため、何をするにしても、とても効率が良くなります。
そして。
この効率の良さは、人生のありとあらゆる所で生かすことができます。
内容に差が出る
言うまでもなく、
- 自分が納得することを目的にするか?
- テストの点数を取ることを目的にするか?
によって、勉強した内容にも差が生まれます。
たとえば、
テストを返された時、
地頭のいい子は、
自分がわからなかった問題を確実にチェックします。
自分が書いた答えが〇か×かは、あまり関係ありません。
完璧に納得したい気持ちの方が大きいので、
自分が良し!と思うまで、
先生に聞いたり、自分で調べたりして、その問題に食い下がります。
しかし、
テストの点数だけに目を奪われている子は、
自分の答えが、〇か×か?だけが重要です。
大抵の場合、
- 〇ならば、ホッとして終わり。
- ×ならば、正答を暗記します。
「え?まさか!そこを、丸暗記?」
そう、思いましたか?
でも、それが、現実です。
こうしたことが、何度も繰り返されるうち、
それは、内容の差=応用力の差になって、現れます。
地頭のいい子に育てよう
というわけで、
できれば、地頭のいい子に育てたい!
親なら誰もがそう思いますよね?
でも、どうすれば良いのか?
これは、最近、私が気づいたことなのですが、
勉強の中身を必死に教えるよりも、
- 勉強の仕方
- 勉強とは何か?
- 間違った時の対処法
- 失敗した時の考え方
こういうことを、教えた方が手っ取り早いんじゃないか?と。
なぜなら、
どんどん突き詰めていくと、
地頭がいいと言われる子とそうじゃない子の違いって、結局、そこ!に集約されるからです。
だって、中学までは、義務教育です。
そんなに難しい勉強をやっているわけではありません。
だから、どの子も、100点取れるポテンシャルはあると思うんです。
ただ、肝心の基本ができていないんですよ。
たとえば、
- 勉強を作業的に行っているとか
- 勉強する意味、楽しさを見つけられていないとか
- 間違いはすべて悪だと思い込んでいるとか
- 失敗に価値があることを知らないとか
よくよく観察してみれば、そんなことだったりするんです。
それを、地道に修正していくことが、結果的に、一番の最短距離になる!
のですが、
8割の人はやらないんですよね~。
なんでかな?
まとめ
テストの点数が良いのはいいことです。
でも、もっと大事なのは、
どうやって、その点数を取ったか?
の方です。
たとえば、
美味しいカレーができました。
でも、そのカレーの材料費に1万円も使いました。
さらに、3日間、一睡もせずにカレーを作りました。
となったら、
どう思いますか?
え?食べてみたい?
確かに。(笑)
でも、
「2度めは、絶対にさせんからね!」
「ちったぁ、効率、考えろ!」
って怒りません?
勉強も同じことです。