英語の語順を理解することで人生が変わる。
そんな、大げさな・・・そう思うかもしれません。
でも、英語の語順を理解するだけで、英語の4技能は飛躍的にアップします。
これは、まぎれもない事実です。
そして、英語の4技能のアップは、
英語を実用的に使えるようになるだけでなく、
英語的な発想=新しい視点を手に入れることができるため、
結果的に、人生が変わると言っても過言ではないと思います。
目次
英語の語順を理解すると、最初に何が起きる?
では、英語の語順を理解すると、最初に何が起きるのでしょうか?
おそらく。
多くの人が、
英語の語順を理解すると、英文が読めるようになります。
長文なんて、ムリ。大嫌い。
そういう人でも!です。
実際、単語さえわかれば、
中学生でも大学入試問題の英文が読めるようになりました。
読めれば、使える
さらに、英文が読めれば、英語は俄然、至るところで使えるようになります。
英語の記事や本が読めるのはもちろんですが、
聞く、話す、書くについてもレベルアップさせてくれるのです。
また、中高生に限っては、
英文が読めるか?どうか?で、英文法の理解度は大きく変わります。
注意
英文法を暗記したり、パターン練習をするだけでも良い成績は取れますが、テストでしか力を発揮できません。
英語の語順は、どう理解すればいい?
では、英語の語順はどうやって理解すればいいのでしょうか?
実を言うと、英語の語順を説明しようとすると、どうしても5文型に頼らざるを得ません。
が、最初のうちは、
英文には(命令文などの例外はあるけれど)、
- 主語と動詞が必ずあること。
- 主語→動詞の順番になっていること。
この二つだけに、注意すれば良いと思います。
ちなみに、私自身は、小学生に教える時も、
- 主語の右側に動詞があり
- 動詞の左側に主語がある
ことに、気づいてもらうようにしています。
簡単なのに、できない!?
どうでしょう?
主語と動詞だけ。
しかも、並んでいる順番は、主語→動詞。
これだけなら、何も難しい所はありません。
楽勝!楽勝!
小学生ですら、そう言います。
ただし。
そこで終わりにしてはいけません。
必ず、実際の英文を見て、主語と動詞を見つける練習をしてください。
そうすると、意外や意外。
迷う人、できない人が、続出します。
たとえば、小学生の場合、
I go to school.や
I come home.の英文に関しては、ちゃんと主語と動詞が見つけられます。
でも、
I am happy.や
I am fine.などの英文になると、途端に、
I am happy.
I am fine.としてしまうんですね。
意識して訓練すること
実際、子供たちは、
I am happy.
I am fine.
という英文を見た瞬間、かなり迷います。
「わからない。???。」
「え~、どれだろう?」
そんなことを言いつつ、
結局、happy や fineを選ぶんです。
その理由は、おそらく、
am よりも、happyやfineの方が、
- 聞きなれている。
- よく知っている。
- ピンと来る。
気がするからです。
もちろん、こうしたことは、子供達だけに限りません。
大人の私たちだって、同様のことをやってしまいがちなのです。
特に、主語と動詞の英語のルールは、日本語とは感覚が全然、違います。
だからこそ。
- 最初は意識して、
- とことん!徹底的に、
- 主語と動詞を並べる感覚を
- 自分の身体に沁み込ませる必要があります。
新しいテキストを買う必要はない
このように、主語→動詞の語順を徹底的に沁み込ませるためには、
今、使っているテキストを、十二分に活用しましょう。
テキストじゃなくても、インターネットで適当な英文を拾っても良いです。
まずは、テキストやネットに掲載されている英文すべての、主語と動詞を意識してみることです。
I want to play tennis.
I know the girl playing the piano.
のように、主語や動詞が二つ以上ある英文の場合には、メインの主語と、メインの動詞に意識を集中します。
たとえばですが、
今まで、英語学習と言うと、
- 英会話テキストの英文を暗記することばかり考えていませんでしたか?
- リスニングの一字一句、聞き取ろうと必死になっていませんでしたか?
- 英文を読むのに、単語の意味ばかり調べていませんでしたか?
もちろん、それらが必要な時期も確かにあるんですが、
その前に!
- まずは、会話文の主語と動詞をチェックしてみましょう。
- リスニングでも、まずは、主語と動詞を聞き取りましょう。
- 単語の意味の前に、まずは英文を見て、メインの主語とメインの動詞を見つけましょう。
細かな部分は後回し。
シンプルなルールを最優先にして、英語学習に取り組んでみましょう。
まとめ
私だけでなく、
英語の語順を理解するためには、5文型は避けては通れない。
そう考える人は多いです。
でも、どれだけ5文型が重要でも、
5文型を丸暗記するだけなら、意味はありません。
それに、5文型によって、英語学習がストレスになっては元も子もありません。
そこで、まずは、主語と動詞だけに着目して、
- あぁ、確かに並んでる。
- なんだ、並べればいいんだ。
そんな感覚を最初に身に着けてもらえばいいかな・・・と思います。