たとえ、学校の期末テストで80点以上、取れていても、
「このままだと、英語、伸びていかないだろうな~」
という中学生は、結構います。
少なくとも、期末で80点以上は取れるわけですから、
単語も書けるし、
文法も暗記できているし、
テスト勉強もちゃんとやるタイプです。
でも、逆に言えば、
それだからこそ、
90点の壁が打ち破れないんですね。
英語が伸び悩む子の特徴
英語が伸び悩む子は、
1、優等生である
2、言われたことはきちんとこなす
3、授業をまじめに受ける
ここまでは、申し分ないのですが、
そこから先が「ない!!」のです。
一方、これから先も、伸びるのは間違いないし、
むしろ、これ以上、先生すら必要ない。(独学でOK)
そう思える子は、
1、2、3の先に、必ず「なぜ?」があります。
「なぜ?」が必要な理由
学校の期末テストと言うのは、
それこそ、教科書やプリント、ワーク問題などを、
暗記しておけば、それなりの点数は取れます。
でも、だからと言って、英語を暗記科目だと思い込み、
そのように接している限り、
レベルアップは望めません。
何故なら、
実力テストや高校入試はもちろん、
高校、大学、社会人になった時に、
求められるのは、暗記力ではなく応用力の方だからです。
応用力の鍛え方
英語を暗記科目だと思い込んでいる限り、
「なぜ?」という問いが、その子から出てくることはありません。
なぜなら、
問題を間違えても
↓
暗記していなかったせいだ
↓
だから、暗記すれば、私は大丈夫!
という、
非常に安直な思考に陥ってしまうからです。
そこで、上記の流れを断ち切るために、
問題を間違えたら
↓
なぜ?その答えを選んだのか?
その理由を尋ねるようにします。
実は、この「なぜ?」という問いかけは、
メタ思考力を鍛えるのに有効な方法であり、
英語の根本=本質が見えてくる最良の方法です。
事実、
なぜ?と問いかけ続けていると、
「安直に、正解さえ出せば良いのだ。」
という子供の意識は少しずつ変化していきます。
まとめ
英語は暗記科目だ。
そう思っている中学生は多いと思います。
確かに、単語暗記は必要だし、
文法だって覚えなきゃいけないので、
暗記科目だ!と思い込む気持ちはわかります。
でも、英語学習は、やっぱり、
暗記だけでは、成り立たっていかないんです。
そこには、論理的な思考力が絶対に必要です。
そこに気づいてもらうためには、
やっぱり、
「なぜ?」という問いかけが、
一番、手っ取り早いんです。
実は、先日、
独学をススメて、うちの塾を卒業させた、ある中学生が、
こんなことを言いました。
「みんな、5文型をただ暗記すればいいと思っている」
と。
あぁ、この子は、本当にわかってるな~。
と、つくづく実感しました。
もし、ここまでのレベルにしたければ、
「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」
と、しつこく問いかけましょう。
(できる子は、自問自答でOK)