英語の学習者の中には、
いつかは、英語も日本語と同じレベルにするぞ!
そう意気込む人は多いかもしれません。
でも、最近、私は、英語は日本語とは違うレベルだからこそ、いいんじゃないかな?
そう思うようになりました。
ゆっくり読むから味わえる
というのも、
英語の本を読む場合、日本語よりも読むのはやっぱり遅くなります。
ネイティブは、英文をパッと見ただけで大体の意味をつかめるそうですが、
そこまでは、とてもできません。
でも、だからこそ!
その人が書いた文章をじっくり味わうことになる・・・
と、最近、気づいたんですよね。
特に、近頃は、ネットの加速もあり、スピードに固執している時代です。
情報も次から次へと流れてくるし、
それを無視することにも、何の罪悪感もありません。
でも、英文なら日本語よりも、そのスピードはかなり落ちます。
でも、そのスロー感が、かえっていいな・・・と。
大事なのは、味わいたい英文か?どうか?
こんなことを思うのは、多分、
コロナ時代に突入してしまったので、
昔とは、少しずつ価値観が変わってきているのだと思います。
だから、
- ゴリゴリ、バリバリ、頑張って英語を勉強する。とか、
- 英語を制覇して、バリバリ高給取りのサラリーマンになる。とか、
なんかもう、そういうのって、とっても時代遅れ・・・
そんな気がしています。
昔から、
英語を学ぶんじゃなくて、英語で学ぶ。
ということは、言っておりましたが、
正直、以前とは、微妙にニュアンスが違います。
たとえば、
英語の教材は、
- 自分の心が動かされる英文や、
- 自分が今、学びたい分野の英文を、
ピックアップした方が良いと思う点は同じです。
でも、以前と違うのは、
選ぶ教材のレベルなんて、どうでもよくないか?
と思い始めている点です。
注意
英文を味わいたくても、長い文が読めない!方へ
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和訳ではなく、どう読めばいいのか?お返事いたします。
変な勧誘はありませんので、ご安心を(笑)
レベルよりfeelingを基準にすべき
そもそも、
英語学習が苦痛に感じるのは、それが、自分基準ではないからです。
学生時代の英語学習がつまらないのは、
テストのためだけの読みたくもない英文に接しているからでしょう。
日本語だって、読みたい本と読みたくない本があるように、
英文にだって、自分のfeelingに合う、合わないはあります。
確かに、
- 英語を教科として捉えるならば、
- 目の前に具体的なゴールがあるのであれば、(英検とかTOEICとか)
自分の英語レベルに合ったものを選ぶ。
これが、正解でしょう。
でも、普通。
大人の英語学習は、夢はあっても、ゴールは、とてもあやふやです。
また、学生時代のように強制力も働かないため、勉強も十分とは言えないことも多い。
だから。
私たち大人は、
ゴールよりも、英語学習のプロセス自体を楽しみましょう。
そのためには、レベルは二の次にして、自分のfeelingを最優先にする。
そういう方法の方が長続きします。
まとめ
今まで、英語学習と言うと、
まずは、自分のゴールを決め、それに向かって邁進する。
それが、一番良いことのように、言われてきました。
でも、この方法は、とても学校的な発想で、
すでに、1周どころか2周も3周も遅れている発想のように感じます。
今後、世界が大きく変わっていく中で、
多くの人々が渇望するのは、
自分のfeelingを優先させつつ、ゆっくりと、道草を楽しめる力なのではないか?
と思います。
なぜなら、
You have everything you need.
The ordinary + Extra Attention = The extraordinary
だからです。
※上記の英文はAustin Kleon著Keep Goingから引用