大手のフランチャイズに属していれば、
カリキュラムは自動的に決まってしまいますが、
個人で英語を教える場合には、
自分でカリキュラムを作らなければなりません。
特に、初めて英語塾をやろうとしている方にとっては、
すべてが?なことも多いと思いますので、
今回は、英語のカリキュラムの作り方についてお話したいと思います。
※小学校高学年から中学生までが対象です。
逆算で考える
英語のカリキュラムを考える時に、
最も良いのは、逆算して考えることです。
つまり、ゴールを見据えて、
そのゴールにどうすれば近づけるか?
そこを考えれば、
カリキュラムは簡単に出来上がります。
作り方は簡単です。
たとえば、小学校5、6年の場合には、
当然、中学準備を見据えなければなりませんので、
中学1年生までに身に着けておきたいスキルをゴールにします。
ゴールを大雑把に書き出す
そうすると、
中学入学までに、やっておきたいのは、
- アルファベットが大文字、小文字、完璧に書けること
- 英単語を知っていること
- 単語が英語読みできること
- 簡単な英単語ぐらいは書けること
- 英文も簡単なものは理解できること
ぐらいでしょうか?
これらを大雑把に書き出したら、
そこから、細かな部分を決めていきます。
教材やサイトを利用
もっとも、個人塾とは言え、
市販のテキストやワークブックなどは、準備されると思いますので、
単語やターゲット文など細かな部分は、
その流れに沿っていく形にすれば、それほど、難しくはないはずです。
ある程度フレキシブルにしておく
とは言え、
教材はあくまでも誰かが作った教材であり、
「これは、難しすぎるなぁ」とか
「ちょっと早すぎる」みたいな箇所は
必ずあるものです。
実際、どの大手のフランチャイズでも、
もっとも先生方が悩むのが、
カリキュラムと生徒とのレベルのギャップなので、
カリキュラムは、がちがちにしてしまわず、
ゆるめにしておくのが、良いと思います。
教えるべきことは子供たちが教えてくれる
私自身、過去に
2種類の大手英会話塾で子供たちに教えた経験がありますが、
そこで、学んだことは、
子供たちに英語を教えるということは、
カリキュラムをこなすことではない!
ということです。
なぜなら、
どれだけ立派に見えるカリキュラムでも、
それを子供たちがこなせないのであれば、
それは、単なるゴミだからです。
結局、子供は大人の想像をはるかに超える生き物なんです。
だからこそ、
大事なことは、
カリキュラムよりも、
- 子供たちに何が不足しているのか?
- 子供たちにどんなサポートが必要なのか?
そこを見極めることです。
そう。
あなたが教えるべきコトは、
子供たち自身が、ちゃんと教えてくれるんです。
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まとめ
いかがでしたか?
英語カリキュラムの作り方、どうしよう?
なんて、
気負わなくても、もっと気楽に考えればいいんだ。
ということが、わかってもらえたでしょうか?
個人の英語塾は、
大手の塾と同じコトをやる必要はありません。
言い方を変えれば、
大手は、大手であるがゆえに、
ビッチリとしたカリキュラムが必要なのです。
もちろん、
個人の塾だから、いい加減でいいというわけではありません。
個人だからこそ、
カリキュラムに縛られず、
それぞれの子供の個性に合わせ、
伸ばすレッスンができるのだ!
そう自信を持って、始めてみましょう。