以前も話したのですが、
英語の期末テストが80点台で、うろついている中学生には、
英語の教科書の丸暗記をお勧めします。
この方法は、どの先生も実証済みのようで、
確実にテストの点数が上がる!方法です。
にも関わらず、多くの中学生がやろうとしないのは、
絶対、無理!
と思っているからです。
そりゃそうでしょう。
テスト範囲は、通常、3ユニットぐらいありますから、
これを全部、覚えるなんて!
ハードル高すぎ!!!!!って思いますよね。
でも、だからこそ、やるべきなんですよね。
ただし!
この勉強法を行うにあたっては、
気を付けるべき点がありますので、
暗記を始める前に、確認しておきましょう。
丸暗記とは、全コピーのこと
まず、この「丸暗記」という言葉ですが、
少なくとも私は、
「教科書をまるごと全部、暗記する」という意味で使っています。
「いや、わかってますよ!」と言うことなかれ。
実を言うと、
中学生に丸暗記を勧めてみたところ、
大きな勘違いがある!ことが、わかったのです。
どういう勘違いか?というと、
「丸暗記」=ひたすら「詰め込めばいい」
と思ってしまうようなんです。
でも、実際にはそうじゃないんですね。
丸暗記には理解が必要
言うまでもないことなんですが、
教科書の丸暗記は、
英語の構造が理解できているからこそできることなんです。
だから、
どんな子であっても、
何度も本文を読む
何度も本文を書く
ようなことを行えば、
誰でも丸暗記はできるんだ!
という意見には、私は不賛成です。
英語の構造理解ができていないのに、
繰り返すだけで、教科書すべて覚えようなんて、
それこそ、
めちゃくちゃ効率の悪い勉強法です。
理解する癖をつけさせる
ご存知のように、
中学英語というのは、それほど複雑ではありません。
だからこそ、学校の期末で80点台を取っているような子でも、
英語=暗記科目として勉強している子も多いんです。
実際、
学校で習う文法は、よく理解している子でも、
本文暗記は苦手だったりします。
80点台を取ってるんだから、大丈夫だろうと、
試しに、本文暗記をやらせてみると、
(私は、本文を見ないでリピートさせています)
「いやいや、ヤバイでしょ、それ」
みたいな英文が出てきちゃうこともあります。
なので、最近は、
英語をどこまで理解できているのか?
その確認のために、本文の丸暗記を使ってチェックしている感じです。
英文そのものの理解が不十分ならば、
暗記の前にやるべきことがありますからね。
まとめ
教科書の丸暗記は、確かに非常に効果がある勉強方法です。
でも、そこに理解が伴わない限り、
必死で覚えたところで、
労力の割には効果は薄いと思います。
英語ができる先生たちは、
すでに英語を理解できているので、
「丸暗記なんて簡単だ!」
と言うのですが、
中学生の理解力は大人と同じではないので、
そこを見極めながら、
丸暗記は進めていくのが良いですね。