中学生

want 人 toを使いこなせるようになろう!

前回、It for toの文について学びました。

そして、今日は、want 人 toの文について学んでいきましょう。

あ!

また、toだ!

って思ったあなた。

そうなんですよ。

2年生で習った不定詞って、いろんなところで使われるんです。

 

 

最初に、want toをおさらい!

まず最初に、want toをおさらいしておきましょう。

たとえば、

I want to play tennis.

 

これは、直訳すれば、

I want(私は欲する) to play tennis(テニスをすることを)

です。

これを、より日本語的にすると、

私はテニスをしたい

となったことを思い出してください。

 

他にも、

僕はアメリカに行きたい。

彼は誕生日にいちごケーキを食べたかった。

など、英作できますよね?

 

want 人 toの使い方は?

上記のwant toをまとめると、

要するに、主語本人がやりたいことや、やりたかったことを述べる時にこの表現は使いました。

 

では、want 人 toの場合はどうなるでしょうか?

 

たとえば、

I want him to study English harder.

 

これは、

私は、彼に、英語をもっと勉強してもらいたい。

という意味になります。

つまり、希望しているのは私なんだけど、実際に行動するのは「彼」ってことです。

 

人は、自分がやりたいことばっかりじゃなく、

他の人に、やってもらいたいことも、結構ありますからね。(笑)

そういう時に、使うと良い表現です。

もっとも、その逆もありますが。

My mother wants me to study English harder.

 

ココがポイント

wantの後に来る「人」は、代名詞の表の3列目を使います。

つまり、I my me mineの、3列目に位置するmeを使うってことです。

He his him hisの、him、Ken Ken's Ken Ken'sの、Ken・・・という具合に、代名詞の表をちゃんと活用してくださいね。

 

want 人 to

want toの間に人が入ると、イメージはガラリと変わります。 親のwantは、子供にとってハリセンにもなり得る?

もっと英語を極めるために

学校のテスト的には、上記のところまで押さえておけばOKです。

ただし、もっと英語に精通したい場合には、

下記のことに気をつけておきましょう。

 

もう一度、先ほどの例文を確認してみます。

I want him to study English harder.

 

では、この文を、区切ってみましょう。

もしかして、

I want him to study English harder.

という具合に区切りませんでしたか?

実はこれ、

I wanthim to study English harder.

と区切るべきなんです。

要するに、sudyするのはhimだから、him=主語みたいなもん・・・と考えます。

これを、直訳すると、

私は欲する。彼がもっと英語を勉強することを。

になり、日本語的にはおかしいですが、言いたい内容はちゃんと合っています。

 

一方、

間違った区切り方にしてしまうとどうなるでしょうか?

私は彼を欲する。英語をもっと勉強するために?

なんだか、怖い話になってきちゃいました。

 

もちろん、中学レベルでは、

want 人 toの訳し方さえ暗記しておけば、そんなふうに、間違えてしまうことは、ないでしょう。

でも、

wantの代わりに、好き嫌いを表すlikeやlove、hateだったらどうでしょうか?

 

というわけで、例文を見てみましょう。

Tom loves me to tell adventure stories.

もし、これを、

Tom loves me to tell adventure stories

こう区切ってしまったら、

「トムは、私のこと大好き!冒険物語を話してくれるから。」

と間違ったイメージを持つことになります。

 

もちろん、正しい区切り方はこうです。

Tom loves  me to tell adventure stories

 

つまり、直訳は、

トムは大好きだ。私が冒険物語を話すことが。となり、

トムは、私が冒険の物語を話してやると喜びます。

これが、正しい意味になります。

 

まとめ

.さて、今回は、want 人 toの意味を中心に話を進めてきました。

最後の「もっと英語を極めるために」をわざわざ書いたのには理由があります。

実は、中学レベルでは、

  • want 人 to~ (人に~をしてもらいたい)
  • ask 人 to~ (人に~するように頼む)
  • tell 人 to~ (人に~するように言う)

この3つを同じラインに並べて教えたりもします。

それは、文の並べ方が同じで、訳し方も同じだから。

もちろん、中3という時間が限られている状況を考えれば、それはそれでアリです。

 

でも。

もし、あなたが、もっと上を目指しているのであれば、

下記のことは一応、頭の片隅にでも置いておいてください。

さらに詳しく

並べ方も訳し方も同じだけれど、askとtellは、wantやlikeの場合と何が違うのでしょうか?

それはね、文の区切り方が異なるんです。

例文で見てみましょう。

I asked you to teach me English.

私はあなたに頼んだ。(あなたが)私に英語を教えてくれることを。

I told them not to look at the picture.

私は彼らに言った。(彼らは)その絵を見るなと。

 

どうでしょう?

ある意味、askやtellの方が、ピンと来やすいですよね?

スムーズに左から右に読んでいけますから。

なので、wantと好き嫌いを表す動詞の時だけ、気を付けるようにするのが良さそうです。

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