英語の長文でよくありがちなことが、単語はわかるのに読めない。
というものです。
しかも、わかるのは単語だけじゃないんです。
文法も、まぁまぁ、理解できている。
なのに、長文だけ読めないんですね。
一体、何故なのか?
まずは、原因を探り、その後で、克服していきましょう。
長文を見るとパニクる
まず、長文を見ただけで、多くの子供たちがパニクります。
文の長さを見ただけで、
「もう、無理」
「わかるわけがない」
そう思い込んでしまう感じです。
これは、
- 長い英文に接する経験が極端に少ない
- 英語の文が何故?長くなるのか?理解していない
ことが原因です。
特に、日本語の場合、
わかりやすい文章を書くためには、文を長くしすぎない。
のが基本にあります。
ところが、それとは、真逆にあるのが、英語です。
英語にとってのわかりやすさとは、言葉をどんどん継ぎ足していくことなのです。
つまり、英語の長文は、
相手に誤解を与えないために、たくさんの説明を加えた結果、長くなっている
ということを、まずは、ちゃんと理解しておきましょう。
長文の見方を修正する
英語の長文が何故?長いのか?
その理由がわかれば、長文の見方を正しく修正することができます。
英語の長文は、
それを読んだ人に誤解を与えないように、たくさんの説明を加えている。
のでしたね?
だったら、ここから、やるべきことが見えて来ます。
もし、英語の長文の意味がわからない!
そう思ったら、加えられているたくさんの説明を、
どんどん、そぎ落として、そぎ落としていくのです。
そして、骨組みだけにしてしまいましょう。
英語の長文がわからない人は、
いろんなものを、すべて、ごちゃ混ぜにして、一度で、理解しようとしてしまっているのです。
そりゃあ、簡単な短い文章ならば、それでもわかります。
でも、英語の長文は、まず、綺麗に、整理整頓してあげる。
これが大事なのです。
![長文が読めない](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2018/05/shirakoma-14_TP_V.jpg)
木が多いと迷います
森を見てから、木をチェック
いろんな肉付けを、ごっそり、そぎ落として、骨組みだけにしたら、
長文は、とてもシンプルな形になるはずです。
そうしたら、そのシンプルな形を見て、
全体の意味を大雑把に、捉えておきましょう。
大事なのは、細かな中身よりも、この全体の意味の方です。
学校では、どうしても、
- 一つずつ単語を調べ、
- 一つずつ丁寧に訳していく、
というやり方が主流になります。
でも、最初から、それをやってはいけません。
まずは、全体像をつかむのが先。
地図もなしに、木だけを見て、森の中を歩き回れば、迷うだけです。
まずは、ズームアウトして、森の全体像を把握しておきましょう。
具体的な方法
別の記事で、
具体的な英文の読み方、分解の仕方を書いていますので、良ければご覧ください。
まとめ
単語はわかるのに、長文が読めない。
という状況は、レベルの差こそあれ、ほとんどの子が、あてはまる。
これが、日本の教育の現状です。
これを、打ち砕くには、
- 長文に対するイメージを払拭する
- シンプルな形にしてしまう
- 全体の意味を先に捉える
まずは、ここまでを練習してみましょう。
そこから先は、次のステップになります。
今までとは、やり方が違いますので、最初は慣れることからです。
![](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2019/06/Agoto.png)