中学生

英作文のコツ 中学生の場合

2017年6月3日

英作文が苦手な中学生は多いです。

で、普通は、ここで英文法を語り始めるケースが多いようですが、

私は、ちょっと違う話をしようと思います。

 

もちろん、基本の英文法は必須です。

でも、その前に。

作文が書けない!という問題を、多くの人が忘れています。

 

英語でも書けない。

でも、

日本語でも書けない。

これが、中学生の現実です。

 

そこで、質問です。

あなたは、もしくは、あなたのお子さんは、

遠足の作文、読書感想文、苦手じゃないですか?

 

もし、そうだとしたら、

英文法も大事だけれど、作文の練習もしないといけません。

 

もちろん、英作の場合は、日本語で作文を書く時よりも

多少レベルが下がるのは、仕方ありません。

 

でも、英作で押さえておくべきコツと

作文が上達するコツは、共通点がありますので、是非、知っておきましょう。

 

 

英作と作文に共通するコツ

 

作文のコツについては、中日新聞に面白い話が載っていましたので、

そこからの引用です。

<文章や作文の練習法>

●遠足は楽しかった。と書いてしまうと、そこからが書けなくなる。

そこで、楽しいという言葉を使わずに、楽しさが伝わる別の表現を考える。

 

(例) みんなニコニコしていた。

帰りたくなかった。など。

 

●ウソ作文を書く。

楽しい遠足、絶対行きたくない遠足を想像して書く

 

 

この記事を読んだ時、

まさに、英作のコツそのものだ。

と思いました。

 

英作をする時、

1つのイメージに縛られ過ぎると、

まったく、言葉が紡げなくなります。

 

自分が言いたい事は、いろんな側面があるはず。

  • それらのうち、どの側面をクローズアップするのか?
  • どう言えば、想いはより正確に伝わるのか?

そう考えることが、大事なのです。

 

遠足は楽しかった。

この一言で、済ませようとしない。

この練習は、英作のイメージを膨らませるのにとても役立ちます。

 

そして、もう1つのウソ作文の方は、

今の中学生にとても大切なことを教えてくれます。

 

それは、

「正しい英作」というのは、

「英文法的な正しさ」だけを見れば良いのであって、

「内容の正しさ」は必要ない。

ということです。

 

もちろん、

いずれは、自分の言いたいことを、思っていることを、そのまま、英文法的に正しく書く。

というのが理想ですが、

最初から二兎を追えば一兎も得られなくなります。

 

まずは、

内容が突飛でもいい。

正しい英文法を身につけることが最優先。

 

しかも、内容が突飛になればなるだけ、

この英作は楽しくなるので、何度も何度も繰り返すことができ、一石二鳥なのです。

 

gazotosyo

 

 

実際にどうやって英文を作っていくのか?

 

英作の手順は下記の通りです。

1、自分の言いたいこと、伝えたいことを思い浮かべる

2、単語(動詞)を選ぶ

3、文型を決める(決まる)

4、単語を並べる →できあがり!

 

文字で書けば簡単なこの手順も、いざ、やってみようとすると、どこかでつまづくものです。

 

でも、大丈夫。

もし、つまづいたら、1か2へ戻って、もう一度やり直します。

 

1か2に戻るのは、

1つの発想、1つの単語に縛られないことを学ぶためです。

 

結局、

1は、発想力

2は、単語力

3は、文型の理解

4は、総合力

が必要です。

 

まとめ

今の子供達は、みんな真面目なので、

ウソ=悪いこと

という、道徳的な感情に縛られてしまって、

それを、上手に利用する術を知らない気がします。

 

所詮、学校内の、英会話とか、英作問題です。

内容が、本当かどうか?なんてことまで考える必要は、ないんです。

 

実を言うと、

うちの娘は、小学校高学年から中学3年生まで、

ずっと、読書感想文は、学年で1番か2番を取っていました。

でも、こいつのモットーは、「ウソ八百並べ立てる」でした。(笑)

そりゃあ、書きたい放題だもん。ラクだったろうな~と思います。

 

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