中学生にとって、代名詞の表は必ず覚えさせられるものです。
前回も書きましたが、この表を単に覚えるだけでは、
- 学校のテスト的にもイマイチだし、
- 英語を使う上でも問題です。
大事な代名詞のルールとは?
英語って、驚くほど代名詞を使います。
主語が抜けてしまう日本語からは想像もつかないのでしょうが、
特に中学生が忘れやすい(間違いやすい)のが、
2度同じ単語(名詞)は使わない!というルールです。
名詞の代わりをさせるから、代名詞と言うんだけど、
その時には、
「あぁ、そうだった〜」
と納得するものの、
いざ英文に向かうと忘れてしまうんですよね。
主格、所有格、目的格、どこかでミスる
これが、主格だけなら、それほどでもないんですが、
所有格、目的格が加わると、割とお手上げになる子は多いです。
「ほら、ここ!代名詞にしないと!」
って、教えれば気づくんですけどね〜。
これは、代名詞の大事なルールがきちんと腑に落ちていない証拠です。
多分、ネイティブはココが無意識レベルで使えるんだと思うんです。
もちろん、中学生に、いきなり無意識レベルは無理だとしても、
それでも、テスト的には完璧じゃないといけませんよね。
中1に代名詞のハードルは高い
しかも。
特に中1の場合、この代名詞のハードルの高さは半端じゃありません。
Youをyourと書いたり、
he book にしたり。
英語=暗記科目だと思っている、、、
いや、思わせられている子ほど、こういうパターンに陥りやすいです。
そもそも、せっかく覚えた代名詞の表を上手に使えない子が多いのには驚きます。
表は完璧に書けるのに、自分が使える形にできていないんです。
別に所有格や目的格の意味はよくわからなくてもいいんですよ。
要するに、自分なりのルールに置き換えて表が使えればね。
実際、ここでつまづくと、英語学習は、後から厳しくなります。
だって、たかが代名詞ですが、されど代名詞ですからね。
そのためには、最初が肝心。
機械的に覚えてもらうんじゃなく、
- 自分の頭で考える
- 理解するって楽しい
この二つの感覚をつかんでもらうことが大事かなぁ?と。
そこで。
ふと、思いついたアイディアを形にしてみました。
それが、代名詞迷路です。
もちろん、
これ一つで代名詞が完璧になるわけではありません。
ただ、英語を理解しようとするきっかけになればいいな・・・と。
まとめ
学校英語は、代名詞に限らず、暗記させることに重きを置いてきました。
「なぜ?そうなるの?」
という理由を明らかにするよりも、
テストの正解がこうだから、そのままパターンを覚えればいい。
そんな風潮がまだまだ続いている気がします。
でも、そんな、テストのための暗記なんて、
何も楽しくないし、むしろ、つらいだけです。
しかも、
- 大人になっても英語は全く使えないし、
- 英語を使うような場所もない。
とくれば、学校英語は役に立たない!と揶揄されるのは当然です。
だから、もったいないんですよね。
英語に限らず、英語の思考法を学ぶことは、
英会話ができるとかできないなんて些末なことじゃなく、
もっと、大きな意味で人生の役に立つと思うのに。