英語学習法

英英辞典の使い方は?

英語学習者にとって、英和辞典は必須です。

が、同時に、英英辞典も必須なんですよね。

では、

  • 英英辞典は、いつ準備するのか?
  • 英英辞典は、いつ、どんな時に使うのか?
  • 英英辞典で気をつけたいことは何か?

そのあたりを体験から話してみようと思います。

 

 

英英辞典を準備する時期は?

英英辞典はご存知の通り、単語の意味の説明が英語で行われています。

そのため、レベル的には、

  • 英語の構造がわかること
  • 英単語力がそれなりにあること

ここがクリアーできないと、なかなか、現実的に使えるようにはなりません。

 

ただし、

そうしたレベルに達する時期がいつ頃になるのか?は、自分では検討もつきませんし、

「まだ、私なんか」とずるずる後回しにしていくのも良くないので、

まだ、少し早いかな・・・という段階で、準備しておくのが良いと思います。

 

英英辞典を使うのはいつ?どんな時?

当たり前ですが、辞典というのは、

わからない単語が出てきた時に、使いますね。

 

ただ、それを英和辞典で調べるのか?英英辞典で調べるのか?

ここが悩みどころなんだと思います。

ただ、今までの経験上、

基本は英和辞典で良い!というのが、私の意見です。

だって、私たちは英語より日本語の方が得意なんだから。

 

ただし、下記のような状況に陥った時だけは、英英辞典を使いましょう。

それは、

  • なんとなく違和感がある
  • よく、わからない(もっと深く知りたい)

そう感じた時です。

 

たとえば、

When my son is five,he was obsessed with robbots.

という英文を見て、obsessがわからなかったとしましょう。

この時、英和辞典を引いてみると、

(悪魔や妄想などが)取りつく、となっています。

 

英単語に違和感がある時

 

もちろん、ここから、息子さんはロボットに夢中だったんだな。

という意訳を引き出すことは可能です。

でも、しょっぱなに「悪魔」とか「妄想」などという文字を見てしまうと、

obsessという単語のイメージが、妙におどろおどろしい物になり、

なんとなく、「son」とは結び付きにくいような、気持ち悪いような、違和感を感じませんか?

 

こういう時こそ、英英辞典の出番です。

私が持っている英英辞典はかなり古いので、表現は固いですが、

これなら、違和感はありませんよね?

to completely fill the mind of (someone) so that no attention is given to other matters

 

また、

  • persuade
  • talk (somebody) into

どちらも、日本語では「説得する」ですが、その違いは何だろう?

そんな疑問が生じた時も、英英辞典の出番です。

persuade=to make someone decide to do something, especially by giving them reasons why they should do it, or asking them many times to do it

talk (somebody) into= to persuade someone to do something, especially something they do not really want to do

 

英英辞典で気を付けたいことは?

英英辞典を買ったりなんかすると、

俄然、頑張るぞ~!と力こぶが入りますよね?

でも、気を付けてください。

英英辞典にこだわりすぎではいけません。

 

たとえば、

英英辞典を何が何でも使って、英語脳を作りましょう!

そういうやり方を推奨している方もいらっしゃいます。

が、

それができる人とできない人がいる。

これが、現実です。

 

実際、英英辞典を引いて、

英語がズラズラ並んでいるのを見て、きゃ~!楽しい!

なんて、思う人は、ほとんどいないはずです。

むしろ、

  • あぁ、頭痛い。
  • あぁ、面倒くさい。
  • あぁ、わかんない。
  • あぁ、私には向いていない。

そんな負の感情が、湧きまくる人がほとんどでしょう。

 

だから、英英辞典は本当に気が向いた時でいいんです。

実際、ニュアンスまで理解できる日本語の方が一発で腑に落ちる。

そんな英単語だって、たくさんあります。

 

だから、

  1. まずは、英和辞典で調べ、
  2. そこで、引っかかったら、英英辞典で調べる。

この順番がちょうど良いと思います。

 

また、手持ちの英和辞典、英英辞典を引くのが面倒なら、

ネットでの検索だけでも構いません。

大事なのは、

  • 欠かさず英語に接すること
  • わからない単語は必ず確認すること

の方です。

 

ポイント

むしろ、ネット検索は、今後、欠かせなくなってくると思います。

なぜなら、言葉というのは、時代によっても意味合いや使い方が変わったりして

どんどんアップデートされていくので、紙の辞典だけではフォローしきれないからです。

 

 

まとめ

英英辞典というのは、英語学習には必須のものですが、

私自身は、たまに使うだけで良い・・・と思っています。

 

特に、

英語学習そのものではなく、その先に、何かを見出したい!

そう思っている人には、おススメしたい方法です。

 

たとえば、私自身は、

英語=情報収集のための言語

としか考えていません。

 

なぜなら、

現実の世界において、

  • 自分が英語でディスカッションするような機会はありません。
  • また、英語で小説を書くつもりもありません。
  • もちろん、研究成果を書く立場でもありません。

ましてや、今の状況下では、海外どころの話でもありません。

ただ、そうであっても、

私は、リスニングとリーディングだけは、100%にしたい!のです。

 

その理由は、

今後、新しい社会への模索が世界中で続く中、

自由に行き来できる「情報」こそが、宝だからです。

 

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