中学生

中学生にも英文法はいらないかも・・・?

2022年2月25日

学校英語に慣れてはいけない

最近、中学生にも英文法はいらないかも・・・

などと考えるようになりました。

 

いや、これだと誤解を生みますね。

もちろん、「英文法は、完璧にいらないぞ~!」って言っているわけではないんです。

英語のルールを知らないと、話になりませんから。

 

ただ、中学生の場合、高校入試や内申が関わってくるので、

どうしても、

英文法の勉強=問題集を解くこと

に陥りがちです。

 

でも、それこそが、子供たちの英語の伸びを奪ってる気がします。

 

 

相変わらず、読めない

中2も終わりが近づいてくると、

生徒の会話の中に、普通に 文法用語が出てくるようになります。

「現在完了の完了をならったよ〜」

みたいな感じで。

 

それなのに。

それなのに。

相変わらず、英文が「読めない」という状況が続くんです。

 

英文法が全く生きていない

そもそも、なぜ?英文法の問題集は解けるのに、英文は読めないんでしょうか?

理由は簡単です。

問題集を解くこと。

ここが、最終目標になっているからです。

 

そもそも!

英文法は、英語を理解するために学ぶものです。

ここを、常に自分に言い聞かせておかないと、

学校英語の洗脳にまんまとはまってしまうことになります。

 

学校英語に慣れてはいけない

学校英語に慣れてはいけない

 

まず、英文を読め

以前から、ずっと言っていますが、

英語を読むことができないと、

聞く、話す、書く、もできません。

 

そりゃあね。

英語圏に住んでいれば、聞く、話すはできるでしょう。

でも、ここは、ジャパン!です。

日常的にバリバリ英語を話す人がそばにいない環境では、

とにかく、読む練習をすること。

これが、一番、近道です。

 

読みながら、英文法を学べばいい

だからこそ、最近、特に思います。

正直、英文法なんて、英文を読みながら、ついでに学べばいいんだ!と。

 

実際、受け身だろうが、現在完了だろうが、学校である程度、習ってきているので、

詳しい説明はさほど必要ありません。

 

なのに、つい、先生って生き物は、ダラダラと説明したくなるんですよね。

じゃなきゃ、

パターン練習させるとか・・・ね。

でも、最近、気づきました。

そんなん、学校のプリントや参考書で十分ですやん?

 

英文法は、熟語と同じでいい

最初に問題提起したように、

一番の問題は、英語が読めない中学生が多いってことです。

事実、

「なんとなく、こんな感じかな?」

で、長文問題をごまかしている子も少なくありません。

 

確かに、それでも、テストの点数は取れるかもしれません。

でも、私は「きちんと英文を読む癖」を身に着けてもらいたいんです。

そして、もっと「言葉」に対して、敏感になって欲しいんです。

 

だって、英語のテストは一生、ついて回らないけれど、言葉は一生ついて回るんだから。

え?英語は関係ない?

いいえ。

英語から日本語を学ぶことって、思っている以上に多いです。

(日本語は母語だからこそ、無意識に使ってしまっています。だから余計に意識することが大事)

 

そういう意味で、

英文法の書き換え問題よりも、

  • その英文を、どう訳すのか?
  • どういうふうに読み取るのか?
  • 何故?その文法を使っているのか?

その方が、何倍も大事だと、最近、確信しています。

 

正直、そこにフォーカスしたら、

英文法なんて、もはや熟語と同じ扱いで構わないんじゃないか?

とすら思いますよ。

 

たとえば。

注意ポイント

ある日、Tomの家に友達が家に来たとしましょう。

その時、Tomは友達にこう言いました。

「I have just finished my homework.」

この時のTomの気持ちを理解させる。

それが、現在完了の一番の肝だと思うんです。

それを、

英文はhave+過去分詞で、justが使ってあるから、これは、現在完了の完了。

そして、「私はちょうど宿題をやり終えたところです。」って訳す。

なんて教えていたら、問題集は解けても、やっぱり英語は読めないままだし、現在完了も結局、理解できないままでしょう。

 

おまけが大事

おまけの方が魅力的なんだよ!

まとめ

結局のところ、学校ってところは、英語ができる子と、苦手な子に分かれてしまいます。

そして、残念ながら、英語が苦手な子は、どんどん置き去りにされます。

 

でも。

英語を読むことにフォーカスすると、

みんな、楽しめるんですよ。

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