新中学1年生。
ここで、英語学習をどうインプットするか?
は、非常に重要です。
というのも、
中学1年生、2年生で、英作文(英訳)が苦手。
という子は、驚くほど多いからです。
そして、中学1年生、2年生で英作文(英訳)が苦手だったら、
もう、中学3年生になったら、お手上げ!です。
英語の型を徹底させる
今、私が力を注いでいるのは、
とにかく、英語の型を理屈ではなく、体で覚えてもらうことです。
最初は、5文型の用語とかも使いましたが、
暗記するだけなので、意味がない!
と止めてしまいました。
今は、S+V+Cの文型を「説明型」と言葉を変えて、
徹底して理解できるように努力しているところです。
まぁ、新中学1年生の場合、
最初に教科書に出てくるのは、
I am Sakura.
I am from Tokyo.
ですしね。
主語を理解させる
また、S+V+Cの文型に合わせ、
主語という概念も、徹底して理解してもらいます。
なぜなら、
英語は、基本、主語が必要な言語だからです。
まずは、主語って、何?
そこが理解できていないと、話になりません。
さらに。
主語から派生して、代名詞についても教えます。
日本の英語教育は、往々にして、
人称代名詞=主語だと思い込ませています。
でも、それは、大きな間違いですよね?
だから、ちょっと回り道に思えるかもしれませんが、
敢えて代名詞のレッスンも行っています。
参考
ちなみに、私は「何故?代名詞を使うのか?」という問いかけもします。
子供達からは、いろんな意見が出てきます。もちろん、子供なので、詰めが甘い回答も当然、出てきますが、それでもいいんです。
ただ、そこから、もっと深く考えるような質問を投げかけてあげれば。
すると、必死に子供は考えます。もちろん、答えが出てこない時もあります。
でも、この「自分で考える」という癖をつけることが、英作文の練習につながるんです。
そもそも、「正しい」と「間違っている」の2つしかない世界は、とても窮屈だし、英語を学ぶ意味を狭めます。
動詞を理解させる
主語が理解できたら、次は動詞です。
新中学1年生が最初に学ぶのは、S+V+Cの「説明型」なので、
とりあえず、be動詞を完璧にします。
- be動詞の働きは、イコールだということ
- 主語(代名詞)によって、be動詞は変わるということ
この二つですね。
ちなみに、
私は、最初に、単数すべての代名詞とbe動詞をまとめて教えています。
主語を説明する語を教える
あとは、残りの、S+V+CのC(補語)ですが、
ここが、意外に新中学1年生の引っかかりポイントです。
学校では、
I am Sakura. 私はさくらです。
I am from Tokyo. 私は東京出身です。
という英文が出てきますが、
深く教えないので、子供たちはほぼほぼ、丸暗記してしまいます。
でも。
だからこそ!
全然、応用が利かず、英作文も苦手になってしまうんです。
必ず、文型に戻す
この時、やるべきは、
必ず、文型に戻ってあげることです。
- 主語=I
- be動詞=am
- 主語を説明する語= from Tokyo
その上で、
I= from Tokyo
という公式(?)を確認する。
これを、ひたすら繰り返すことで、
文型を落とし込んでいくのです。
注意すべき点
また、この時、
from や in などの前置詞は、必ず基本のイメージで覚えてもらうようにします。
I am from Tokyo.=私は東京出身です。
という暗記の仕方は、プロセスをすっ飛ばしてしまうので、
英作文を苦手にする原因にもなります。
日本語に訳すのも、英作文をするのも、
慣れるまでは、
- 英語→直訳→日本語らしくする
- 日本語→英語用の日本語→英語
というプロセスをたどるようにしましょう。
まとめ
今回、お話ししたのは、新中学1年生のための英作文の練習方法です。
まだまだ、簡単な1文を英語に直すだけであり、
結局、SVCの文型の説明に終始してしまいました。
が、
英作文において、一番、間違える頻度が高いのが、
実はこのSVCの文型なんです。
以前もお話ししたと思いますが、
- I am coffee.
- I am Japan.
なんて英訳は、新中学1年生にとっては、「大いにアルアル!」です。
もちろん、中学2年生にもなれば、
試験で×をもらった経験を活かして、テスト的な失敗はしないようになります。
でも。
ちょっと応用が入ったり、問題の出し方が変わったりすると、
途端に、同じような間違いをやっちゃうんです。
それはつまり、
本当には、理解していないということ。
そうならないために、
ここは、本腰を入れて、やるべき所だと思います。