中学生の教え方

中学生が前置詞をイラストで覚えるって、本当に使えるの?

前置詞は、イラストやイメージで覚える!

なんだか、すご~く、良さそうに思えますよね?

 

でも。

実際に、覚えてみよう!ってやってみるとね。

そりゃ。

イラストやイメージ自体は覚えられますよ。

でも。

だからって、完璧に前置詞がわかる!選べる!ってレベルまでは行きつきません。

 

そもそも。

そのイメージイラスト自体、??????ってことも多いし。

 

中学生と前置詞イラスト

 

 

使えるものと使えないものがある?

正直な話、

前置詞のイメージイラストの中には、

「これ、なんかピンと来ないんだよね・・・」

そう感じてしまうものも、ありませんか?

 

もちろん、

すっごく、わかりやすいものもあるんですよ。

たとえば、

forとtoの違いなんかは、イラスト見ればバッチリ即効!わかりますし。

 

forのイメージ

forはtoと違って、ゴールに向かっているだけで届いていない!ここは、すぐにピンとくるんだけど・・・

 

でも、現実には、forの使い方は、非常に多くて、

すべてのforが、このイラストでOKか?というと、そういうわけにはいきません。

もちろん、だからこそ、サイトによっては、

イラストを工夫し、

それについて、詳しい説明はされているんですが、

その時点で、「違うんじゃない?」って思うのは、私だけでしょうか?

 

イラストやイメージの目的って何?

そもそもです。

イラストやイメージの目的は、言葉にするよりも、速攻で伝わるからこそ、使っているはず。

 

なのに、

「このイラストが、なんで、この意味になるの?」

と、悶々とするなら、むしろ逆効果ですし、

ひねくれものの私は、イラストに合うように説明してる気がして・・・。(ゴメンなさい)

 

もちろん、これはあくまでも、私自身の感覚なので、

わかる人にはわかるのかもしれませんが、

少なくとも、中学生には使えないかもなぁ・・・と近頃、思っています。

 

中学生にはイラストより具体例?

つい先日のことです。

前置詞 atのイラストイメージを「点」で表現しようとして止めました。

何故なら、すごく無意味に思えたから。

結局、具体例を出して、終わりにしました。

  • 時間・・・at 7 o'clock
  • 場所・・・at home      at school

みたいに。

 

だって、前置詞は、英文の中にあってこそ、意味があるんです。

だから、とりあえずは、

  • 英語を読んでいて、なんでこれ、atなの?と質問されたら、答えればいい。
  • 英作をするとき、なんで、ここは onを使うの?と聞かれたら、答えればいい。

そう、自分で自分に言い聞かせたんですが、

そもそも論として、中学生がそこに気づいて、聞いてくるかな?

という問題もあり、あまり良い解決方法ではなかった気がしています。

 

それに、今の中学生にとって、前置詞で、何が問題か?っていうと、

日本語を頼りにしすぎて、前置詞を忘れる・・・ってことも多く、

「前置詞」って、問題山積みだな・・・とすごく感じます。

 

たとえば。

  1. 私はカバンに本を持っています。
  2. 一枚の絵が壁にかかっています。

この時、

1では、inを使い、

2では、onを使うわけですが、

1は、なんとかなっても、2が全然、ダメって子、とても多いです。

 

だって、日本語訳には、

  1. ~の中に
  2. ~の上に

なんて言葉、一つも入っていないんだから。

 

こういう時、簡単でわかりやすい「on」や「in」のイメージを使うと良いのですが、

教え続けていても、

中学生って、日本語訳を見た時点で、まったくイメージしないんですよね。

これ。

前置詞イラストが云々っていうよりも、他に何か、大きな問題がある気がします。

 

まとめ

今回は、あくまでも、中学生にとって、前置詞のイラストイメージは使えるのだろうか?

ここをポイントにして、お話ししました。

正直な話、前置詞イラストを、レッスンで使ってみても、どうもいまいち機能していないんですよね。

だから、中学生向けの前置詞イラストについては、もうしばらく考えてみようと思います。

 

それと、まずは、自分がピンと来ない「for」を攻略しなければ。

もしかして、そこにヒントがあるかもしれないので。

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