コロナウィルスの感染予防のため、学校が突如、休校となりました。
これにより、様々な問題が浮上してきていますが、
その中でも、お子さんが小学6年生で、中学準備のための勉強に不安を覚えている方に、
一つの考え方を、お話ししたいと思います。
勉強=学習塾ではない
もうすぐ中学生になるのに、学校での勉強ができないのは、不安。
ということで、学習塾への入塾を検討されている方もいらっしゃるかもしれません。
が、突然の出費はやはり痛いですよね。
そこで、学習塾に通わせなくても勉強はできる。
というお話をしておきたいと思います。
自主性を高める練習を
まず、中学生と小学生の差は何か?
というと、
小学生の時とは比べ物にならないぐらい、中学生では自主性を求められるという点です。
実際、この自主性が、勉強のでき不出来にもつながっていくため、
今のうちに、「自主性を高める練習」をやっておくべきです。
方法としては、とても簡単です。
突如、休校となってしまった、この時期を利用して、
ご家庭でのお手伝いを習慣化させるのです。
特に、共働きの世帯などは、
お子さんに、ぜひ、手助けを頼んでみて欲しいと思います。
大事なのは、「やりなさい!」と押し付けないことです。
じゃないと、自主性を育むどころか、強制になってしまうから。
家庭でも、STEAM教育を行おう!
また、自主性に加え、今、注目されている「STEAM教育」も、
ご家庭で行ってしまいましょう。
STEAM教育とは、Sience Technology Engeneering Arts Mathematicsの頭文字を取った教育のことで、これからの社会に求められている能力を育もうとする教育のことです。
このSTEAM教育の一番の花形は何か?と言えば、
プログラミング教育です。
しかし、プログラミング教育は、パソコンなどの機器だけでなく、
プログラミングを理解している大人も必要になってくるため、
なかなか、ご家庭では、練習することができません。
ですが、2020年2月23日付の中日新聞の日曜版に面白いことが載っていました。
それが、
料理も実はプログラミング思考である。
というものです。
確かに、
料理の始まりから完成までの過程は、プログラミングと非常に似ています。
- まず最初に、やりたいこと(食べたいもの)があり、
- 次に効率的な手順を考え、
- それらを実行しながら、過程を修正して、
- 最後に完成させます。
実際、プログラミングより上だな・・・
と思うのは、
出来上がった時の喜びです。
完成させた喜びだけじゃなく、
- 美味しい!!
- 家族が喜んでくれる!!
という、おまけまでついています。
どんなに見た目が悪くても、どんなに味がいまいちでも、絶対に批判せず、私がやった方が早い!などと思わないことです。
ちゃんと、子供の気持ちに感謝しましょう。
まとめ
急に休校が決まってしまって、
中学準備もあるのに、心配だ、不安だ。
そう思う親御さんも少なくないでしょう。
でも、中学生において、一番、重要なのは自主性なのだ。
ということさえ理解してしまえば、
勉強なんて、なんとでもなる・・・と安心できるはずです。
実際、自主性レベルが上がってくれば、
わざわざ塾に行かずとも、
オンライン授業や通信教育で、なんとかできるのです。
そうした、芽を養ってあげる。
これができるのは、親であり、ご家庭でしょう。
そして、そこに、STEAM教育までプラスできたら?
まさに、鬼に金棒の子育てになるはずです。