学校英語は使えない。
受験英語では、英会話できない。
というのが、日本人です。
そして、学校英語や受験英語が使えない理由は、実にもっともらしい。
- 発音が悪いとか、
- ネイティブらしくない英文を作るとか、
- 話す練習をしていないとか、
もう、勘弁してあげて~!
と言いたくなるほど、たくさんっの不具合が学校教育にはあるらしい。
もちろん、そういう面も確かにある。(あるんか~い)
あるのだけれど、
それを鵜呑みにしていると、
- 発音の矯正してもらうとか
- ネイティブに英文の添削してもらうとか、
- 英会話カフェに通うとか、
英会話学習者にありがちな「鴨ネギ」行動についつい走ってしまいます。
まぁ、それは、それで、ご本人が楽しけりゃいいんだけども。
でも!
なんとか、学校英語って、役に立たないの?
もったいないじゃん?
そう思う方には、ちょいと耳よりなお話をしたいと思います。
学校英語や受験英語が使えない本当の理由
まずは、
学校英語や受験英語では、なぜ?現実に使えないのか?
その理由の根っこは何か?
考えてみましょう。
学校英語は正解を探すゲームである
学校英語や受験英語が、現実的に使えない最大の理由は、
どちらも、「正解」「不正解」が決められている。
からです。
「正解」「不正解」がある。
ではないところが、注意すべき点です。
つまり。
学校英語や受験英語における、「正解」「不正解」というのは、
普遍的なものではなく、
状況によっては、どんなふうにでも転ぶものを、
あえて、テスト用のルールで縛って、答えを決めつけている。
そんな程度のものなのです。
乱暴な言い方をすれば、
学校英語とは、
部分的に抜き出した公式だけを与え、
出題者が決めた「正解」を、学ぶ側に「見つけさせるゲーム」なんです。
だから、そのゲームに熱中し、スコアー伸ばしたとしても、
学校を出た後の現実世界に通用するわけがありません。
ゲームを生かすためには?
多くの親御さんたちは、わが子にこう言います。
「そんなゲームばっかりして!もっと勉強しなさい!」と。
いや、まさに!
この言葉は、真実をついています。
学校英語を無駄にしたくない!のであれば、
「ゲーム」としての「学校英語」のほかにも、学ぶべきことがある。
そこに気づいて、学べばいいだけ。
多くの日本人は、まるで、
「学校英語」とは、違う所に「実用英語」がある、と思い込んでいるかのようです。
でも、「学校英語」も、英語であることに変わりはありません。
ただ、現実的に考えれば、不足している部分がある。
というだけのこと。
絵の具で考えれば、わかりやすいと思います。
たとえば。
現実的に使える英語は紫色です。
でも、学校英語は赤色なんですね。
つまり。
学校英語を頭から否定する必要はありません。
要は、赤色に青色の絵の具さえ足せばいいんですから。
では、青色の勉強とは何か?
最近、ようやく、そのポイントがわかってきた気がします。
学校英語を、どう補うべきなのか?
そのあたりは、別記事で書こうと思います。
まとめ
使える英語を学びたい。
学校英語の6年間は無駄だった。
そう思う大人は多いです。
でも、だからって、学校英語をダメだと決めつければ、
せっかくの与えられた機会を捨ててしまっています。
正直、それは、それで、もったいないんです。
だって、自分の英語を紫色にするためには、
赤の勉強があってこそ!なんですから。
それに、最近、つくづく思うのは、
英語は本当に、自分自身を裏切らない教科です。
やった分だけ、それは、ちゃんと身になっています。
もちろん。
長年、ブランクがあったりすると、忘れてしまうものはありますが、
それでも、その努力は、英語学習を再開した時に、ちゃんと生きるんです。