子供の将来

子供をバイリンガルにするには?

2019年4月5日

日本には、「子供をバイリンガルにしたい」

そう思う親御さんは多いようです。

 

その大きな理由の1つになっているのが、

これからはグローバル社会だから!

というものです。

 

そこへ持ってきて、

2020年度の英語教育改革。

 

これは、今後ますます、ヒートアップして、

良くない方向へ進んでしまうんじゃないか?

という気がしたので、

今日は、そのお話をいたします。

 

そもそも、バイリンガルとは?

子供をバイリンガルにしたい!

と思う親御さんは、

バイリンガルの意味は理解されていると思いますが、

それでも、イメージとしては、間違っている!

ことに、まず、注意してください。

 

バイリンガルのイメージ

おそらく、多くの人が、

バイリンガルとは、

二つの言語を母語のように操れる人のこと。

そう思っているはずです。

 

つまり、バイリンガルには、なまりがない!

自動的に信じ込んでしまっています。

そのため、

できるだけ早い時期から、子供にはネイティブの発音を身につけさせたい!

と必死に頑張るわけですね。

 

でも、グローバル化を見据えているのであれば、

世界の常識を知ることから始めなければなりません。

 

実際、世界には、2つの言語を操る人は大勢います。

でもね。

バイリンガルの多くは、片方の言語(第二言語)になまりがある!

のが普通なんです。

 

なまりのメリット

もちろん、なまりがあることで、

  • 意思の疎通がうまくいかない時がある
  • バカにされる

と言った、デメリットもないわけではありません。

 

が、デメリットがあれば、メリットもある!

のが、世の常です。

 

実際、なまっていることによって、

  • 自分の出身国がどこであるか?を示してくれる
  • それにより、誤解を避けることができる
  • 興味を持ってくれる

といったメリットも存在することを忘れてはいけません。

 

子供をバイリンガルにするには

 

何歳からでもバイリンガルになれる

つまり。

なまりの問題さえ解決すれば、

(なまっている方が、普通なのだから)

  • 小さいうちから、英語はやらせなきゃ!
  • ○○しなきゃ!
  • △△しなきゃ!

と、小さな子供を追い込んでいく必要もなくなるんです。

 

もちろん、小さなうちから英語に触れるのがダメだ!

と言っているわけではありません。

子供が楽しくやっているなら、それはそれでいいんです。

ただ、

親が必死になってはいけません。

子供の自主性にまかせるべきなのです。

 

なぜなら、

本人が、その気になれば、

何歳からだって、バイリンガルにはなれるからです。

 

確かに、

小さいうちの方が、

必要なことは、すぐに覚えます。

でも、一方で、必要がなくなれば、子供は簡単に忘れるんです。

 

だから、

小さな子に英語を学ばせる時には、

それを、忘れないような環境を作る!

そこに、親は、力を入れるべきなんですね。

 

ある言語学者によれば、

1歳~6歳までの間、子供が第一言語に接する時間は約9000時間なのだそうです。

そして、この子供が6歳でバイリンガルになるためには、

2700時間、第二言語に接する必要があるのだとか。

 

それだけのことが、できる自信があるのであれば、

止めはしませんが、

日本人の両親、日本の中に生きている私たちには、

かえって険しい道のような気がします。

 

学校英語の意味

そこで、もうちょっと、ラクしたい!

別のアプローチはないのか?

ということで、

学校では英語を教えているわけですが、

現実には、全然!役に立たなかった!!!

と思っている人が、ほとんどでしょう。

 

だからこそ、

2020年度から、英語教育そのものを変えていこうとしています。

が、これも多分、きっと、

残念な結果に終わる可能性は高いだろう・・・

と私は思っています。

 

ただ。

良い面もあるんです。

 

確かに、学校英語は面白くないし、

言語を使用するという実態からもかけ離れています。

 

でも。それでも、

学校英語は、第二言語の基礎を与えてくれるものです。

 

その基礎がなければ、

いつか、英語が必要な状況になった時

その基礎を発展させ、実践することはできません。

 

だから、

学校英語では、即座にバイリンガルにはなれないけれど、

子供が、英語を話したい!使いたい!

話さなきゃ!使わなきゃ!

となった時に、

この基礎が、土台になってくれる!のです。

 

このことは、

大人が英会話を学ぶ際、

中学英語を学び直すことを考えれば、

納得できると思います。

 

まとめ

親御さんが、

「子供をバイリンガルにしたい」

と思う時、

そこに、どんな理由があるのか?

私にはわかりません。

 

でも、

英語教育改革によって、

かえって、

  • 低年齢での英検合格
  • 中学英語の先取り

へ向かっていく親御さんが増えた気がするんです。

 

もしかして、

最初は、バイリンガルを目指していたのに、

思うほどの結果が出ないから、

長年、払ってきた授業料への見返りとして

何らかの「しるし」を求めているのでしょうか?

 

確かに、

子供が中学生になると、

周りの空気はガラリと変わります。

バイリンガルより、成績でしょ。

そういう無言の圧力の中で、

子供にとって「なぜ?英語が必要なのか?」

という問いは、

受験のため。高校に合格するため。

に捻じ曲げられていきます。

 

でも、そこに、乗っかってしまっては、

子供をバイリンガルにしたい!

という夢は、多分、消えてしまうでしょう。

 

チェコには、

「新たな言語は、新たな魂をもたらす」

という諺があるのだそうです。

 

ぜひ、新たな魂のために、

「なぜ?英語が必要なのか?」

親が押し付けるのではなく、

子供から答えを引き出していきましょう。

 

必要があれば、

子供は、自分からバイリンガルになっていきます。

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