中学英語で習う受け身って、作り方は簡単ですよね?
基本の作り方は、こんな感じです。
上の文が今まで習ってきた英文(能動態)。
そして、下の文が受け身(受動態)の文です。
受け身の文の存在意義は?
学校のテストなんかでは、
能動態の文(上の文)を受け身の文(下の文)に変えるだけでなく、
受け身の文を能動態に変える逆パターンの問題もあったりします。
でも、いつも思うんですが、
こういう書き換え問題って、たくさん練習すればするほど、
テスト的にはOKかもしれないけど、
何故?受け身があるのか?っていう根本がどんどん不明になっていきますよね?
これじゃあ、受け身君だって、かわいそうですよ。
英作する時、どっちを使う?
そこで、受け身を学ぶ時には、
書き換え問題じゃなく!
英作を目的にすると、もう少し、違った見方ができるようになります。
まず、今まで習った文(能動態)の場合は、
主語が何をしたか?に焦点を当てる
一方、
受け身(受動態)の場合は、
主語に何が起きたか?に焦点を当てる
こうイメージすれば、スッキリします。
受け身の大事なポイントは?
さらに、受け身は、
主語が誰か?とか主語が何か?なんて、ど~でもいい場合(知らない場合)に、めちゃめちゃ重宝です。
ちなみに、これを能動態の文で表現しようと思ったら?
Someone built the building in 1982.
になります。
う~ん。
なんか、微妙だ・・・
話のつながり次第ってことも
あと、話のつながり次第で、能動態を使ったり受け身を使ったりします。
すごくわかりやすい例が、英文法解説に載っていますので、共有しておきます。
能動態を使うパターン
Do you know what Tom did this morning?(トムが今朝、何をしたか知ってる?)
He broke this window.
受け身(受動態)を使うパターン
Just look at this window.(この窓を見てよ)
It was broken by Tom this morning.
英語は、主語をコロコロ変えないのが普通なので、
最初にどんな言葉を発するか?で、次の文が能動態になったり受け身になったりするんですね。
言いたいことは、どっちも、トムが割ったってことなのに。(笑)
この例を見ると、
やっぱり、英語って言葉なんだな!って実感しませんか?
まとめ
さて。
今回は、中学英語で必ず習う「受け身」についてのお話でした。
単にパターン練習で暗記するんじゃなくて、
いろんな知識を深めていってほしいです。
その方が、絶対に英語も人生も楽しいから。