かなり長いこと、英語学習をしてきました。
ある時は、思いっきり集中し、ある時は、ダラダラと。(笑)
だけど、最近になって、
私達、日本人が普通に行う単語学習はつまらないし、暗記もきついし、無意味かも?
って思うようになりました。
もちろん、英語学習をあきらめたわけではありません。
そこで、今、私が思っていること、試していることを、一応、書いておこうと思います。
エラリークインを読んで感じたこと
日本人が普通に行う単語学習はつまらないし、暗記もきついし、無意味かも?
そんな気分になったのは「エラリークイーンのギリシア棺の謎」を読破したからです。
読破したと言っても、1回目は、適当に飛ばし読みしちゃったんですが(速読)、
だからこそ!やっぱり、ものすご~く、単語って大事だなぁ!と実感しています。
そして、さらに!
私が今までやってきた単語学習は、なんて浅かったんだ!とも思いました。
単語学習用の本は、不要?
ちなみに、今まで、私が行ってきた単語学習は、
とりあえず、単語学習用の本を買い、暗記する!
って方法を行っていました。
暗記の仕方は、たくさんの単語を短期間で繰り返し覚えるという、いわば王道のやり方です。
この方法の良いところは、暗記した単語量が、一気に増える!ってところです。
ただ、このやり方には問題もあります。
本来ならば、単語は文章の中で覚えるのが一番!なのですが、
単語学習用の本に載っている「単語ごとの例文」って、めっちゃ!つまらないんですよ。
だから、単語の暗記はできていても、身についてはいないものが、結構あるんです。
単語を覚えた!と思い込むむなしさよ
そのことは、実際に洋書を読んだり、海外ドラマを見ているとよくわかります。
たとえば。エラリーの本の中に、こんな会話がありました。
「Must I intrude on the hospitality of this very sad establishment indefinitely?」
実は私、この文を見て、わからない単語はなさそうだと思ったんです。
たとえば、
「indefinitelyという単語は、覚えてはいないけれど、definitelyがわかるんだから、大丈夫」
そう思ってました。
ところが。
アレ?
definitelyは、絶対にという意味だけど、その反対ってなんだ?
ってなっちゃったんですよ。
結局、考えても、文の意味がイメージできなかったので、
ネットで、indefinitelyの意味を調べました。
すると、霧が晴れるように、文の意味がわかったんです。
indefinitelyの意味は、「無期限に」でした。
単語の使い方には癖がある?
今は、エラリーのギリシア棺の謎の2回目を読んでいるところですが、
今度は、1回目とは異なり、一応「精読」しています。
この時、私がやっていることは、
- まったく、わからない単語はもちろんのこと、
- 知っているけど、なんとなくイメージしにくい単語も、
すべて、いちいち、自分で調べています。
そうしているうちに、わかってきたのは、
単語の使い方には、癖がある!ってこと。
私だって、文章を書く時には、私なりの癖があります。
それは、英語だって同じこと。
特に、小説となれば、なおさらでしょう。
事実、そうした「癖」が、見えてきてからというもの、
エラリーの本を読むことが、無性に楽しくなってきました。
一般的には、
「1ページの中に、わからない単語がありすぎる場合は、レベルを下げるべし」
「何回も辞書を引いていては、読書を楽しめない!」
というのが、洋書を読む時の常識としてまかり通っているようですが、
私自身は、そうは思いません。
確かに、毎回、紙の辞書を引くのであれば、面倒ですが、
パソコンやタブレット、スマホで、ちゃっちゃとインプットできるのであれば、
数秒で意味はわかります。
事実、エラリーの本は、読みにくい・・・というお墨付きがついているのですが、
結局は、
- 好きか?どうか?
- 面白いと思えるか?どうか?
- 楽しいか?どうか?
ここだと思います。
それに!
文章の癖がわかってくれば、
「ここは、わからなくったって別にいいや。」って単語だって、一杯ありますし。
暗記はしない
そんな状況の中、今、私がやっていることと言えば、
単語をその場で、いちいち調べて、ノートに書く。
これだけです。
ちなみに、後からノートを見直して、暗記する!なんてことは一切していません。
ノートに書くのは、同じ単語を調べているか?どうか?ざっくりと、チェックするためです。
ちなみに、マーカーでチェックしてある単語は、再度調べたヤツです。
まとめ
間違わないで欲しいんですが、
一般的な英語の単語学習法が、すべての人に無意味かもしれない・・・と言っているわけではありません。
私自身、過去に、普通の単語学習を何度もしてきた経験があるからこそ、
今のやり方にシフトしたわけですし。
単語学習に限らず、語学学習で何より大事なのは、
- とりあえず、トライしてみる。
- うまくいったら、トライし続ける。
- もし、うまくいかない部分に気づいたら、別のやり方を探ってみる。
- あきらめずに続ける。
という姿勢です。
自分のレベルや、自分のやりたいことにフォーカスしながら、試行錯誤していきたいですね。