中学生だろうが、大人だろうが、
私たちは、
勉強、部活、仕事、人間関係等々で、いろんなストレスを感じています。
特に、今は、世の中のスピードが速すぎて、
多くの人が、完全にオーバーワーク状態です。
約100年前に、
スペインの哲学者「オルテガ」は、大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)の中で、
「文明世界は平均人の能力に比較して、過剰、過度の豊かさ、余剰の様相を示す」
と言っていますが、
今は、その何倍、何十倍、何百倍・・・の過剰さでしょう。
ですから、
それに必死に耐え、
冷静に穏やかに毎日を過ごすことは、
中学生にとっても、
大人にとっても、
非常に重要なことなのです。
なぜなら、
それこそが、勉強や仕事のパフォーマンスに直結するからです。
イライラしていれば、勉強に向かえません。
落ち込んでいたら、仕事に集中できません。
疲れていたら、やる気も起きません。
不安にかられていては、チャレンジできません。
etc.
そこで、今回は、
こういった負の感情を生むストレスを、
誰でも簡単に!発散できる方法をご紹介したいと思います。
誰でもできるゼンタングル
ゼンタングルとは、英語でzentangleと書きます。
このzenは、そう、「禅」のことです。
どんなものかは、下記の画像をご覧ください。
私が描いたものです。
ゼンタングルの効果
このゼンタングル。
日本では、あまり、メジャーではないかもしれません。
実は、私も知りませんでした。
たまたま本屋で見つけ、買ったのが数年前。
ずっと本棚にしまいっぱなしでした。
ところが、2019年5月に、突如、そのタイミングが来ました。
そこで、すぐに、やってみたのですが、
その結果、
- 時間がゆったりと、豊かに流れる
- すごく集中できる
- 煮詰まったコトをリセットできる
というプラスの効果を感じることができました。
実際、
ゼンタングルには、
- 心の平穏と安らぎを生む
- ストレスを軽減
- 心を静める
- 集中力をつける
- 目的意識を高める
- 健康への注意を促す
- 創造性を高め、問題を解決する
- 達成感、満足感を生み、自信をつける
可能性がある、と言われています。
私も、最初は「まさか?」と半信半疑でしたが、
実際にやってみると、
そういうこともあるかも・・・と思えるから不思議です。
ゼンタングルの哲学性
おそらく、多くの人は、
ゼンタングルを見るなり、
模様を繰り返し描くアートだ!
そう思い込むはずです。
そのため、
- 私にはアートのセンスはない。
- 私には上手に描く技術も時間もない。
そんなふうに、思うかもしれません。
でも、ゼンタングルとは、そういうものではありません。
ゼンタングルの良さは、
- 「正しい」とか「間違ってる」ということはない
- 結果に固執しない
ここにある!のです。
そもそも、
ゼンタングルを描く時に使うのは、黒いペンです。
つまり、
あ、失敗した!と思っても、消しゴムでは消せません。
つまり、描き続けるためには、
「間違えた」ことを悔やむのではなく、
消してしまおうとするのではなく、
「経験」として、受け止める必要があります。
さらに、
ゼンタングルは、完成形をイメージしながら描くわけではありません。
計画に固執せず、結果を心配せずに描くからこそ、
プロセスを楽しむことができるのです。
正直、これらのことは、
勉強や仕事、
もちろん、英語学習においても、求められているスキルでしょう。
- 間違いを恐れない
- 経験を積む
- プロセスを楽しむ
これができたら、どんな人生だって楽しくなります。
ゼンタングルを実際にやってみよう!
さて、理屈はそれぐらいにして、
実際に、ゼンタングルをやってみましょう。
用意するものは、
紙と黒ペン・鉛筆だけです。
描いているうちに揃えたいなぁ・・・
と思う道具はありますが、
最初は、特殊なものは、必要ないと思います。
だって、アート作品を描くわけじゃないんですから。
やり方は簡単です。
1、集中する
2、紙の4隅に点を打つ(鉛筆)
3、境界線を描く(鉛筆)
4、分割する線を描く(鉛筆)
5、パターンを描く(ペン)
6、影をつけたりする(鉛筆)
7、サインをする
8、作品を眺め、感謝する
詳しくは、
まとめ
いかがでしたか?
ゼンタングル。
簡単だし、紙とペンだけでできるので、
とりあえず、すぐに、やってみる!
のがおススメです。
その上で、いま一つだなぁ・・と感じたなら、
止めておけばいいだけのこと。
私自身、数年間、本を放っておいたぐらいですから、
自分だけのタイミングを大事にしましょう。
不思議なんですが、
私の経験では、
その時は、満を持して、やってくる!んですよね~。
だから、私たちは、その準備さえ怠らなければいいんです。