中学英語をやり直したい!という大人のための本って、どんなものなのでしょうか?
ちなみに、自分にとってベストな本を選ぼうして、いろんな本のレビューを読みまくってしまうと、最終的には、どれがどれだか?わけがわからなくなり、何も選べずじまい・・・なんてことにもなりかねません。
そこで、おススメしたいのが、最初からベストな本を見つけようとするのではなく、まずは、中学英語をやり直したい大人が、選んじゃいけない本を消去した上で、自分に合った本を見つけるやり方です。
それでは、早速。
大人が選んじゃいけない本は?
まずは、大人が選んじゃいけない本を確認しておきます。
当たり前ですが、大人は、中学生とは
- 実際の年齢はもちろん
- 精神年齢や思考力
- 人生の状況etc.
が、まったく違いますので、中学生向けの本や参考書は、とりあえず無視してしまいましょう。
なぜなら、中学生の場合は、
- 学校や親と言う「大きな枷(かせ)」がある
- 勉強するのが仕事である
だけでなく、
シンプルに英語学習のゴール=高校受験対策なので、本自体、そのつもりで作ってあるからです。
一方、大人の場合は、
- すんごく必要に迫られているわけではない
- 仕事の合間に勉強をしなければならない
人も多いですし、
英語学習のゴール自体、高校受験ではないので、中学生向けの本や参考書では、
- なんか、面白くない
- あぁ、めんどくさ・・・
と、モチベーションが急激にしぼんでしまいます。
大人が選ぶべき本は?
次に、あなたが、選ぶべき本とはどういうものか?考えていきましょう。
まずは、あなた自身が、中学英語をやり直したいと思った、理由は何か?を明確にするところからです。
海外旅行のため
以前もお話したと思いますが、海外旅行のためならば、トラベル英会話の本がお勧めです。
一から、中学英語をやり直す必要はありません。
旅行先でのシーンに合った、会話文を聞いたり、読んだりできるものにしましょう。
わが子に英語を教えるため
わが子に英語を教えたい!場合は、子供の参考書をそのまま、利用しましょう。
敢えて、自分用に購入する必要はありません。
教えるのではなく、一緒に学ぶ姿勢の方が、子供にとっても良いと思います。
なんとなく、話せたらいいな。とか、教養のため
この場合は、目的が具体的じゃない上、必要にも迫られていない分、英語学習は右往左往しがちです。
他人の意見やレビューにも左右されやすくなり、フラフラしちゃうんですね。
もちろん、それでも、英語を学ぶ気になったことは、とても良いことです。
そこで、せっかくの、その気持ちをしぼませないために、一点だけ、守ってください。
それは、
自分が楽しいと感じる本を選ぶことです。
それを、確認するためには、
- 必ず、本屋で立ち読みする
- 必ず、アマゾンでなか見検索!を利用する
ようにしてください。
めんどくさくても、ぜひ、やってくださいね。
何故か?って、
これも、ずっと言っていますが、本を読むということは、著者との対話です。
だから、相性って、とても大事なんです。
もちろん、純粋に知的好奇心を満たすだけでも、それはそれは、楽しいことではあるのですが、合う合わないという感覚は、ぜひ、研ぎ澄ましておきましょう。
その方が良い結果につながりやすくなります。
だって、本から学ぶということは、本=あなたの先生になるんですから。
まとめ
今回は、中学英語をやり直したい大人の人のためには、どんな本が良いのか?
という視点でお話してみました。
中学英語をやりたいって思ってるんだから、大人であっても、中学生用の参考書や本でいいだろう?
という人もいるかもしれませんが、それは、とても乱暴な意見だと、私は思います。
なぜなら、大人の目的と中学生の目的は、大きく異なっているからです。
もちろん、大人が目指す英語であっても、中学英語が基本となるのだ!という意見には賛成です。
でも、だからと言って、日本の英語教育の弊害みたいなものを、大人になってまで、再度、浸透させる必要はないと思うのです。
こんなことを思うのは、私自身、toやforの違い、makeやletの違いなどは、なんとか感覚を身に着けたものの、getだけは、なかなかイメージが切り替えられないでいるからです。
鳥と同じで、人間も、一度、刷り込まれてしまうと、なかなか、それを払拭することができないものだなぁと、つくづく実感します。
だからこそ、大人の人には、学生時代のバイアスに縛られるような本は選んで欲しくない・・・と思います。
参考になれば、幸いです。