英会話学習には、アニメやドラマがおススメ!
なんてことは、聞き飽きたと思います。
実際、いろんな人が、いろんな場所で、
いろんなメリットを書いていらっしゃいますので、
今回は、その付け足しとして、お話しましょう。
英文法は必要だが・・・
アニメやドラマがいい!
というと、
「英文法など学ばなくても、自然と覚える・・・・」
という淡い期待を、誰もが持つと思いますが、
毎日10時間ぐらい、見続けるぐらいでないと、
それは、無理です。
結局、
英語を学ぶには、英文法を学ぶのが一番手っ取り早い。
と、私も思っています。
でも、だからって、
中学や高校のように、受験が関わってくると、
英文法が、どんどん、おかしな方向へ流れていきます。
「英会話に英文法なんていらない!」
と言う人がいるのも、
そういったことが、原因にあるように思います。
英文法に頼りすぎない
たとえば、受験英語では、
- will と be going to
- 能動態と受身
- 直接話法 と 間接話法など、
いわゆる書き換え問題って、お約束になってますよね?
でも、
これらの問題が一番、アカン!のは、
- 書き換えできる=意味も同じと思い込ませている
- どの問題も、答えは1つと勝手に決めている
ところなんですね。
だって、
そもそも、
2つの文が、全く同じ意味なんだったら、
片方だけでいいでしょ?
2つとも存在している意味ないでしょう?
って思いませんか?
だから、もし、これを読んでいる中学生や高校生がいたら・・・
ぜひ、先生に、突っ込みたまえ!
と言いたくなります。
- 意味が微妙に違う
- 使うシチュエイションが違う
からこそ、
「2つの言い方があるんじゃないですか?」と。
会話は、場次第
さらに、こんな例もあります。
私たちは学校で、
Would you とか Could you を使えば、
丁寧な言い方になる!
そう習いました。
この時、出される例文が
A:Give me your money.
B:Could you please give me some of your money?
ならば、AよりもBの方が、丁寧ですから、
「確かに!なるほど!」と納得できます。
でも、出される例文が
A:Have another sandwich.
B:Would you mind having another sandwich?
だとしたら?
実は、これだと、
Aが適切で、Bの方が失礼にあたるんですね。
ココがポイント
これは、もろ、文化の違いです。
どんな時も遠回りな言い方が丁寧で適切だ!と思われているのが日本語。
でも、英語圏では、相手にとって、その提案がプラスなのであれば、ストレートに言うべきだ!と考えるようです。
会話として当たり前のこと
以上のことから、言葉というのは、
- それを使う場面
- 相手との関係性
によって、常に変化しているわけです。
これは、日本語とて、同じです。
いや、むしろ、日本語の方が、その傾向は強いはず。
なのに。
日本の英語教育は、これを、ガン無視しているんですね。
だから。
アニメやドラマが必要なんです。
アニメやドラマから得られるものは?
長い前置きでしたが、
ようやく、ここから本題です。
要するに、英語って、
その「場面」とお互いの「関係性」まで理解しないと、
本当に、使えるようにはならないんですね。
もちろん、辞書を見れば、ちゃんと、そういったことも書いてあります。
でも、いくら、辞書を読むと言っても、限界はあるわけですから。
ところが、アニメやドラマならば、
「場面」と「関係性」が一目瞭然なんです。
もちろん、
アニメやドラマを見れば、
ネイティブ発音が身につく・・・ということもあります。
でも、一番、大きなメリットは、
「どんな場の時に、どんな関係性の時に、その言葉は使われるのか?」
これが、一瞬にして理解できてしまうことなんです。
まとめ
さぁ。そこまで、理解した上で、
アニメでもドラマでも、
英語字幕を確認しながら、視聴して見てください。
なんか、これはいいぞ的な学習になる予感、してきませんか?