英語とコミュニケーション

英語の過去形のイメージ化が英会話力を伸ばす

2019年5月5日

英語の過去形のイメージ化が英会話力を伸ばすとは、

一体、どういうことなんだろう?

と思われた方。

 

少し、文法的に細かな話なのですが、

興味のある方は、ぜひ、立ち読みしていってください。

 

 

この英単語の意味は?

英語の過去形のイメージの前に、

まずは、下記の英単語の意味から確認します。

使うのは、

「persuade」と「wake」です。

 

辞書を引いてみると、

persuade・・・(他)説得する、説得して~させる

wake・・・(他)(人)を起こす

となっています。

 

自動詞と他動詞

ご存知のように、英語には自動詞と他動詞が存在します。

そして、英語って、

自動詞よりも他動詞を使うことが、圧倒的に多い言語です。

 

そして、他動詞を、文法的に説明するならば、

他動詞のあとには、必ず目的語が来ます。

こんな説明になるでしょうか?

 

でも、じゃあ、意味的にはどうなのか?

と言うと、

他動詞+目的語の形は、

目的語に対して非常に強い影響力がある。

そう考えれば、間違いありません。

 

例文で考えてみましょう。

1、John persuaded Mary to come.

2、I woke him.

この意味は、日本語では、

1、ジョンは、メアリーに来るように説得した

2、私は彼を起こした

になりますが、

目的語に強い影響力が及ぶわけですから、

1のニュアンス的には、説得されてメアリーは来た。

2は、彼は起きた。

ところまで、含まれています。

 

つまり。

1、John persuaded Mary to come,but she didn't come.

(ジョンはメアリーに来るよう説得したが、来なかった)

2、I woke him,but he didn't wake.

(私は彼を起こしたが、彼は起きなかった)

こういう英文は、すごく違和感があるわけです。

 

絶望するしかないのか?

実を言うと、上記の例文は、下記の本から引用させてもらったものです。

 

正直に言えば、

この本を読み進めていくにつれ、私は絶望感すら覚えました。

 

なぜなら、

そういった単語ごとのニュアンスまで学ぼうと思ったら、

一体全体、どれだけの時間を費やさなければならないのか?

と考えてしまったからです。

 

ポイントは、日本語にあり

でも。気づいたんです。

上記の例文二つ。

ポイントは日本語にあります。

 

1、ジョンはメアリーに来るよう説得したが、来なかった

2、私は彼を起こしたが、彼は起きなかった

 

どちらも、日本語的にはおかしくない気がしますよね?

 

でも。

この二つを、英語で話そうとしたら、

私たち日本人は、一体、何をすると思いますか?

 

少なくとも私は、

まず、過去のことを話すんだから!

と過去形を使います。

 

そして、過去形のイメージを思い浮かべます。

過去形のイメージは、「点」でしかありません。

 

あくまでも、その時点での「点」であって、

現在まで続くものではないわけです。

 

I lost my wallet.

上記の英文は、わかりやすい例文として、

よく使われるものですよね。

過去形なので、

以前、財布をなくしたんだな。ということだけがわかる文です。

つまり、その後、その財布が出てきたのか?

そのまま、見つからないのか?

はわからないんですね。

 

そのイメージで考えると、

1、John persuaded Mary to come.

2、I woke him.

という文章は、

1、ジョンはメアリーに来るよう説得した。

2、私は彼を起こした。

という過去の出来事を言い切っただけのこと。

つまり、いわずもがなで

1、説得できたんだ。

2、起きたんだ。

というイメージが湧いてきませんか?

 

そう考えていくと、

上記の日本語訳そのものが、不適切だということに気がつきます。

もし、

実際に、メアリーを説得できなかったのであれば、

1、ジョンはメアリーに来るよう説得してみたが、彼女は来なかった。

もし、

実際に、彼が起きなかったのであれば、

2、私は彼を起こそうとしたが、起きなかった。

この言い方が、正しいはず。

 

そして、状況をできるだけ、正しく伝えようとするなら、

当然、英語はこうなります。

1、John tried to persuade Mary to come,but she didn't come.

2、I tried to wake him,but he didn't wake.

そして、これならば、英語的にもOKなんです。

まとめ

いかがですか?

上記のようなことは、ほんの一例です。

現実に、日本人とネイティブの単語に関する感覚は大きく異なっています。

もちろん、それを必死に学ぶ姿勢は大事です。

でも、あまりに、神経質になりすぎても、ダメなんですね。

絶望しちゃうから・・・。(笑)

 

実際、会話においては、

英語にしても日本語にしても、

相手がわかればいい・・・というスタンスでいいんです。

1、John persuaded Mary to come,but she didn't come.

(ジョンはメアリーに来るよう説得したが、来なかった)

2、I woke him,but he didn't wake.

(私は彼を起こしたが、彼は起きなかった)

だから、この言い方で問題が起きるわけではありません。

 

ただ、できるだけ齟齬のないように、

できるだけ、正しく伝えたい!

という気持ちは、お互いに持っておくべきなので、

記事にしてみました。

 

でも、意外や意外。

あまり時制にこだわらない日本語を話すがゆえに、

私たち日本人は、英語を使う時、時制に気配りをするんですね。

そして、この習慣が、

過去形のイメージ化が、他のところでも役立つのだ。

ということが、わかってもらえたら・・・と思います。

英語学習、頑張りましょうね!

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