コミュニケーション力アップ

英語を話す最短のトレーニングは、多読と多聴

「英語を話す最短のトレーニングは、多読と多聴である。」

そう言うと、

英語学習を長く続けている人は、大きくうなづくのに対し、

英語学習が浅い人や初心者は、絶対に、納得してくれません。

 

英語を話すトレーニングなのだから、

「スピーキング練習をたくさんしなきゃ!」

「習うより、慣れろだ!」

と思う気持ちはわかりますし、

実際、そういったトレーニングも必要です。

 

ですが、

それだけでは、足りないんですね。

今日は、そのお話を。

 

なぜ?私たちは自在に日本語を話せるのか?

そもそも、私たちが自在に日本語を話せるのは何故なのでしょうか?

このことについては、以前にも書いた記憶があるのですが、

単に、日常的に日本語を使っているから・・・

というだけではないのです。

 

一般的に、

生活で困らない単語の数は、

3000語もあれば十分と言われています。

Aゴトウ
日本語でも英語でも、大体同じです

が、

どの国の人であっても

普段はあまり使わないけれど、

聞けば理解できる!

いざとなったら使える!

という単語は、その10倍以上もあるのです。

Aゴトウ
大体、どの国でも、30000語から40000語の間になるようです。

※近年、若者の語彙力が減っていることは、今回は無視しています。

つまり、そういった目に見えない土台が、ちゃんとあればこそ、

私たちは、自在に日本語を操れるんですね。

 

そして、

これらの土台=膨大な数の単語は、一体どこから習得しているのか?

と言えば、

テレビやラジオのニュース、インターネットはもちろんですが、

なんといっても、

学校、新聞、雑誌などの書物からが、圧倒的に多いんです。

 

だから、もし、

  • 買い物をしたり、
  • 電車に乗ったり、
  • 食事の注文をしたり、

するぐらいでいいんだったら、

実際の会話練習だけでもいいわけです。

 

でも、

  • ちょっと、込み入った話をしたい。
  • 相談したい。相談にのりたい。
  • 自分の気持ちを正確に伝えたい。
  • 役場で手続きしたい。

とかなったら、

それ以上の、目に見えない土台が必要なんですね。

 

そのあたりのことを、

私たちとは逆、

つまり、日本語を学ぶ経験から、断言している方がいます。

 

英語を話す最短のトレーニングは多読と多聴

 

ラガナさんです。

彼は、この本の中で、こう言っています。

普通、話し言葉のためにあまり必要でないと思われるものも学ばないと、大人の話を聞いていても、何を言っているのかわからない子供のような思いをしてしまうことが多いのである。

 

学ぶ言語はお互いに違いますが、

第二言語を学ぶ苦労は同じなのだな。

ということが、よくわかります。

 

リーディングはできる!という思い込み

そういった視点から考えれば、

日本人がスピーキングを苦手としているのは、

リーディングにこそ、問題があるのではないか?

と気がつくはずなのですが、

不思議なことに、

日本人は、スピーキングは苦手だけれど、リーディングはできる!

と思い込んでいるんですよね。

 

確かに、

学校のテストや受験結果では、

「リーディングはできている」という報告がなされます。

※同様に、リスニング力もアップしているらしいです。

でも、

それは、あくまでも、テストの長文読解が!できている。

というだけの話で、

リーディング量とは、何の関係もありません。

 

Aゴトウ
ここでは、リーディングに限って書いていますが、リスニングも同様の状況とお考えください。

 

まとめ

もちろん、シャイな日本人のこと。

アウトプット量が少ないのは間違いありません。

でも、アウトプットの前に、

とりあえず、インプットの量が圧倒的に足りない・・・

という事実は、シビアに理解しておくべきだと思います。

 

そのために多読、多聴が必要!というのは、

わりと昔から言われている学習法ではありますが、

  • 地味である
  • イメージ的にスピーキングにつながる気がしない
  • テストのイメージが抜け切らない

ことから、

なかなか、最初の一歩を踏み出さない人が多いように思います。

 

でも、とことん英語を話す道を探るのであれば、

余計な回り道はせず、

ぜひ、最初から多読、多聴に取り組むことをススメします。

(結局、最終的に、ここに行き着くことになるから)

 

今は、いろんなサービスがたくさんありますので、

ぜひ、いろいろ、利用して、試してみてください。

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