英語とコミュニケーション

英会話が上達しない理由と上達のコツ

2018年10月15日

中学レベルの英語は、大丈夫なのに、

なかなか英会話が上達しないのは何故なのか?

最初に、その理由をちゃんと理解しておくと、

英会話上達のコツがつかめます。

 

では、早速、始めましょう。

 

 

つい使ってしまう日本人感覚

たとえば、I like apples.のように簡単な英語なら、

日本語を介さずとも、英語のまま口に出すことができます。

けれど、少し内容が複雑になってくると、

私達は、一旦、母語である日本語で文章を考え、

それを英語に直すという方法を使います。

 

でも、日本語は世界の中でも、すごく特殊な言語ですから、

  • 発想そのものが、英語とはかみ合わない。
  • 外国人には何が言いたいのか?よくわからない。

と言うことが、しょっちゅう起こります。

 

たとえば、下記の画像は、

Anthony J. LEGGETT氏が日本の物理学者を対象に書いて下さった、

英語で論文を書く時の指南書のようなものです。

英会話ではありませんが、

できるだけ誤解がないように書くはずの物理の論文でさえも、

日本人的なものに支配されてしまうんだな。

と言うことが、よくわかるレポートになっています。

 

日本人の英語

1966年11月5日に発行された日本物理学会誌に掲載されたものの一部

 

このレポートが書かれた年代はかなり古いですが、

50年以上経った今でも、

「あるある!」と思えるところが、つらい・・・

 

※レポートはこちらから無料ダウンロードできます。

 

小学5、6年生にもわかるように話す

これを解決するために、

巷でよく言われるのが、

英語脳とか英語感覚を身につけよう!

ということです。

 

でも、それを身につけるには、

時間も努力も必要で、今すぐに!というわけにはいきません。

 

そこで、

今すぐできて!

しかも、意外に効果がある!のが、

日本語で考えた文章を、

小学5、6年生が聞いてもわかる日本語に変え

それを英語に直す方法です。

 

実は、中学生とスピーキング練習をしていると、

内容が、抽象的で具体性に欠ける。

ということが、よくあります。

 

確かに、中学生ぐらいになれば、

小学校の時とは違い、

抽象的な文章にも対応できないといけないので、

※将来、公の文書などを理解するためにも必要な能力です

ある意味、これは、

日本人としては、ちゃんと成長できている

ということではあります。

 

でも、それは、母語である日本語の場合の話であって、

英語、英会話となれば、話はまったく別です。

 

特に相手は、文化も国も違う外国人です。

その人たちに、できるだけ誤解のないように、

自分の言いたいことを伝えるためには、

シンプルで具体的であることが何より重要です。

 

そのための魔法の言葉が

「小学校5、6年生にもわかるように!」

なのです。

 

※もちろん、このことは、中学生に限らず、大人にも、あてはまります。

 

聞き取りができない

それでも、

会話というのは、

自分が話すばっかりでは成り立ちません。

相手が何を言っているのか?

ちゃんと、聞き取れてこそ!です。

 

聞き取れない理由を知る

そのためには、

日頃からのリスニング練習は必須ですが、

聞き流すだけではいけません。

ちゃんと、スクリプトの確認まで行いましょう。

 

と言うのは、

スクリプトを確認しておかないと、

「何故?聞き取れなかったのか?」

その理由がはっきりわかりません。

 

どうも、多くの人が、

日本人が英語を聞き取れないのは、

音のせいだ!

と思い込んでいるようですが、

そんなことはありません。

 

実際のところ、

英語が聞き取れない原因は、

1、単語の意味がわからない

2、ネイティブの音を知らない

3、文型が理解できていない

この3つのうちのどれかなのです。(ミックスの場合もある)

 

ですから、

もし、聞き取れない英文が出てきたら、

その原因を探るところから始めます。

 

原因を知って、対処する。

これこそ、スキルを伸ばす最短最良の方法です。

 



 

相手に合わせすぎる

昔から、日本人は「和」を尊びます。

これは、美徳の一つですが、

そこに、英語へのコンプレックスが加わってしまうと、

どうしても会話が「受け身」になりがちです。

 

そのため、

下手をすると、

YesやNoだけしか話していなかった・・・

なんてこともあるわけです。

 

これでは、

いつまで経っても、英会話は上達しませんし、

何より、相手はもちろん、

あなた自身も、楽しくありません。

 

話を引っ張るリーダーになる

そこで、ここは、先手必勝でいきましょう。←別に戦うわけじゃないけど

受け身というのは、

ラクそうに見えて、実は、意外に大変です。

 

なぜって、受け身でいるということは、

話題を相手にゆだねるということ。

その上で、会話も弾ませたい!と思ったら、

  • どんな話題でもついていける。
  • どんなことでも英語で話せる。

そういう自信がないと、できない力技なのです。

 

ましてや、相手は文化も国も違う外国人です。

視点も考え方も違うのですから、

「え?そこ、聞く?」

みたいなことは、しょっちゅう起こります。

 

そこで!!

そういった事態を避けるために、

一番、手っ取り早いのは、

あなた自身が話題を振ることです。

 

もし、それが無理なら、

せめて、質問する側に回りましょう。

 

質問をするということは、

相手に対しての興味を示すことにもなります。

常に受け身で、YesとかNoだけで答えているより、

相手に対して好印象を与えますので、

コミュニケーションも取りやすくなります。

 

要するに、

質問しながら、

相手を自分が得意な分野に引きずり込む・・・

いや、違った、

引き込んでいけばいいんです。

 

ほら。

日本語でもそうですが、

自分が得意な分野って、やたら饒舌になりますよね?

あの感じを英語でもやればいいんです。

 

英会話上達のコツ

おいで~、おいで~

 

日本の普通を教えよう

ただし、あなたの得意分野が、めちゃくちゃ「おたく」すぎて、

相手が乗ってこれない!場合もありますよね?

 

そういう時は、

日本の文化を話題にすると、

お互いに楽しめると思います。

異文化理解も進むしね。

 

あ。でも。

日本の文化と言ったって、

富士山信仰とか、能とか、俳句とか、

そんな「いかにも!」なものじゃなくて構いません。

Aゴトウ
少なくとも私は、日本語でも説明できません・・・

むしろ、日常的に自分達が当たり前に行っていること。

普通に見聞きしていることがいいんです。

たとえば、

お弁当はキャラ弁が楽しいとか、

小学生はランドセル背負ってるとか、

飲み屋では、みんな「社長」になるんだとか・・・。

日本ではこうなんだけど、あなたの国では?

みたいな感じで話を振るんですよ。

 

実際、こういう日常の普通のネタって、

英会話においては、鉄板です。

だって、「へぇ、そうなんだ!知らなかった!」

って絶対になるから。

 

私は、これを、アラスカから来た女性から学びました。

彼女ね、こう言ったんです。

日本に来て一番驚いたのは、

「電車の中でみんな寝てる!」こと。

「しかも、ちゃんと降りる駅で起きる!」ってね。

そこで、

「あなたたちは、電車で寝たりしないの?」

と聞いてみたら、

その女性の住んでいる場所には電車がなかった!

という衝撃の事実が判明したのでした。

 

当たり前を話そう

 

つまり、

自分にとっての当たり前、

日本人にとっての当たり前は、

ネタになる!ってことです。

 

特に、日本は世界の秘境、鎖国の国だもの。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

世の中には、

英会話教材も、英会話学校も、たっくさん存在しています。

でも、どんなに一生懸命学んでも、

自分が知っている単語、

自分が理解できている文法を使って、

なんとか自分の言いたいことを伝えようとする、

発想力、アイディア力、精神力がなければ、

なかなか、うまくはいきません。

 

特に、日本人は、英語を教科として捉えがちです。

何しろ、学校で、ずっと、そう教えられてきたのですから。

それを打開していこうと思ったら、今までとは異なる訓練が必要です。

 

上記に挙げた

  1. 小学校5、6年にもわかるように
  2. 聞き取れない理由を探る
  3. 話のリーダーになる

という3つの方法は、

英語力はブラッシュアップしながらも、

気楽に楽しく取り組める方法だと思います。

 

それに何より、

この3つの訓練を行っていると、

「英会話への恐怖心」が、少しずつ消え

「ま、なんとかなるんじゃない?」

と思えるようになります。

ぜひ、お試しくださいね。

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