子供の将来

中学生に英会話が必要な本当の理由とは?

先日、中学3年生を対象とした、初の英語の全国学力テストが行われました。

中身は?と言うと、

以前から、文科省が打ち出している目標どおり、

自分の考えを書いたり、話したりする発信力を重視するテストでした。

 

ここから、やっぱり、中学生には英会話が必要なんだ!!

と、英会話塾の門を叩きたくなる親御さんもいらっしゃるでしょうが、

今、大事なのは、

なぜ?中学生に英会話が必要なのか?

という点を、じっくり考えてみることの方です。

 

そうじゃないと、

英会話塾の餌食になるだけ・・・・

なんてことに、なるやもしれません。

 

中学生に英会話は必要なのか?

そもそも、中学生に英会話は必要なのでしょうか?

普通に考えれば、

世の中はグローバル化が進んでいくんだから、

英会話は必須のスキルだ!

ということになります。

 

でも、グローバル化、グローバル化と叫ばれている割には、

それほど、実感がないよね~。

というのが、本当のところではないでしょうか?

しかも、住んでいるところが、田舎なら、なおさらですよね。

 

それよりも、高校受験

そうなると、

新聞や雑誌が何を言おうとも!

中学生が一番、気になるのは高校受験なんです。

 

だから、

そこから、考えていくことにします。

 

中学生に英会話が必要な理由

 

進学校を選ぶ理由

まず、中学生の親御さんに共通している意識があります。

それは、

「あの高校は、低脳だから行かせたくない」

「あの高校は、進学校だから、行かせたい」

というものです。

 

その一番の理由は、

ほとんどの企業が、

「初任給を高卒より大卒の方を高く設定している」

ことにあります。

 

また、

給料がいい会社に入るためには、

いい大学を卒業している必要があり、

いい大学に入るためには、やっぱり、進学校よね!!

そう思うのは、自然の成り行きでしょう。

Aゴトウ
大学名だけで落とす企業もあるほどです。

 

なぜ?いい大学卒を選ぶのか?

でも、ちょっと待ってくださいね。

そもそも、

なぜ?企業は、いい大学卒を選びたがるのでしょうか?

 

ここを、掘り下げていくと、

実に面白いことがわかります。

 

私自身、小さくても会社を経営してきた身。

他の会社のコンサルも行ってきたので、

たくさんの経営者といろんな話をしてきました。

 

その中で、経営者たちが一番、声をそろえて言うことって、何だと思いますか?

 

それは、

「仕事ができる子が欲しい」

ということなんです。

 

仕事ができる子とは?

ところが。残念なことに!

採用する時には、

その子が、仕事ができるか?どうか?なんて、わかりません。

結局、判断材料って、卒業した大学しかないわけです。

 

でも、なぜ?難関大を卒業する子のほうを選ぶのでしょうか?

 

それはね。

難しい勉強に取り組んだ姿勢!を評価するからなんです。

 

難しい勉強に取り組むには、

ぼんやり受身でいるだけでは、ダメで、

積極的に自分から、学びにいったはずだ!

そして、その姿勢があれば、

仕事にも同じように取り組むはずだし、

それが、「仕事ができる」につながるはずだ。

 

経営者は、そう考えるわけです。

ところが、最近、

それは、どうも、違うんじゃないか・・・?

ということが起きはじめました。

 

つまり。

難関大卒であっても、

仕事ができないヤツが、急増しているぞ・・・

みたいなことです。

 

中学生に英会話が必要な理由

 

進学塾がすごすぎた

これは、

進学塾が驚異的に発展してきた、ということと無関係ではありません。

 

難関大突破は、大きな需要がある!

そう見込んだ進学塾は、

徹底して難関大に合格させちゃうテクニックを追及したわけです。

 

そのおかげで、

進学塾に通えば、

本人に学ぶことへの積極性やハングリー精神がなくても

合格できるようになってきたんですね。

 

日本企業の失墜

そして、

なかなか実感はしにくいかもしれませんが、

グローバル社会は、今なお、どんどん進み続けており、

日本の企業は今、過酷な競争に直面しています。

 

それが一番よくわかるのが、

世界のトップを走ってきた日本の大企業の失墜です。

今や、世界はGAFAと呼ばれる4社の独壇場となっています。

 

これを、なんとか、ひっくり返したい!

あの、黄金の日本をもう一度取り戻したい!

Aゴトウ
企業の業績は、日本国にとっても大問題です。

 

教育改革の意味

そこに、教育改革の意味があります。

 

まず、

大学受験をもっと、

積極性が問われる試験に変えちゃえば、いいんじゃね?

と誰かが言いました。

 

その積極性を問うためには、

小中高も変える必要あるんじゃね?

と誰かが言いました。

 

グローバル化には、

英会話が必須じゃね?

と誰かが言いました。

 

それに!

英会話って何より、積極性が求められんジャン!

と他の人が付け加えました。

 

まとめ

さて、いかがでしょう?

最後の部分は、私が作った御伽噺ですが、

まぁ、そんな想いが教育改革の底に流れていることは、

間違いないでしょう。

 

誰もがイメージするように、

グローバル化=英会話

という図式は、短絡的ではあるものの、

方向性としては、間違ってはいません。

 

でも、

そのイメージの先にある本当の意味を理解すれば、

今以上に、もっと、良い結果を得られるのは、間違いないでしょう。

ぜひ、親子で深く考えてみて欲しいと思います。

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