小学校で英語とプログラミングの授業が始まる!!
ということで、
日本中が湧きたっております。
英語だ!
いや、
プログラミングだ!
いや、
英語でプログラミングを学ぶんだ!
などなど。
でも、それは、どうも現実が見えていないんじゃないか?
と思うわけです。
その理由と共に、優先的にやるべきことは何か?
ここをお話ししたいと思います。
目次
スマホの時代だからこそ
今は、まさに、スマホ時代。
小学生でも、2人に1人が持っているのだそうです。
スマホ、確かに便利ですよね?
いつでも、どこでも、簡単にネットが使えて、
ゲーム、ショッピング、音楽鑑賞、写真撮影、などなど、
ありとあらゆることが、できちゃいますから。
でも、あまりに便利になりすぎたがために、
昔と比べ、パソコンができない子(若者)が急増しているのです。
プログラミングにパソコンは必須
言うまでもないことですが、
プログラミングにおいては、パソコンは必須の道具です。
にもかかわらず、パソコンが使えない。
というのは、かなり、致命的と言っても過言ではありません。
何より重要なブラインドタッチ
ちなみに、
パソコンが使えない=パソコンに慣れていないだけ
と軽く考えてはいけません。
確かに、基本的なパソコン操作に関しては、
触っている間に、次第に慣れてはきます。
でも、
プログラミングにおいては、
ブラインドタッチで英字をサクサク入力できないと、
話になりません。
つまり、
英字のタイピング練習は、何をおいても必須なのです。
![](https://eigoto.net/wp-content/uploads/2019/06/Agoto.png)
次に大事なのが、英語のスペル
さらに、ご存知だと思いますが、
プログラミングのコードはすべて英語になりますので、
そのスペルを間違えずに、早く打てることも、
非常に重要なスキルです。
ですから、できれば、英語はできないよりも、できた方がいいんです。
いちいち、スペルを確認しながら打っていたんでは、
プログラミング自体のスピードも落ちてしまいます。
いつから、何を始めるのが効果的か?
以上、プログラミングの「プ」の字にもなっていない、
必要最低限のスキルについては、おわかりいただけたと思います。
そこで、次は、一体、いつから、何を始めるのが効果的なのか?
という点について、お話ししたいと思います。
小学生でやるべきことは?
まず、小学生のうちは、
とにもかくにも、タイピング練習を行いましょう。
パソコンは、もちろん、ローマ字入力にしておいて、
英語とローマ字の両方を練習するようにしましょう。
「英語はわかるけど、なぜ?ローマ字まで?」
その理由は、
プログラミングのコードは、英語でも、
覚書は「日本語」で書くからです。
ココに注意
コードがズラズラ続いてしまうと、プログラムした本人すら、パッと見ただけでは、わけがわからなくなります。
そこで、覚書をコードの前に書いておくようにするんですね。(いわば、見出しのようなものです)
そして、その見出しは、もちろん!母語の日本語で書きます。
中学生でやるべきことは?
正直、ブラインドタッチさえできるようになったら、
パソコンは、どんどん使いこなせます。
わからないことは、グーグルで検索すればいいわけだし、
自分なりに、興味のあることを、広げていけばいいだけです。
ただ。先ほどもお話ししたように、
英語は、できないより、できた方が、プログラミングにおいては得をします。
一つは、スペリングの問題。
そして、もう一つは、得られる情報の量が、日本語と英語とでは大きく違うということです。
とは言え、
中学生の間は、
- プログラミング用語に慣れる。
- 英語のスペリングに慣れる。
- 英語を読む基礎を身に着ける。
この3つを目標にすれば良いと思います。
同時進行すべきことは?
ただし、しつこいようですが、
上記のことは、
プログラミングの「プ」の字にもなっていないパソコン操作の基礎の基礎です。
ですから、本気で「プログラミング」を考えるならば、
プログラミングの「プ」も、同時に学んでいきましょう。
今は、無料で使えるサイトがたくさんありますので、
ぜひ、どんどん、利用していきましょう。
下記に、実際に、私が試してみたサイトを挙げておきます。(子供向けです)
男の子が好きそうな格闘ゲームでプログラミングを学ぶサイト「CodeCombat」
簡単な課題をクリアーしつつ、プログラミング感覚を養うサイト「Hour of Code」
文字で書かれたブロックをゲーム感覚で積み上げていき基礎を学ぶサイト「Scratch」
ちなみに、親御さん自身、多少なりともプログラミングのこと、知っておきたいな。
そう思われるなら、下記の本がおススメです。
まとめ
オバマ前大統領がスピーチで訴えたように、
今後、プログラミングができる人材が不足する!
のは、目に見えて明らかです。
そのため、日本でも、小学校のプログラミング学習が始まるわけですが、
基礎中の基礎であるパソコンのスキルは、家庭任せになっていて、
意外な盲点になっています。
実は、うちの娘は、商業高校へ行ったので、
プログラミング1級の資格を持っていますが、
そんな学校ですら、ブラインドタッチができない子が、半数以上いたのです。
当たり前のことですが、
ただ、ブラインドタッチができるか?できないか?
これだけで、学習にも差が出るんです。
これは、中学入学時に、アルファベットが書けるか?書けないか?
で、英語学習に差が出る。
というのと、同じです。
試しに、プログラミングやってみれば、わかります。
- ブラインドタッチできない。
- 英語のスペルがわからない。
ってなると、それだけで、もう、
やる気のエネルギー、使い果たしてしまいますから。
ぜひ、今のうちに、準備万端、しておきましょうね。