グローバル化=英会話
イメージ的に、こう思っている親御さんは多いと思います。
でも、正直、
この図式に縛られてしまうと、
本質を見失います。
そこで、今回は、グローバル化の課題とは何か?
グローバル時代に生きる子供達に、何を与えるべきか?
そんな、話をしようと思います。
グローバル化の課題とは?
英語教育改革なんてものが、始まっているので、
どうしても、英会話にスポットが当たるのは、仕方ないのですが、
でも、一番、大きな問題はそこじゃないんですね。
文科省のページを見ても明らかなように、
グローバル時代の日本の課題は、
- 新たなイノベーションモデルへの対応の遅れ
- 新たな産業における不振
- 国際競争力の低下
この3つです。
ところが、
子を持つ親御さんの中で、
この3つの課題に関心を示し、
自分の子供の教育について考えている人が、
一体、どれだけいるものでしょうか?
家庭にどんな影響が?
おそらく、多くの親御さんが、
日本の今の3つの課題について、深く考えたこともないはずです。
実際、誰もが、ニュース等で、
日本の国際競争力が落ちてきている。
そのことは、承知しています。
でも、多くの人が、
「我が家には、全然、関係がない」
「だって、TOYOTA系列で働いているわけじゃないし」
そんな感覚なのだと思います。
でも、実際は、そうじゃないんです。
下記は、文科省の文言を要約したものです。
- 国際競争力とは、国全体としての経済の大きさではなく、1人当たりの生産性(例えば1人当たりGDP)と考えられる。
- 少子化や自国市場の縮小などが進むと見込まれる我が国において、我が国が生産性を向上させるためには、技術革新を含むイノベーション等を図っていく他に道がなく、国を挙げて科学技術・イノベーションを推進することが不可欠である。
要するに、
- 国際競争力の低下=廻りまわって、私達自身の生活レベルにまで、直結するものだ!
- これからは、イノベーションを推進できる人材が必要だ!
って、言ってるんです。
そういう教育していますか?
いつも、感じることなのですが、
文科省が語ることって、すごく「良さげ」なんですね。
唯一、欠点があるとすれば、
それが、実現できないところでしょうか・・・。
だからこそ。
学校だけに頼りきることなく、
自分の子はあなたが責任をもって、
未来に向けた教育を与える必要があるんです。
自分で考えること
とは言っても、
難しく考える必要はありません。
今の技術革新のスピードと飛躍を考えれば、
未来の予測はしきれるものではありません。
ただ、
そういう中だからこそ、
子供達には、
- 自分で考えること。
- 自分の物差しを作ること。
この二つを、ちゃんと与えてあげましょう。
それだけあれば、
子供は、自分から未来を生き抜いてくれます。
まとめ
今、子供の哲学教室が盛況なのだそうです。
哲学なんて、何の役にも立たない!
そう思われてきた学問が、
AIの出現によって、そのイメージを180度変えていまいました。
こんな変革が、おそらく、これからも、
いろんな場面で、数え切れないほど起きてくるのは、
間違いないでしょう。
今の枠に囚われて、
いや、過去の枠に囚われていては、
子供の未来を狭めることにもなりかねません。
まずは、親自身が、勉強しなければ。
その背中を見て、子供は育ちます。