さて、今回は、未来を表したい時、英語ではどうするか?について学びましょう。
中学生としては、とりあえず、
- will
- be going to
この二つを理解しておきましょう。
willとbe going toは、どこに配置する?
未来を表したい時に使う単語がwillとbe going toです。
日本語では(というか学校英語では)「~でしょう。」「~するつもりです。」みたいに訳すことが多いです。
そして、まず。
このwillとbe going toは、助動詞(助動詞っぽいもの)の仲間だ!と覚えておきましょう。
ココがポイント
ちなみに、助動詞とは、動詞を助ける=新しいニュアンスを付け足すものです。
たとえば、中1で習った助動詞には、canがありました。
I play the piano.ではなく、I can play the piano.と言うと、私はピアノを弾くことができる(能力がある)というニュアンスが加わります。
同じように、willとbe going toも、これを使うことで、文のニュアンスが変わり、未来を表すことができるようになります。
つまり。
willも、be going toも、配置の仕方はcanと同じで、動詞の前(要するに、主語の後ろ)になります。
そして、もう一つ。
これもcanと同じで、willとbe going toの後に来るのは、必ず、動詞の原形です。
willのニュアンスは何?
さて、未来を表すために付けくわえるwillとbe going toですが、
わざわざ、種類が2つあるのは、
それぞれ付け足されるニュアンスが、微妙に異なるからです。
そこで、まず。
willについてのニュアンスです。
willのニュアンスは、
- 意志(パッと生まれる場合アリ)
- (確信がある)予測
です。
これはもう、英文を読んだ方がわかりやすいと思います。
たとえば、
Don't worry. I will drive you home.
心配しないで。家まで車で送ってあげるよ。
ね?
「私」の意思が、パッと生まれた瞬間です。
それから、
It will rain tomorrow,so take an umbrella with you.
明日は雨だから、傘を持っていきなさいよ。
という英文では、
明日は雨が降るって確信がちゃんとあるんです。
さらに詳しく
ちなみに、雨が降るか?どうか?確信はないって時には、そのニュアンスを出すために助動詞のmayを使います。
be going toのニュアンスは何?
一方、be going toの場合は、
- 何かが起こりそうな兆候があって、そこから予測した
- 前から予定をしていたことや、心づもりしていることを表現する
時に使います。
こちらも、英文を見るとわかりやすいです。
たとえば、
The sky is clouded over. It's going to rain.
空がすっかり曇ってるよ。雨になりそうだね。
I don't like this pen. I'm going to buy a new one.
このペン好きじゃないんだ。新しいのを買うつもりだよ。
ちなみに、原因は目に見えなくてもOKです。
I'm going to give up smoking.
タバコをやめるつもりなんだ。
この文章だけだと、正直、この人に何があったか?はわかりません。
でも。
タバコをやめようと思い立った「原因が何か?あった」はず。
そこから、「タバコを止めるという結果」に向かって、進んでいる最中なんだから、
be going toを使うのがピッタリです。
まとめ
今回は、未来形のwillとbe going toについて、お話しました。
中学校では、いまだに、
このwillとbe going toを同じもののように見なして、書き換え問題などを出すようです。
確かに、
He is going to get better.
と
He will get better.
この二つの英文を、文法的に正しいか?どうか?という視点で、書き換えることは可能です。
でも、
それって、英語は言葉である。
という基本の「き」から、はずれてしまってますよね?